昨日は地元児童合唱団の定期演奏会。
自分は照明・映像効果・音響その他で参加。
今回のゲストはピアニストで編曲家の飯田俊明氏。
プロフィールを見てみると
池田直樹、菊地美奈などのクラシック歌手、ミネハハ、平原綾香、エスコルタ、中島啓江、井上あずみなどポップスヴォーカル、オカリナの本谷美加子、ジプシーヴァイオリンの古館由佳子等多彩なジャンルをサポート。
劇団四季「オペラ座の怪人」参加や、30枚以上のCD、愛知万博、
山口キララ博、六本木ヒルズ時報、TV、映画(「ピアノの森」)などに作品を提供。最近の作品には、NHKみんなのうた「ななかまどの秋」編曲、ソロCD制作などがある。 |
とあり、音大出身だがクラッシック路線なピアニストさんではない。
今回、「戦場のメリークリスマス」も弾かれたが、強く坂本龍一の影響を受けているとのことで、実際“即興演奏”でも随所に「教授」的なアレンジが聴かれた。楽器が好き、音楽が好きだが電子楽器が大好きという、いかにもなYMO世代の要素を満載して音楽の道に進まれた方という印象が強い。
地元ホールのFAZIOLI(私が導入に深く関わったイタリアのピアノ。当時は国内で無名に近かったが、今や世界に冠たるピアノとして国内の多くのアーティストに憧れられ、一般知名度もかなり高くなった)も随分気に入って頂いた様子。
今回は昼食時に雑談をさせて頂いたり、打ち上げにもお付き合いいただいた際、そこでちょこっとお話しをさせて頂いた。
YMO世代では影響を受けてNHK FM・坂本龍一のサウンドストリートでデモテープを制作して投稿していた人も結構いる。そのまま音楽の道に進んだ方もいるけれど、そう多くはないだろう。
学生時代、飯田氏が一緒にやっていた方が「デモテープ特集」でグランプリを取られたとか。その方はYMOからアプローチを受けてたりもしていたそうだけれど(そういえば、そんな方がいたような記憶が)、結局音楽とは違う分野に進まれたとかで、せっかく坂本龍一と縁ができたかも知れなかった飯田氏としてはとても残念だったらしい。
YMO世代の自分としては、リアルに共感できる部分が多かった。多分、自分と構成要素で重なる部分が大きい。
若い頃に買ったエンソニックのサンプラー、EPS16+を気に入り、壊れた今でも手放せずに持っているそうで、シンセはエンソニック製品ばかり買っていた自分と共通していたりする。
自分は今回のためにいくつかのアニメーション動画を制作したが、それを見て「イメージがぴったり」「感動した」等と言っていただき、自分も作りたいと思っていると制作手法についても尋ねられた(今回はプロ用動画エフェクトツールであるアフターエフェクトや3D CGソフトを使い、3Dモデリングも含めほぼ全ての素材をゼロから作っているので、残念ながら氏の期待とは違ったようだが)。
そんなこんなで、なかなか面白かった定期演奏会のサポート参加だった。
Posted at 2015/11/16 22:34:54 | |
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