実家の屋根にソーラーパネルを上げるに当たって、屋根からUHFアンテナを外して欲しいと言われた。
そもそも屋根馬やマストがかなりさびて劣化しており、交換を予定していたが、すすめに従い、所謂デザインアンテナを取り付けてみた。
足場があるうちに、作業しておいた。
黒いケーブルは母の部屋で使っていたBSパラボラアンテナのもので、撤去予定。
デザインアンテナだけでは信号強度が確保できず、ブースターを付けることにした。
もっとも、アンテナから4CFBケーブルで直結なら電波の弱いTOKYO MXも受信できるのだが、43年経ち劣化した長い5C2Vケーブルと分配器を介すると、強度が強い他の放送も受信困難なチャンネルが出るほどになってしまう。
そこで、ブースターを設置した。BS/CS/4K/8K混合器も兼ねているものだ。
これは、軒天のアンテナ用ケーブルの穴に近い場所に取り付けた。
また、アンテナからブースターまでは新しく購入した5CFBで配線した。
そして、屋根裏にもぐり、43年間で堆積した真っ黒い埃と、グラスウールを包んでいたビニールシートが劣化してパリパリに割れた破片とで汚く、およそメンテナンスのことを考慮しているとは思われないほど足をおける場所が少なく不安定な梁の上を通って、屋根裏の真ん中当たりまで行き、分配器からUHFアンテナにつながっていたケーブルを5CFBに交換した。全身真っ黒になった。
穴から押し入れたケーブルを引っぱっても引っかかってしまったので、軒先近くまでこわい思いをしながら移動して引っかかりを解消して古いケーブルの先端にビニールテープで取り付けた新しいケーブルを引き寄せることができた。
足場の上や屋根裏でケーブルにF型接栓を取り付ける作業をしたりもしたわけだ。いい加減手慣れてしまった。
ようやくブースターを介してアンテナから分配器までを5CFBに更新した状態にする事ができた。
分配器以降は今のところ古い5C2Vのままだが、地上波では何の問題もないはずだ。
CSや4K/8Kだとさすがに苦しいかもしれない。だめなら衛星の混合は諦めて現状の直結方式にする。
テレビで確認すると、ブースターの効果は大きい。ケーブル交換はあまり信号強度に貢献しているほどでもないが、周波数の高い衛星では利くだろう。
***
ところで、実家のテレビ受信系統は4分配しなっている。
これが
1.居間
2.1階和室(父の寝室)
3.2階和室(母の寝室)
4.2階洋室(兄の寝室)
につながっている。
そう、私の寝室にはテレビ配線がないのだ。
私が生まれて以降、何度も繰り返されてきた、兄を優遇し、弟には待遇に格差をつけることがここでも徹底されているのである。
明確な虐待の証拠である。
子供時代に何故自分の部屋にのみアンテナ端子がないのか尋ねたが、母は
「分配を増やすと高くなるから」
みたいなことを母が言った。
ところが、4分配器だろうが5分配器だろうが6分配器だろうが大した価格差はない。今なら数百円程度だ。
アンテナ配線を1系統増やしたところで全体費用からは誤差みたいなものだ。
ハウスメーカーからは子供部屋の一つだけつけないと言うことに疑問も呈されたであろう。
もしかすると、分配を増やすことでブースターが必要になると言われたかも知れない。そうであればランニングコストを気にする必要が出てくるから、ブースターを避けるという選択はあったかもしれない。しかし、兄の部屋だけアンテナ端子を付ける理由もないのだ。
母は、兄の子供2人についても、
「下の子のクセに、上の子と同じ待遇を要求するなんて生意気だ」
などと言ってのけたことがある。兄弟間では格差を付けるべきだという意識が相当に強いのははっきりしている。
母は末っ子で、自分は年の離れた兄2人と両親から溺愛されたにもかかわらず、兄弟の上下に異常にこだわり、待遇に明確な格差をつけてきた。
この意識は、女子であるために、上位高校に進学したにもかかわらず大学に進学できず就職することになった怨念によるものかもしれないのだが。
Posted at 2025/08/02 10:37:18 | |
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