いろいろあってなかなか進まない。
先日から取り外したタイミングカバーを洗剤につけたり洗ったりしているのだが、なかなか泥油汚れが落としきれない。
パーツクリーナーも併用しながらなんとか表だけでもそこそこきれいになったので、乾かしてから半ツヤ黒で塗装した。
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今日は、ストレートで買ったオイルシールプーラーを試した。
カムシャフト、クランクシャフトとも比較的すんなり抜くことができた。
しかし、オイルポンプは、シールする軸がプーリー側についているためにプーリーを外した状態では、購入したプーラーだと位置が決まらない。オイルシールの金属部分に引っ掛けることができず、ゴムが破壊されるだけでシールを抜けないのだ。
別のタイプのプーラーでないとうまく抜けないようだ。
マイナスドライバーではうまく力がかけられないし、折れそうなぐらいしなる。困った。
またSSTを買ってこようかと持ったが、スパナの17mmを使って引っかけ、てこの要領でようやく抜くことができた。余計なお金を使わずにすんだ。いや、今後のためにはもっておいた方がいいのかもしれないけれど。
↑こんなのとか
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清掃した後オイルシールの打ち込みだが、カムシャフトは外すときのすったもんだで少し軸に傷がついてしまった。たが、シールが当たる部分ではないのでそのまま打ち込んだ。
オイルポンプは軽くたたいただけでいきなり予定より奥に。しかも斜めっている。
この状態で逆側をたたいてもいまいちうまくうちこめず、水平に直すのは難しそうなので、いったんオイルポンプを外すことにした。
オイルがでろっと出るかと思ったらそんなことはなく、だったら最初から外せばよかった。オイルポンプ自体はプーリーをつけたままでも外せる様になっているらしい。
外せば簡単にプーリーも抜ける。ギヤプーラーも買わなくてすんだ。いや、持っていてもどこかで役立つとは思うが。
もとより少し奥の位置になってしまったが、正規の位置はシャフトが少し摩耗していたのでずらす方が正解なようだ。
内部は汚れはあるものの特に異常な摩耗もないので、清掃後Oリングだけをガスケットキットのものに付け替えて戻した。
手持ちの新品に付け替えてもよかったのだけれど。
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クランクシャフトのオイルシールも打ち込んだが、これが堅い。
塩ビパイプを当てものにしてたたいているのだが、うまく入らない。
塩ビパイプを切って、その上にクランクギヤをはめてクランクプーリー固定ボルトで押し込んで行くとうまい具合に入っていった。
しかし、まだ縁が横から見えている状態で止まってしまった。通常は面一だ。
追記:
ピアッツァの4ZC1の場合は少し飛び出るのが正常らしい。
追記ここまで
もう少し押してみるが動かない。もう少し閉め込んでみると、なんとオイルシールの外周が動かないまま内側だけが少し押されて奥側に入ってしまった。
これでもシールは効いていると思うが、例のアメリカ製の今ひとつなオイルシールだし、予備もあるので打ち直そうかと思う。どうせオイルシールは安いし。
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オイルポンププーリーを取り付け、テンションプーリーを取り付け、カムシャフト部のバックプレートを取り付けたところで問題発生。
バックプレート同士を接続するボルトを回していくと、いつまでたっても重くならない。
プレートに溶接されているねじか、ボルト側のねじ山をなめている様子。もしかして、アルミのボルトとか使ってる? と思うぐらい、ほとんどトルクをかけていないままねじ山をなめてしまったらしい。
アルミでできているヘッドへのボルトの締め込みはかなり慎重にしたが、まさかこんなところでねじ山がつぶれるとは。そういえば、なぜかねじ山がつぶれているボルトもあったな。
リビルトエンジンだけに、組み直したときにトルクをかけ過ぎたとかあるかもしれない(ねじ山修正のヘリサートが入っているところもあるぐらいだし)。
逆に回しても抜けてこない。かといってこのまま組んでしまって、ボルトが脱落したら、ベルトに絡んでエンジンが壊れる。
なんとかがんばってボルトをぬくか、オイルポンププーリーやテンションプーリーをもういちどばらして、バックプレートを全部外して問題箇所の対処をし、組み直すしかなさそう。
問題のボルト部分は、プレート側のねじ山がつぶれているようなら、場合によってはボルトなしという選択も有りかもしれない。
追記:
同じサイズの異なるボルトを入れてしまった可能性がある。
追記ここまで。
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というわけで、なかなか作業が進まない。
来週は冷却水を抜いて、ウォーターポンプの交換をし、何とかベルトを掛けるところまでこぎ着けたい。
Posted at 2015/09/27 19:54:05 | |
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