自宅には120W×3枚のソーラーパネルを置いて細々と発電している。
バッテリーを増やした結果、バッテリーを1日では満たせず、夜間パソコンなどの電源として利用していると、いつまで経っても100%に満たない。
数日使わないと100%近くまで充電できる状態。発電が足りない感じだ。
そんなものでもいざという時には役に立つだろう。
メインの用途は災害対策だ。
で、ネットをチラチラと見ていたら次のような記述を目にした。
おや? と思う記述である。
北海道で大規模停電が起きたが、ここで想定しているのは短期の停電のように思われる。大規模災害時には通用しなくなる内容のようだ。
固定電話とインターネット回線
商用電源が停電したら、付近のインターネット回線も使えなくなる可能性がある。
ネットや電話固定回線網は独立した電源であったとしても、ひかり電話は末端が商用電源なので使えない。うちのマンション内の設備は少なくとも使えない。アナログ固定電話なら電源が完全に別なので停電時もつながることがあったが、ひかり電話の今は不可能だ。
ただし、マンションのMDF内の設備やマンション・戸建ての端末に電源が供給できればつながる可能性がある。ただし、非常時にマンションの非常用電源を稼働させるケースは少ない。と言うのも、いつまで続くか分からない災害を前に、早期に燃料を使い果たすのは得策ではないと温存策をとりやすいのだ。エレベーターの場合は4時間分しかない。おかげで
3.11でもエレベーターの非常運転がされなかったケースが多かったらしい。
限られたケースでなら災害に備えての蓄電池+ソーラーは、通信確保に役立つ可能性がある。大規模災害では広大なエリア全体が災害に見舞われるので、通信が困難になる可能性がある。
スターリンクのテキストメッセージぐらいが可能性になる。
もっとも、それも輻輳でダウンする可能性が充分ある。
移動体通信
移動体通信(携帯)の基地局は非常用バッテリーを備えているが、通信量の激増に対応して規制がかけられるので3.11の時はPHS以外つながらなかった。マイクロセル方式のPHSは非常に細かいメッシュで基地局が置かれていたので輻輳も起こりにくく、災害時につながりやすかった。免許を目当てにウイルコム手に入れて余計なお荷物になるPHSを廃止してしまった孫正義は呪われても仕方がない。
基本的に、大規模災害の発災直後は例え電源を確保できても電話やネットは使えないと思っておいた方がいい。
災害規模によっては数ヶ月復旧しないかもしれない。
そこまで行かず局地的な災害であれば移動体通信網が早期に復旧し、規制がかかりながらも情報確保は可能になるかもしれない。
だが、災害に備えて広域をカバーできる中波放送(AM放送)や、地域の超短波放送(FM放送)を受信できるよう確保しておくことが第一選択だ。
AM放送なら近県放送局がすべてやられていても、夜間に離れた地域や海外の放送を聴くことができる。原発事故が起こると情報規制をかけられる可能性があるので、むしろ海外からの情報の確保が重要になるかもしれない。
ラジオは乾電池で稼働可能で、消費電力も少ない。
家電
ソーラー+蓄電池で家電を動かすことができるかどうかは、天候、蓄電池容量、蓄電池残量、家電の消費電力にかかっている。
蓄電池のみでは1日程度のことが多い。
ソーラーが充分使えれば、これを伸ばすことができる。天候さえよければ昼の家電の消費分をまかなえる。夜は蓄電池に頼ることになるので昼の余剰発電量にかかっている。
とは言え燃料電池のエネファームは、ガス発電なので、ガスが止まるとどうにもならない。
地震ではガスの供給が望み薄なので、期待しない方がいいのかもしれない。
***
災害時に、電力確保ができるとできないとでは大違いである。
おそらく3.11以降の日本では自然災害が続く上、戦後続くアメリカ傀儡政権では国民の利益よりアメリカと自分たちの利益を優先してばかりなので災害対応が当てにならない。
ポータブル電源+ソーラーがあるだけでも違ってくる。
備えておくに越したことはない。
Posted at 2025/05/25 09:07:13 | |
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