引きずりが出てしまった右フロントは錆が出ているのでOHをせねばならない。前回はフロントのみを自分でやったが、キャリパーを車両につけたままのなんちゃってOHであったこともあって、今回は前後を、ブレーキライン総取っ替えしつつキャリパーの塗装までやってみようと考えている。
幸い、サイコロ師匠がキャリパーを一台分お持ちで、今回貸していただける(今ついているのをお返しするわけだ)とのことで、いま、それをいじり始めたところだ。
サイコロ師匠のところにくる前の持ち主が屋外保管だったこともあって、結構汚い。一応ピストンが動くことを確認していただいているとのこと。
ピストンを抜くには、ピストンプライヤーがあればよいが、残念ながら手持ちのものではフロントの内径に合わない。整備書にあるように、一般的にはエアを吹き込んで圧力をかけて出す。車両についていればブレーキを踏んでやればいいのだが、キャリパー単体ではエアで出すしかない。
ネットを検索すると自転車用のポンプでやった猛者もいるようだ。
幸いうちにはエアブラシ用のコンプレッサーがあるので、これをつかう。
圧力調整用の減圧弁を通した状態ではフロントの一つだけが抜けた。コンプレッサー直接でリア二つ。ところがフロントの一つがなかなか抜けない。
ゴムブーツを外し、5-5-6を吹き込んで、それでもだめ。ピストン戻しで戻すと、とても堅い。もう一度エアを入れるがダメ。ツールでぐっと押し込んでやると急に動き出す。かなり固着している様子。この状態で再度エアを入れると「ぱこっ!」ととびだしてきた。
ピストンを見ると、状態はそれぞれ。抜けにくいものはやはり錆が出ていた。写真は最低限汚れを拭き取ったもの。
錆のあるところは耐水ペーパーを併用しながら金属ピカールで磨いてみた。磨く前のもう一つのピストンと比較。
4つ磨いたあとの写真は以下。
次はキャリパー側のお掃除か。
近所にアストロがいつの間にか出来ていたので、メタルクリーンを買ってきてつけ置きにする予定。
Posted at 2011/09/26 21:04:43 | |
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PIAZZA | 日記