• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Yuh_Fazioliのブログ一覧

2023年01月16日 イイね!

【工具】バッテリー比較

 バッテリーの種類が増えたのでちょっと比較画像を載せておく。alt

 ボッシュの強力版18V8.0Ahバッテリー「ProCORE」
 マキタやHiKOKIの工具、ノートパソコンや電動自転車など広く採用されている18650セルではなくより容量の大きな21700セルを採用している。このバッテリーと新タイプのBLモーターで大出力を発揮する。最上位のディスクグラインダーはHiKOKIの36V機と同じ1500W相当だ。

 18Vのバッテリーでももっとパワーを出せるので、36Vが本当に必要な工具は限られているように思う。売れ筋のインパクトドライバーは18Vでももはや必要以上のトルクであるかのようにも見える。マキタ40Vmaxへの移行が進まないのは、当然と言えば当然だろう。結局40Vmaxのみだったモデルの18V版を出したり、18Vでトルクを引き出す方向に修正しつつあるようだ。

 放熱に工夫があり長寿命化を図っているほか、セルのタブに銅を採用し熱発生と損失を抑えて高出力を可能にしている。このバッテリーは旧来の18V機にも使え、恩恵がある(ただし高価)。
 ボッシュの18Vを強化する戦略は正しく見える。なお、私の手持ちはは8.0Ahだが、ProCOREにはより小さな容量のものもある。4.0Ahのものは薄く軽量で、最低セルを10本必要とする36Vバッテリーを展開しているHiKOKIやマキタにはマネできない。



alt


 Hikokiの18V・36V兼用バッテリー【マルチボルト】
 36V機の普及促進のため、18V機にもそのまま使える36V兼用バッテリーとして登場。18V機のフルセットにもこのバッテリーが付属するようになった。
 マキタが40Vmaxという新規格バッテリーを投入しているのと異なるスタンス。マキタはあいかわらず18V機ばかりが売れているようだが、HiKOKIでは36V機の普及が進んでいる。

 マキタ18Vバッテリーのバッテリー互換工具も多く市場にあり、標準規格のようになっている。マキタは互換バッテリーや互換工具も嫌ったのだろうが、互換性を持たないバッテリーシステムでは18Vに人気が集まり、互換工具にプロ向け市場が荒らされかねない。18Vで魅力的な機種を出し続けるのがマキタにとっての採るべき戦略であるし、36V化したいのであればHiKOKIのように18Vとの互換性を考慮したものにすべきだろう。

alt


 このマルチボルトは5.0Ah相当。8.0AhのProCOREはより太いセルを使っているだけでなく排熱のための内部空間を大きく取っているため体積が大きくなっている。
 

alt


 マキタ互換バッテリーとマルチボルト。同じ18650セルを使い、セルの本数が同じなのでマキタとHiKOKIのバッテリーは同じぐらいの大きさ。ボッシュは本体サイズも大きめであるようで、サイズが大きくなることに躊躇はない。体格が違うからね。

 ボッシュのインパクトドライバーは重心を意識した設計をしているので、マキタ等より重いのに余り重く感じない。

alt
alt



 ProCOREはやたらに高いのでおいそれとは買えない。旧来の18VバッテリーをProCORE対応機に付けるとパワーがやや落ちるらしい。自分は旧来のボッシュを持っていないので、そう言う資産はない。
 ボッシュバッテリーは日本での普及度からは意外に思えるが、世界的にはユーザーが多く、中国製の互換品も多い。ProCORE相当の互換品もあるようだ。
 プロ用のいわゆる青ボッシュ機にマキタバッテリーを付ける変換アダプタもAliExpressで見つけられる。安いので買ってみたが、結構よくできている。DIY向けの緑ボッシュはバッテリーが異なるが、これにもマキタバッテリーを使うための変換アダプタもある。
 この手のものは、HiKOKIの工具にマキタのバッテリーを接続する、またその逆のものもある。
 ただ、バッテリーの高さが高くなるので、取り回しでやや不利になる。

 ボッシュのディスクグラインダーは、最上位機種は非常に優秀だけれど、インパクトではマキタやHiKOKIの方が良さそうな気がする。
 トリガーを軽く引くとかなりゆっくり回るので、コントロールはしやすいようだ。絶対的パワーや速さではマキタやHiKOKIの方が優れているようで、ボッシュはどちらかというとピーキーではなく人に易しめである様子だ。





Posted at 2023/01/16 19:50:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記
2023年01月09日 イイね!

【Tool】カノンのトルクレンチに東日のケース



 若い頃に買ったカノンのトルクレンチだが、段ボールの箱に入っていただけで、入れ場所に困っていた。特に屋外で使用することがあるだけに保護できるケースが欲しいと思っていた。
 
 最近は東日も専用ケースを販売するようになったが、カノンと東日はプロポーションが似ているので使えそうだとケースを試してみた。モノタロウの10%引き使用。200Nモデルはぴったりだったという口コミもあり。

 すると、2000QLKモデルは843、450QLKモデルは842がジャストフィットだった。

 450QLKモデルは微妙に駄目かも?と思っていたが、専用ケースのようにぴったりだった。

 これにはビックリ。
Posted at 2023/01/09 11:12:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記
2023年01月06日 イイね!

高額な未使用電動工具セットが持ちこまれる不思議

 ヤフオクを見ていたら、ボッシュのディスクグラインダー GWX18V-15SC5Jがいくつか出ていた。未使用品で50000円台。

 キャンペーン商品で、通常別売りのバッテリー、充電器の他、砥石や切断砥石用カバー15点が付いている。

GWX18V-15SC5J ¥69180(A)

セットの内訳

GWX18V-15SC5H(本体+ケース) ¥43890(A)
バッテリー PROCORE18V8.0 18V 8.0Ah ¥22968(B)
充電器 GAL1880CV ¥7780(A)
切断砥石 2608619267 ¥2802(A)
研削砥石 2608619259 ¥594(B)
研磨ディスク 2608619210 ¥538(B)
ダイヤモンドホイール 2608615166 ¥2280(A)
カーバイドマルチホイール 2608619284 ¥3184(B)
切断砥石用新保護カバー 125mm 2605510257 ¥1496(B)

計85632円  注:(A) Amazon (B) Bildy の価格

 かなりお得なセットになっている。

 工具買い取り店の販売であるから、買い取り価格は5万円よりかなり安いはず。

 どうしてこのような未使用品が持ちこまれるのだろうか。

 普通に考えるとちょっと分からない。
 盗品とか、買ったが事情ができて換金せざるを得なかったとか。
 年末を控えた販売店がどうしても現金を必要としたとか。

 特別な事情があるのだろう。

 因みにこのボッシュのディスクグラインダーは注目していた。
 極めて大きなパワーとX-Lockの確実性、高い安全性。X-Lockはマキタも採用しはじめたので今後普及するかも知れない。

 なお、18V 8AhのProCoreバッテリーはとても高いが、青ボッシュシリーズのこれまでのバッテリーでもパワー減モードで動くらしい。


Posted at 2023/01/07 00:28:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記
2023年01月03日 イイね!

【電動工具】回転工具と往復工具の安全性

 以前、救急医の話で、重傷を負いやすいのは回転工具と聞いたことがある。

 この所浴室補修でマルチツールを使っているが、このツールは絶対的パワーこそ無いが小さな往復運動しかないので安全性が高い。これを開発したボッシュのアイディアはすばらしい。


 往復工具は強く押さえつけない限り往復運動に持って行かれるだけだが、回転工具はすっぱり切れてしまう。
 そしてキックバックという、工具の刃がワークに引っかかって工具が自分の方に飛んで来るケースで大怪我を負いやすい。

 丸ノコはキックバックが起きてもリスクが少なくなるように、刃の同一面上に体を置かないようにする。切断時にワークが折れ曲がって刃をはさまれないように、ワークを面状に支えることも重要だ。
 スライド丸ノコはその点安全性が高い。ワークをしっかり固定すればワークや工具が飛んでくるような事故は起こりにくい。

 トリマー、リューターの事故も多いらしい。これもキックバックがあり、動かす向きを間違えると危険性が高くなる。リューターはリューターテーブルに取り付けて使う方がリスクは低そうだ。

 ディスクグラインダーも非常に用途が広く、手持ちでに動かして使う工具だけに、事故も多いことだろう。

 昔は緊急停止ボタンを取り付けたり、スイッチを切ったときに可能な限り早く止めるブレーキをつけるぐらいしかなかったが、最近では工具がインテリジェントになって、キックバックを検出すると自動停止するものもある。
 ブレーキをより強力にして瞬時に止まるもの、落下を検出すると止まるものもある。
 回転工具の刃の取付を工夫してより確実に固定するものも出ている。

 回転工具はリスクが高いだけに、そのリスク軽減機能が高価な工具には組み込まれるようになっている。
 もちろんプロの現場での事故防止は重要だが、初心者はリスクを分かっていないだけにそうした安全性の高い工具を使うべきだろう。ただ、そうした工具は高価なので、なるべく安価に同様な機能が実現されることが望まれる。

 皆様、ご安全に!
 




Posted at 2023/01/03 21:07:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | Tool | 日記
2022年12月30日 イイね!

電動インパクトレンチ遍歴

 少し重いことをはじめると、車いじりには電動インパクトレンチは欠かせない。

 最初に買ったのは、AC100V 機のマキタ 6905H。モノタロウで購入した。294Nm。
alt

 当時オルタネーターのプーリーを取り外そうと格闘していたのだけれど、これを使えば一瞬で取り外せる。電動工具の威力を思い知った。

 その後、充電式電動工具のジャンク修理をはじめ、TW152D(14.4V 165Nm) ,TW251D(18V 220Nm)を直して使ったが、ホイール脱着には力不足だった。
alt

 もう少しパワーのあるものをと見ていたが、充電式では当時余りよいものがなく、HiKOKI WR36DA(36V 1100Nm)を購入してしまった。これが重く(3.7kg)大きい上に四角ドライブが19mmで、自動車整備には過剰に思える。下手すればボルトをちぎりかねない。


alt
 もう少し手軽に使えるものとしてジャンクを直したのがマキタ TW450D(18V 380Nm)。パワー的には十分だが、重い(3.4kg)上に古めの機種なのでブレーキすら付いていない。今どきの機種だとオートストップとか付いているがそんなものは一切無い(うちのは後期型なので、コマを仮止めするCリングが付いているが)。暫くこのクラスの充電インパクトレンチに適切なものがなかった。

 alt

 


 YouTubeでトルクが大きいと話題になっていた中国製マキタバッテリー互換インパクトレンチ(18V 240Nm程度?)はそこそこパワーがあり安価だったが、やはりホイール脱着には物足りない。

 HiKOKI WR18DBDL2(18V 280Nm)をジャンク再生で使い始めたが、やはりTW450Dのようなパワフルさはないので物足りない。

alt


 HiKOKI WR36DD(36V 630Nm)という機種が出たが、これは630Nmあるもののハイパワーに耐えるためか四角ドライブ19mmなので使いにくい。

 いろいろ見て行くと、割と最近発売になったマキタ TW700D(18V 600Nm)が自動車整備関係では評判がいいようだ。
 四角ドライブ12.7mmで質量2.7kgであり、やや重いもののTW450Dより軽くコンパクトで、自動車整備のニーズには合っている。TW450Dからだけでなく、工場でエアインパクトから乗り換える例もあるようだ。

alt

 
 もし新たに買うとしたらこの機種だろうなと思う。

***

 自動車整備だと300Nmまでの機種ではすこし物足りなさがあるが、ここを越えると余裕が出てくる印象だ。

 マキタは40V maxシリーズを出してよりハイパワー化を目指しているが、バッテリー互換性のないシリーズに手を出しにくい。TW700Dはこれまでの18Vバッテリーの機種なのでそこも都合がいいのだ。
 HiKOKIは36Vと18Vでバッテリーを共用できる仕組みを持っているので、対応のマルチボルトバッテリーのおかげで36Vシリーズも導入しやすい。すでに36Vを導入済みなのだが今回は適する機種がないのが残念だ。



 インパクトレンチに余裕が欲しいのは、ギリギリだと長時間叩き続けるためにボルトやナットと工具が熱を持つし、ボルトやナットの痛みもそれだけ大きくなってしまうからだ。工具の負担も大きくなる。少ない打撃で確実に緩めた方がよいようだ。


追記:
 最近出たHiKOKIのインパクトドライバWH12DCは、驚異的だ。
 何と、10.8Vで170Nmのトルクがある。
 WH36DC等の上位機種と共通の部品を使い質が高く、軽い10.8Vバッテリーで非常に取り回しがよい。
 上位機種と中身が近いため、これまでの10.8Vモデルが低価格であったのに対して、このモデルは18V,36Vの上位機種と価格差も少ない。
 パワーがあり、軽く取り回しがよい点を考慮すれば、職人さんの選択肢に充分なり得るようだ。もっとも、これまで18Vで揃えてきた場合、バッテリーと充電器も新たに購入する必要があるので、悩むところかも知れない。
 インパクトドライバはDIYでは木工が主だと思うが、我々のようなDIYの人たちは毎日長時間使うわけではないので、軽さをそれほど重視する必要はないかも知れない。入門には少し前の中古の18V機 でも買えば、かなり満足できる。


追記:
 マキタの40Vmax(36V)って売れているのだろうか。バッテリー互換性がないので移行はそれなりの理由がないとできない。今のところ18V6Ahに対して36V2.5Ahで、容量的に不利になっている。
 メインの商品であるインパクトドライバーは18Vでも十分すぎるトルクがあるので、その上は必要ない。
 インパクトレンチは重機や橋梁などの用途では36Vを活かした高トルクの用途があるが、18Vでも800Nmが実現できている。WR36DCは36V機でありながら18Vで動いている。トルクで問題になるのはモーター電圧よりギアやハンマーの強度なので、18Vで十分と言える。36Vを必要とするのは800Nmを超える一部のニーズのみだ。

 丸ノコやディスクグラインダーは36Vを活かせるようだ。
 なかなか移行が進まないので、ブロワにそういう例があるが、製品によってはあえて40Vmaxでしか出さない戦略も採っているようだ。が、よほど魅力的なものでないとうまく行かないだろうし、安価な互換機が18Vで出てくると戦略が瓦解する。
 
 HiKOKIが互換性を持たせてスムーズな移行を図っているのに対し、マキタは全ての買い換えを突きつけている。さらにバッテリーセルの公称値ではなく満充電時の電圧をシリーズ名に使うという廉価工具メーカーみたいなことをやっている。
 どうもマキタらしくない。
 結局18V機をメインに据えざるを得ないのかも知れない。




Posted at 2022/12/30 18:18:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記

プロフィール

「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
何シテル?   06/15 10:04
愛車 黄色いピアッツァのHP http://piazza.ciao.jp/piazza_web/index.html ↑プロバイダーを変更して再開! ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/7 >>

  1 2 3 45
6789 101112
13 14 15 16171819
20 21 2223 24 2526
27 28 293031  

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

YUHの気ままなままに 
カテゴリ:ブログ
2018/01/31 06:12:14
 
常識はずれのPIAZZA達の隠れ家 
カテゴリ:Piazza
2012/11/17 07:31:43
 
須関裕子のブログ 
カテゴリ:Music
2011/02/26 18:38:37
 

愛車一覧

スバル アルシオーネSVX スバル アルシオーネSVX
 はじめてのSVXは追突事故によって、わずか1年半で乗り換えることになってしまいました。 ...
いすゞ ピアッツァ いすゞ ピアッツァ
 社会人になりはじめて手に入れた車です。 PIAZZA XE Handling by L ...
BMW 3シリーズ セダン BMW 3シリーズ セダン
実家最後(予定)の車。 私がメンテナンスしてます。 →私が相続し維持することにしました ...
その他 その他 その他 その他
写真の置き場です。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation