目立つクルマといっても多様である。
竹槍出っ歯はさすがに見かけなくなってきたが、ああしたものは塗色や装飾によるもので、特に後者によるこけおどしの類だろう。
痛車は、当幕張地区でも希に見かけるようになってきたが、あれもクルマをキャンバスにした行為でクルマそのものはそれほど重視されていない。
クルマとして目立つとはどういうことだろう。
1 大きいクルマは目立つ。
2 スーパーカーは目立つ。
3 デザインの優れたクルマは目立つ。
4 珍しい色や奇をてらった色のクルマは目立つ。
5 珍しい・古いクルマは目立つ。
6 外車は目立つ。
7 すごみを感じるクルマは目立つ(アメ車系)。
こんなところか。
私は多くの車に乗った経験があるわけではない。あくまで外からの考察が主体なのでそれは含んでおいて頂きたいが。
数少ない経験では、SVXとベンツを挙げざるを得ない。
SVXで高速を走っていると、ベンツやBMWなどの外車とランデブー走行になることが多い。こちらがゆったり走っていてもそれに合わせて走り始めるクルマが時々いる。先日は「外」ナンバーのベンツのオープンのドライバーが、追い抜きながらこちらを振り返って見て、ランデブー走行となった
借り物のベンツで一般道を走っていたら、他のクルマが車間を開ける傾向が感じられた。これは事故などを恐れてのことだろうが、存在感があると言うことだろう。ベンツマークのご威光かも知れないが。
SVXは、上に上げた3と5にあてはまるが、ワイド&ローで1にも感じられるし、ブライトグリーンメタリックは4にもあてはまるかも知れない。ベンツはシルバーの丸目初期型セダンでデザイン的にもサイズ的にも特別なところがない。6にあてはまるぐらいか。
デザインの優れたクルマは走っていても美しい。これはイタリア車によくあてはまるように感じる。小さなクーペフィアットやバルケッタ、アルファロメオ 147等が意外なぐらい目を引く。ピアッツァも走る姿は美しい。これらも目立っていると言っていいだろう。3,5,(6)あたりか。
一般にBMWやベンツなども目立つが、デザイン的に優れているのは最近のベンツCSLやそれに影響を受けたセダンで、個人的にはその他はあまり美しさを感じず好きではない。1,6だろう。
ジャガーもよく目立つ。1,3,5,6あたりか。
先日の410ブルーバードは小さいし美しいクルマでもない。茶色で目立たないが、珍しいだけで目立つ。5だろう。
結局「見慣れない形と色」があればめだつのであり、「形や色が美しい」ことが好ましい要素と言えるだろう。
我がイエローピアッツァはどうだろう。黄色は、目立つが使いこなすのが難しい色だ。スズキやトヨタの蛍光のような黄色と違い多少は落ち着いた色とはいえ目立つことには変わりない。ピアッツァのデザインを活かすには明るい色がよいが、色に負けては仕方がない。さて。
Posted at 2009/07/29 07:50:54 | |
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デザイン | クルマ