今週末はコンサート三昧だった。
 14日(土)は、實川風ピアノリサイタル(
JT アートホール アフィニス)
 以前
地元ホールでリサイタルをしてもらったことがあり、その縁で。
2011年の銀座シャネル以来。

シューマン : 蝶々 Op.2
ベートーヴェン : ピアノソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」 Op.53
ショパン : 4つのマズルカ Op.24
プロコフィエフ : ピアノソナタ 第6番 Op.82
 ひたすら柔らかい音を丁寧に出せるピアニスト。ショパンコンクールを経験し、一皮むけたと感じてきたが、課題だった圧倒的な個性みたいなものはまだ出せていないかも知れない。
 ただ、今回はプロコフィエフがなかなか良かった。いわゆる戦争ソナタの一つで『汚い音』の多い曲。そう演奏される機会は多くはなく、専門家でも好き嫌いが分かれる曲だそうだが、實川さんのキャラクターとのミスマッチ感が面白い。中学生の頃、楽譜を買いに行き、目的外だったこの曲の楽譜を見て面白いと思い、それ以来あたためていたらしい。今回初めて披露したようだ。
 リサイタル後、一緒に写真を撮っていただいた。
15日(日)は佐藤しのぶソプラノリサイタル(
千葉県文化会館)
山田耕筰/からたちの花、あわて床屋、待ちぼうけ
中田 章//早春賦
文部省唱歌/村祭(編曲:三枝成彰)
プッチーニ/歌劇「トスカ」より
“歌に生き 愛に生き”“星は光りぬ”“おおやさしい手よ”  他
 前半の日本の歌曲は、なじみ深い曲を新しい編曲も含めて楽しんでもらおうというもの。あくまで軽くという感じ。
 後半のトスカは、相手役テノール歌手の病気交代というハプニングはあったが、さすがは佐藤しのぶという演奏を楽しませてもらった。
 アンコールは

と、誰もが知っている曲で、やはりこういう曲が楽しみやすい。
 割と最近痩せたようで、別人のようになっている。佐藤しのぶというとふっくらしたイメージが抜けない。
 それにしても、トスカって、みんな死んじゃう悲劇なんだよね……。『動物のお医者さん』にも出てくるぐらい、有名なオペラではあるが。
 帰りはついでに千葉城(郷土資料館)を見学してきた。

 もともとは千葉氏の居城があったところだそうだが、当時の城は時代的にはこんな天守ではなかった。千葉市が歴史史跡願望というか、観光目的で作ったという恥ずかしい代物であったりする。どうも
小田原城にそっくりである様だ。
 以前は内部にプラネタリウムがあったが、全国的なプラネタリウム淘汰の波に呑まれたか、千葉市の台所事情によるものか、千葉市科学館との競合を避けるためか、廃止されてしまった。
 
				  Posted at 2014/06/15 20:16:58 |  | 
トラックバック(0) | 
クラッシック | 日記