新ブログの方に多少書いているが、あちらだけだと人の目に触れにくいのでこちらにリンクを貼っている。
リンクを貼る話題が心理関係のことが多いせいもあるだろうが、境界性パーソナリティ障害(ボーダー、BPD:以下BPD)だと人が見に来る傾向が強いようだ。
BPDを理解するのに役立つかも知れないリンク
境界性パーソナリティ障害は20~30代の女性に多く、つき合う相手にとって、はかなげだったり献身性があったり性的魅力があったり等々でとても魅力的に感じられる一方で、見捨てられ不安から来る突然の突き放し、こき下ろし、はたまた自傷行為で相手を疲弊させてしまう。突き放したからと言って本当に真底嫌っているのかと言えばそういうことではない。相手を突き放しても自分を受け入れてくれるかどうかを試しているのだという。相手にそれに耐えられるようなら更に相手を傷つける行為がエスカレートしていく。ついには相手が自殺に追い込まれるケースもあると言う。そこまでしても自分を認めて欲しい幼児性がある。BPDの人は大人の皮を被った幼児と理解すべきらしい。
BPDは、どうも子供の虐待の増加と共に増えている状況にあるらしく、そう珍しい存在ではないらしい。あるデータでは人口の2%、精神科受診の5%、入院患者の20%とも言う。
それ故、それと知らずにBPDの人とつき合ってしまい、相手に強く引き付けられながらも突然突き放され、激しく傷つけられ、また近付いてということを繰り返して悩んでいる人がそこかしこにいるのかも知れない。
普通の人には理解が難しいBPDを、なんとか理解したいと思っている人が、検索しまくってやって来ているのかも知れない。
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自分は精神科でBPDであると診断された人を直接は知らない。その要素がある人を数名知っている程度だ。おそらくBPDだっただろうという人は思い浮かぶ。知る限り、BPDが疑われる人のパーソナリティはひどく幼い。また心の動きが普通の人と違い、独特に感じる。
ただ、いろいろと調べてきて、正直なところBPDの症状が強い人の場合、普通の人の手には負いきれないだろうと思う。深く傷つけられてどうにもならなくなる前に、退却した方がいいのではないかと。医療関係者始め多くの人が「逃げろ」と言っている。
ある臨床心理士が書いているところによれば、BPDの人に執着する人は自己愛の強い人で、BPDが初期に見せる献身性や理想化を取り戻したいのではないかとも。
BPDは直ると言うし、直っているケースもある。経験も蓄積されているという。しかし、治療の効果の期待と言うより年齢と共に寛解していくのを待っていることも多いらしい。治療をやめてしまうケースも多く、そもそも本人に病識がないので治療を受けないことも多いらしい。
自分の精神をぼろぼろにされながら、相手に人生を捧げる覚悟があるのなら、尽くしてみるのもいいかもしれない。そこまでして何とか乗り越えられたなら、BPDの人はトコトン執着し、得られるものは大きいかもしれない。
BPDの人を妻に持つ人がツイートを続けているのを見ると、本当に耐えがたいものがあると思う。
境界性パーソナリティ障害の妻をもつ人のツイート
Posted at 2018/03/18 12:51:29 | |
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