Yuh_Fazioliのブログ一覧

　母の主治医から連絡があり、次のような説明を受けた。

・結核の3剤を飲む標準的な治療をしてきたが、そのうちの一つ、エタンブトールによる副作用で腎機能の低下が起きている。これはよくある副作用である。
・このため、エタンブトールを半量にしている。
・12／3の検査でこの処置をしているので、2週間の治療とその後の3回連続結核菌排出無しが確認できてからの退院になる。12/18日以降の検査によって退院になる見込み。
・今回は副作用による治療方法の変更によって退院が遅れるというお知らせ。

とのことだった（やや説明不足があるので私が各部を補っている）。

　結核病棟からの退院後、3剤併用で半年以上飲み続けるので、1剤の量を減らしたことの影響を見ると言うことらしい。

　ということで、12／18からおそらく1週間毎に3回の検査の結果を受けるので、退院は年明けになる見込み。

　それからある程度リハビリをして戻ってきてもらうことにしているので、自宅に戻るのは2月以降かなあ。


追記：
　主治医の老医師は、エタンブトールによって腎機能が低下していると繰り返し、このままでは透析が必要になってしまうと言っていた。
　しかし、調べてみると、エタンブトールの問題は視神経障害のリスクであり、腎機能が低下している患者ではエタンブトールの排出が遅れるため体内の濃度が増し、視神経障害が起こりやすくなるため、エタンブトールの濃度をコントロールすると説明されている。腎機能を直接傷害するわけではない。
　老医師はこのあたりを勘違いしているように見える。
　他の直接の障害は肝機能であり、前の病院の医師からもこのことが伝えられている。
　いずれにしろ対応はエタンブトールを減らすことであるのだが、腎機能低下の原因は他にある可能性があり、治療が必要になるかもしれない。
　

　保健所から連絡があり、折り返すと私の検査の2回目についての確認だった。


　1回目の検査はTスポットという、結核菌抗体の有無を調べる検査だったのだが、判定不能だった。

　来年1月7日以降に2回目を受けて欲しいとのことで、前回のTスポットではないQFT検査を受けられるところの方がいいとのことで、もともと1回目の時に受ける予定だった財団の機関が保健所にとって都合がいいらしく、ちょっと遠いのだがそちらで受けることにした。

　1回目の検査を受けた病院では保健所指定の結核検査の経験がないためにやり取りがあまりスムーズにいっていなかったらしく、保健所の方ではあまりやって欲しくなさそうでもあった。


　母の方については、まだ2回目の検査の結果については知らされていない。

　結核の治療では投薬2週間をワンセットとして喀痰検査を行う。1週間ごとに検査を行い、連続して3回菌が検出できなければ排菌はないとして、隔離病棟からは退院となる。

　その1回目の検査の結果を看護師さんが伝えてくれたが、細菌が見られなかったそうだ。

　そこで、最短なら11月末〜12月の最初の週には退院となるらしい。

　その後の希望を聞かれたが、リハビリ病院に入って体を動かす訓練をしてもらう方向で話を進めている。

　先日まで入院していた病院か、評判がいい自宅近くのリハビリ病院かのどちらかを伝えておいた。

　リハビリ病院はリハビリ中の転院を受けていなかったので以前はダメだったが、今回は回復期の最初からなので、空きがあれば入れるだろう。

　入院で心配なのは、認知症の進行と体力･筋力低下だ。

　看護師が散歩させてくれるとのことだが、正直なところしないよりマシなレベルで、もっとしっかりと体を動かしたいところだが、病床ではなかなか難しい。

　これについては本人がどれだけ動いてくれるかにかかっている。


　認知症については、テレビはあまりよくない。新しいことを少しでもすることが効果的だという。
　できることは少ないが、いわゆる脳トレ本を買っておいてくることにする。

　この類はデイサービス等でもやっているので、いやがりはしないだろう。
　私がやらせても知らん顔だが、看護師さんが課題としてやらせてくれれば、おそらくしっかりやるはずだ。

　転院手続きに言ってきた。
　最初は10：30に患者と一緒にとのことだった。13：30に医師の説明があるが時間が開きすぎるからということで12：00に来て入院手続きをしろとのことに変更された。

　12：00着のつもりが、病院周囲が住宅地で一方通行があったり（後で確認したら通学時間のみだった）迂回すると住宅地の中で曲がりくねって狭く訳の分からない道しかなくで若干遅れた。
　指示通り総合窓口で訊ねると入退院窓口へ行けと。
　入退院窓口ではものの数分で済んでしまった。
　病棟に行くと、13：20に来て欲しいとのこと。その間「どこへでも行っていて下さい」と。ものの言い方を知らん若い看護師やなあ。

　13：20まで1時間以上あるが、病院に食堂はなく売店のみ。周囲には何にも無い。
　下手に外に行くと、戻れなくなるおそれがあるため売店でサンドイッチを買い車で食べた。

　13：20に行ってみると、即、医師の説明が始まった。

　一般的な入院中の取扱の説明。延命治療はやらないということで了解をさせられた感じ。
　介護保険の状況や本人の既往歴について訊ねられ、それぞれの診断年齢やクリニック･病院を訊ねられた。
　お嫁さんは把握しているが息子だと大概【分からない】と言われてしまうのだそうで、よく把握していると驚かれた。兄が行っていたら何の役にも立たなかったことだろう。

　母の状況については、レントゲンとＣＴで、かなり広く病変があると。
　母にはいろいろ既往症があるが、既往症・合併症のある高齢者では50％が死亡退院であるとのこと。
　今朝インコを亡くしているばかり（結核菌感染の可能性がある）でこういう話はかなりしんどい。

　看護師からは、治療開始2週間後から喀痰検査を行い、3回連続で菌が見られなければ退院とのこと。退院しても半年は薬を飲み続けることになる。このあたりは保健所からの話と同じで法定でのこと。
　退院後は状態次第で元の病院に入院するかもしれないし、自宅かもしれない。

　なお、結核病棟は面会謝絶。


　おそらく大事には至らないとは思っているが（本人は元気）、入院中の認知症の進行や筋力低下が心配。
　看護師と一緒に外を散歩をするようなことはしてくれるらしい。
　脳トレ本などを買ってきてくれれば、進めるようなこともしてくれるとのこと。
　スマホを持ちこんでいるが、本人が充電を忘れるので、対処を御願いした。夜充電につないでおいてくれるとのことだった。

　なお、今現在充電されておらず、充電されていたとしても電源が入っていないのでつながらない。
　病院の代表番号に電話すれば病棟につないでくれるので、何かの対応を御願いすることはできるそうだ。


　患者への対応や家族への対応が、地元病院と他の大きな病院では本当に大きく違う。
　地元病院では高齢者の患者への対応や家族の要望をすごく嫌がる。母をひどい認知症と決めつけてスマホを取りあげて鍵のかかる引き出しに入れて鍵も取りあげ、家族にも知らせないということまでされた。
　父の時にもかなり粗雑な扱いを受けており、病院全体としてよくない対応があたり前になってしまっているらしかった。
　リハビリ病院への転院希望を伝えたときには担当者は私に嘘を言っていたので、転院候補にも受け入れを躊躇させるようなことを伝えていたかもしれない。

追記：
　医師は70を越えていて、やや物事の了解性が悪かった。
　結核専門医が少ないため、結核病棟の責任者がおらず、定年が7年先延ばしになっているとか。

　母の体重は今日測って50.5Kｇだったそうだが、結核の典型的症状に体重減少がある。
　9月に測って49kg、10月に測って52kg。
　11月で50.5kgなら急激な体重減少とは言いがたいだろう。

追記：
　Grokに結核の高齢者の合併症と治療成績について書き出させてみた。