ワイパーのガタはかなりひどかった。
これだけガタついているのだからワイパーを高速で動かすとひどいことになっていた。
予備中古パーツを取り付けて、ばっちり復活した。
と言いたいところだが、中古部品らしく問題発生。
・モーターがまわらない。
・ウォッシャーが出ない。
とりあえずヒューズを見るが問題なし。
今まで動いていたウォッシャーモーターに問題があるはずがない。
ウォッシャーが動かなくなるとすると、1本ワイパーに仕込んだウォッシャー独特のウォッシャーがでる範囲を決める部品まわりがあやしい。そういえばかなりサビがあったので接点は磨いておいたのだが、詳しい構造は理解していなかった。
回路図を見ると、ウォッシャーをワイパーの位置でオンオフする部品はバッテリーからウォッシャーモーターを通り、この部品を通ってからボディアースに落ちている。
このアースがモーターが動かない原因かと思ってよく見ると、モーターのアースはリンクモーターアセンブリーからボディにアースがつながっているのではなく、モーターを動かす配線コネクターからつながっている。ウォッシャー系のアースもここからボディに落ちているのだ。
アース不良で両方とも動かない?

↑車両についていた方のウッシャー範囲を限定する部品の中身
テスターで調べると、ウォッシャー範囲を決める部品からリンクモーターアセンブリーに導通していない。上の写真では「ボディアースへ」としている部分が実際には導通不良なのだ。
中古部品はかなり錆が出ている。とりあえず上から見える接点を磨いてみたが、やはり分解しないとダメらしい。
ワイパーの動きを受けて動く接点部品を固定している小ねじが固着していて、なめてしまった。またネジザウルスで小ねじを外し、これがつながっているアームのシャフトをスナップリングを外して抜いた。ペーパーで各部のサビ落としをして動く部分はグリスアップし、接点復活剤も使って導通確保。
それにしても、アーム軸とパイプ構造間の金属同士の接触でアースがつながっているという、なんか危なっかしい構造だ。
これでウォッシャーは動くようになったはず。
ただし一つ問題が。
アームの軸をとめているスナップリング部は軟質樹脂製のカバーがかかっていたのだが、そのカバーが経年劣化で緩くてすぐ外れてしまう。部品取りと現車の4個のうち3個もが持ち歩いているうちに外れて紛失してしまっていた。
カバーがあっても車両についていた方の部品は錆びていた。緩んでいるのであってもあまり役には立っていないらしい。
仕方がないのでシリコングリスを盛っておいた。
モーターは元のを使ってもいいが、チェックでコネクターを抜き差ししているうちに動き出した。単純なコネクタ部の接触不良だった模様。長く空気中に放置していたので端子が酸化していた模様。
ワイパースイッチのどの位置でも一切動かなかったので、おそらくアースがつながっていなかったものと思われる。
ウォッシャーはリンクモーターアセンブリーにアースを落とし、リンクモーターアセンブリーはゴムをはさんで固定のため直接ボディにではなくモーターへの配線を通してボディにアースがつながっている。ウォッシャーから見ると二重に接触不良だったらしい。
取り付けでもいくつか手こずらされた要素はあったが、何とか完成。
今までで一番きちんとワイパーが動いている気がする。中古で購入した時からガタは多少あった気がする。
追記:
ワイパーを動かすと、歯車のうなりとは別の、歯車が何かに当たる様な音がしていてうるさい。
モーターに何か問題があったのかと思ったが、しばらくすると音は消えてしまった。
おそらくは、モーターを包むビニール製の包みに歯車か何かが触れていたのだろう。
追記終わり
あとはクラッチか。今日の天気はお昼頃100%の降水確率。今から実家へ行ってウマなど必要なものを取ってくるのもしんどい。クラッチ、1週間もつかなあ……。
今日の被害
・スナップリングプライヤーの先が破損。取りあえず手持ちの差し替えタイプの安物で作業はできたが、壊れた方はそう安くない工具なので、ショック。
安物はうまくスナップリングを保持できないことが多いのだ。やはりちゃんとしたのをもっていたい。
高いが、KTCやフジ屋のような先端交換式のを買っておくかな。
Posted at 2015/06/21 13:18:43 | |
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PIAZZA | 日記