ちょっと前には日本ではOWONぐらいしか見かけなかったけれど、自分が知らぬ間に中国の測定器メーカーが世界を席巻しているようだ。
日本法人があるのはRIGOLやOWONであるが、SiglentもAmazonなどで買える。Hantekは秋月でも扱いがあり、そのほかにGrattenというメーカーもあるそうだ。アメリカなどでは多くユーザーがいて、改造情報なども出ている。
自分が昔買ったOWONのPDS5502Sは25MHz2chのデジタルオシロだが、今見ると機能は貧弱でオモチャのようなオシロだ。それでも子供時代憧れたオシロスコープが安価に買えて感激があった。
今どきのデジタルオシロはアマチュア向け廉価版でも高性能で、極めて高機能だ。
最近ではアマチュアにArduinoというワンボードコンピュータを使った電子工作が広がっていて、そこでよく使われるシリアル通信でコントロールするI2Cの信号がデコードできると非常に便利である。そのためかデコード機能も標準装備になってきている。デコード対象はRS232Cは当然であるが、自動車で使われるCANのデコードができるものもある。
100MHz2chでも3万円台とかなので、驚くばかりだ。
アナログオシロの追従性の良さはデジタルでは難しいので併用している人もいるが、今の時代にオシロを使う場合デジタルを抜きにはできない。そんなことで、RIGOLの200MHz2CHオシロ(DS12022Z-E)をタイムセールで買ってみた。OWON PDS5022sとは全く異次元だ。この所の市況の影響で日本法人正規品は価格が上がっていたが、タイムセールで安かったので助かった。
RIGOL DS1202Z-E
なお
、既にブラウン管が製造されていないのでアナログオシロの新品はほとんどないらしい。中古でアナログを入手するのもだんだん難しくなるので、今のうちに入手しておくのはよいかも知れない。今ならかなり安いし。
子供時代のあこがれ機器
・低周波発振器(ファンクションジェネレーター)
・オシロスコープ
これらは高価で手の届かない機器だった。
中学生の頃、回路図を元につくった自作の簡易低周波発振器をオシロにつないで波形を見せてもらったことがあるが、片側だけ変な歪み方をしていた。
今どきならオーディオ領域ならD/Aコンバータを通してPCから簡単にキレイな波形を出すことができるが、昔は低歪み率の信号源は簡単には得られなかった。
今なら高価な測定機器も安価に中古で買えるが、劣化したコンデンサーの交換などしないと波形が歪んでしまうので、修理は結構大変そうだ。
Posted at 2023/03/12 10:34:37 | |
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