勤務校は5類化以降も原則マスクで、東京都内の多くの学校が学級閉鎖・学校閉鎖になる中欠席者が少ない状態を保っていた。
しかしながら、エアコンを使う事が増える季節となり、また旅行に行ったりもしたので、生徒の体調不良も増えてきたようだ。旅行直後半数が欠席のクラスもあったし、今日もあるクラスだけだが1/3が欠席していた。
一方で、教員の意識もどんどん低下していて、
・5類化したからもうコロナは大丈夫
・エアコンをするから窓を閉めろ
などと平気で言う教員がいる。
世間ではノーマスクがかなり増え、電車内をみると、通勤時間帯は3〜4割ノーマスク、平日日中は7割ノーマスク、休日は8割ノーマスクといった感じになっている。感染症の感染リスクは大変高くなっている。
その上、そこら中でゲホゲホしていて、鼻水が止まらないとか、のどの痛み、発熱など体調不良を訴える人だらけだ。
もはやまともにCOVID-19の検査をしていないので、不顕性だと誰が陽性かも全く分からない。そんな状況下で感染者はどんどん増えつつある。
公的な発表は定点観測で週一度のみになってしまったが、モデルナ社が電子カルテから発表している日々のデータ、一部の自治体の下水サーベイランス等のデータがあるので日々の感染状況はある程度つかめている。
沖縄は過去最悪の感染状況であるし、各地ごとの差異はあるが、5類化を起点に9波目が明確に立ち上がってきている。
***
先日生徒には新型コロナの概要と現況を講義したが、オミクロン株での問題はおおむね以下と言える。
・免疫回避能が高く、ワクチンが感染予防にほぼ役立たない。
・無数の変異株が存在し、次々に入れ替わっている。
・初期のオミクロン株用のワクチンは現在のXBB株にはほぼ無効。秋から予定しているXBB1系統のワクチンでは既に移り変わりつつある次の主要変異株に対応できないし、そもそも移り変わりを早めることになる。
・重症肺炎は起こりにくいが、軽症、中等症からの死亡が多く、もはや重症肺炎を本態としない全身性の血管、神経系障害を起こし、免疫低下を引き起こすものに変化している。
・不顕性であってもLongCOVIDが現れる。感染者の1〜2割に発症。2〜3年経過しても改善していない人も少なくなく、寝たきり生活の人も。
免疫回避と免疫低下で短期間に感染を繰り返しやすい。このことがリスクを高めている。
今日流れてきたツイートを転載する。
感染を繰り返すごとにあらゆるリスクが高まっている。
ここにはないが、男性の造精能力や精子の運動能力の低下も随分前から指摘されている。
免疫低下が他の感染症への感染リスクを高めていて、5類化以降ノーマスクや手指消毒などの感染対策が緩んだために感染症が非常に増えている。これは先行してノーマスクに移行していた海外で観察されていたことと同様の経過である。
特に、発症しにくいことから感染させ放題になっていた子供にヘルパンギーナなどの感染症が大幅増加しており、小児科が逼迫している。
まもなく夏休みに入り、学校を通じた感染拡大のリスクは低くなるが、感染対策がほとんど採られなくなっている中で人が動き、換気状況の悪い室内にとどまることでCOVID-19ほか感染状況が更に悪化する可能性が充分ある。
日本では検査を忌避し医療体制の充実化も不十分。検査→隔離→医療へつなげる体制が全く不十分で、しかも統計も壊滅している。
医療崩壊は必至なので、脳梗塞や心筋梗塞のような秒を争うものではもはや救命困難になる可能性が高い。
***
たとえば集団免疫を目指した一部の国で、9割が感染経験があるにも関わらず、これからも感染を繰り返すのは間違いない。
そうした国の人々はLongCOVIDで生産性が低下したり医療負担の増加が起きるだけでなく、出生数への影響すら出てくるかもしれない。これらは国力の低下につながる。
日本はまだ4割程度しか感染しておらず、現在の体制ではこれから多くの死者を積み重ねていくことになるが、それでも感染は繰り返す。集団免疫は望めない。
某ネズミーランドがある県の知事は、子供たちを意図的に感染させ、集団免疫を目指していることをツイッターを通じて公言した。この知事はこれまでも自分では科学的と言いながら全く非科学的な感染対策に関わる言動をしてきていたが、ここまで明確に集団免疫という幻想を政策にとり込んでいることを明言したのは全国でも初めてだ。
この県では教員からマスクを剥ぎ取り、積極的に感染症を増加させている状況にある。
この県でなくとも、全国的に学校における奪マスクが進められ、学校をブースターとした感染拡大状況が強化されてしまっている。
ただでさえ貧困化が進行し、戦争影響と円安で物価が高騰し、さらに増税が繰り返され、一方で感染症対策が不十分どころか感染拡大を放置しているに近い状況では、国力に深刻なダメージを与えることになるだろう。
それらの影響によりさらなる少子化が進行することを考えると、もうこの国は立ちゆかない可能性が高い。
今から米国傀儡カルト政権をすげ替えたところで、もう回復は困難だろう。
コロナ禍の影響を考えると恐らく相対的にアジアは力を増すかもしれないが、長期低迷衰退国日本はその流れには乗れない。
Posted at 2023/07/15 21:00:20 | |
トラックバック(0) |
医学・医療 | 日記
2022年07月28日
ツイッターで流れてきて「へー」となったのが、耳たぶにしわがあると狭心症の可能性があるという話。
冠状動脈疾患の診断のための斜めの耳たぶのしわ(フランク徴候):診断テストの精度研究の系統的レビュー
Diagonal Earlobe Crease (Frank’s Sign) for Diagnosis of Coronary Artery Disease: A Systematic Review of Diagnostic Test Accuracy Studies
by Krzysztof Więckowski 1,*ORCID,Tomasz Gallina 1,Andrzej Surdacki 2ORCID andBernadeta Chyrchel 2
https://www.mdpi.com/2077-0383/10/13/2799
こんなしわだそうだ。
知らなかったなあ。循環器科では有名な話だそうだ。
Posted at 2022/07/28 19:10:56 | |
トラックバック(0) |
医学・医療 | 日記
2022年07月17日
左右の目の回旋斜視によって二重に見えるサギングアイシンドロームの投稿をしたのが今年の二月。実はこの症状があり、かなり気になる状態が続いていた。
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/45851006/
ふと気付くと、回旋斜視が改善している。二重に見える状態がかなり解消しているのだ。
老化による症状だとのことだったが、太ったり痩せたりの影響もあるのだろう。
取りあえず良かった。
年齢も年齢で、また症状が現れるかも知れないので安心はできないが。
とは言え、春からの生活の中での足の負担はかなりのもので、膝や足の腱の痛みはかなりひどいので、どこか問題があることには変わりないが。
Posted at 2022/07/17 01:17:37 | |
トラックバック(0) |
医学・医療 | 日記
2022年04月05日
私の話ではない。
私の母は80を越えて、高齢故の問題を感じることが多くなってきた。
物忘れは日常生活の上でいろいろなトラブルになるし、同じことを何度も答えるのもしんどい。この所髪の毛が抜けると気にしている、
この物忘れであるとか認知症とかは、実は閉経後の女性ホルモンの減少が関係しているそうだ。確かに65歳以上での調査では女性に認知症が多い。不思議なことそれ以前の軽度認知症(MCI)は男性に多く、女性ホルモン量の変化が大きな女性のほうが記憶力への影響が大きくあらわれるようにもみえる。
⇒
認知症予備軍・軽度認知障害(MCI)早期スクリーニングテストを使った自主調査を実施「軽度認知障害(MCI)の疑いあり」と「認知症の罹患者」の調査結果の男女比に違い
https://3h-ms.co.jp/archives/news/1384
そもそも、記憶力については女性ホルモンの影響が大きいらしい。記憶力は女性の方が高いという。ものの配置や記念日などの記憶は女性はよく保持しているとよく言われるが、女学生の成績のよさも論理力よりも記憶力に依るところが高いようにも見受けられる。
記憶力に女性ホルモンの影響が大きいために、それが失われると記憶力が大きく失われやすいと言うことのようだ。
男性は元々女性ホルモンが女性より少ないが、男性ホルモンから作られている。男性では男性ホルモンの量の低下は女性の女性ホルモンほどではないので、影響が急には現れにくいようだ。
話を戻して母親については閉経後かなり経過して安定しているとは言えるが、女性ホルモンの低下は続いているのでそれ故の問題が多くなっている可能性が高い。
更年期にはよく女性ホルモン補充療法が行われるが、現状の記憶力の低下等にもためしてみる価値はありそうだ。
飲み薬、皮膚に貼るパッチ、注射薬、塗り薬などがあるが、肝臓に影響が少ない塗り薬が最も手軽で副作用が少ないと考えられる。
個人輸入で入手しやすいオエストロジェルという塗り薬が有名で、個人ではよく用いられている。
オエストロジェルについて
エストロゲン不足による更年期障害を改善する経皮吸収型のホルモン補充剤です
肩や腕に塗布することで更年期障害を改善する薬です
生理活性の強いエストラジオールを有効成分としています
クリームタイプのため錠剤が苦手の方にも安心です
オエストロジェルはエストラジオールを有効成分とする更年期障害を改善するクリームタイプの医薬品です。女性は年齢を重ねるとこで卵巣機能の低下や閉経などにより女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減少します。体内のエストロゲン濃度が低下してホルモンバランスが崩れると頭痛・のぼせ・肩こりといった症状が現れ始めます。オエストロジェルを肩や手首等に塗ることでエストロゲンを皮膚から吸収することができるため、これらの症状を改善することができます。
そのため、手軽に更年期障害対策を行いたい方に適した薬となっています。
オエストロジェルの特徴
塗るだけで女性ホルモンを補充できる
オエストロジェルはクリームタイプの医薬品で、塗るだけで女性ホルモンを補充できるため飲み薬や錠剤が苦手という方にも適しています。さらに、塗り薬なので、毎日少しずつ塗ることで血中濃度を高すぎない程度に女性ホルモンを補充することができるため、症状の程度によって塗る量を調整することで幅広い症状に対応できるメリットがあります。
女性ホルモンであるエストロゲンの役割について
ホルモンバランスを整え更年期の症状を改善
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(卵体ホルモン)の2つがあり、これらのホルモンは生理周期とともに交互に分泌されて心身の健康を保っています。このうち、エストロゲンには卵胞を成熟させたり子宮内膜を厚くする役割だけでなく、自律神経を活発にして体調や気持ちを安定させる、肌に潤いやハリを出す、骨にカルシウムを蓄えるなどの働きがあります。しかし、更年期(閉経前後の数年間)になるとエストロゲンが急激に減少し、ホルモンバランスが乱れます。ホルモンバランスが乱れると自律神経の調整が乱れて身体のほてり、のぼせ、冷えなど体にさまざまな不調が現れます。これらの不調によって仕事や家事に支障をきたしてしまうほどの重い症状を更年期障害と言います。
これらの症状に対してオエストロジェルを肩や腕にを塗ることによって皮膚からエストロゲンを吸収することができるため、ホルモンバランスを整え更年期障害による不調を改善することができます。
有効成分であるエストラジオールの詳細
分泌量が減少することにより更年期障害を引き起こしてしまうエストロゲンはエストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類のホルモンから構成されています。この3種類の中でもエストラジオールは最も強い卵胞ホルモン作用を持つ物質です。その活性の強さははエストロンの2倍、エストリオールの10倍という強力な活性を有しています。一方でエストラジオールは一般的に女性ホルモン剤やピルなどに使用されている成分で、安全性の高いホルモンであるという特徴もあります。
オエストロジェルの有効成分はこの活性が最も強いエストラジオールであるため、少量を皮膚から吸収することで乱れてしまったホルモンバランスを整えることができます。その効果により、特にのぼせや発汗など血管運動神経症状の改善に高い効果を発揮します。
オエストロジェルの効果
効果・効能
更年期障害、月経不順、骨粗しょう症
卵胞ホルモンを補給し、更年期障害の症状を緩和します。
オエストロジェルを塗ることでエストロゲンを補充して更年期障害に伴うホットフラッシュや発汗、頭痛、肩こり、不眠、集中力の低下などの症状を改善することができます。また、女性ホルモンを補う医薬品なので、更年期障害の改善だけでなく、皮脂の分泌量低下によるニキビ減少、皮膚の水分量増加による肌質改善、乳腺の発達によるバストアップ、骨密度を向上させることによる骨粗鬆症予防、男性ホルモン抑制によるムダ毛減少などの様々な健康効果や美容効果も期待できます。
オエストロジェルの服用方法
1回の用量
適量
1日の服用回数
1回まで
用量、用法を守り、塗る箇所に注意してください
1日1回、ジェルを適量手に取って塗布します。塗る時間を決めておくと塗り忘れを防ぐことができます。塗る場所は肩から手首までの間で、それ以外の部位の塗布は厳禁です。塗布後、手を洗い塗布部分を他の人に触られないようにする必要があります。
オエストロジェルの有効成分について
経皮吸収することで血中濃度を維持して症状を改善します
オエストロジェルの有効成分であるエストラジオールは女性の二次性徴に働き、卵巣機能調節、卵胞発育、子宮内膜増殖などの作用を持っています。エストロゲンの中でも生理活性が最も強いため、腕や肩に少量を塗布することで皮膚を通して吸収されることにより、血中濃度を持続的に維持してエストロゲン低下によって起こる症状である更年期障害の治療に使用することができます。
薬ストア オエストロジェル
https://kusuristore.shop/detail.php?pid=498
参考
認知症診断は男女別の基準が必要
2019年11月11日 公開 Medical Tribune
https://medical-tribune.co.jp/kenko100/articles/191111529655/
Posted at 2022/04/05 11:15:15 | |
トラックバック(0) |
医学・医療 | 日記