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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2012年04月15日 イイね!

オリオン 堤 剛/須関 裕子

オリオン 堤 剛/須関 裕子 堤 剛(つつみ つよし)というチェロ奏者をご存じだろうか。多くのクラッシック音楽家を輩出してきた桐朋学園大学(音大)の学長にして日本を代表するチェロ奏者である。

 その最新CDが今回のブログタイトルにもした『オリオン』である。

 タイトルとなっている『オリオン』は、今回のCDにシューマン、シューベルト等の曲と共に収録されている日本人作曲家 武満徹による作品で、1984年にオーストリア放送協会の委嘱で書かれた曲だそうだ。自分にとっての武満徹は、混声合唱で苦労した難しい曲のイメージが最初に来て、『ムムム』となってしまう作曲家であるが、オリオンの三つ星に題材を得て、幻想的な曲になっている。特に、曲中でピアノの弦を直接指でピッチカートするというところがいかにも現代曲らしい。以前地元ホールで藤原真里のチェロ演奏で目の当たりにし、印象が強く残っている曲でもある(ピアノ管理者としては、弦を指で触られることにちょっと抵抗感も……)。

 さて、その円熟した堤 剛の演奏のすばらしさはもちろんだが、今回わざわざこのCDを紹介しているのは、伴奏者に理由がある。

 今回の伴奏者は、20代の若手ピアノ奏者である須関裕子である。堤 剛とは先日の東京文化会館小ホールでの「東京文化開館50周年記念フェスティバル プレミアムコンサート」で伴奏を務めて以来か共演が続き、今回のCDでも見事な伴奏を聞かせてくれている。

 私のブログを以前から見られている方は、この須関裕子という名前に見覚えがあるだろう。地元ホールのコンサートでは以前若手のバイオリン奏者で現在留学中の黒川 侑の伴奏を務め、昨年はソロで『須関裕子のピアノ物語』という解説と演奏のプログラムを弾いてくれた、関わりの深い演奏家である。

 彼女は若いのに本当に丁寧でしっかりしている。今回もCDを出したという挨拶だけでなく、私にまでそのCDを届けてくれた。同じくCDを届けられた地元の方と一緒に驚き感心している。いつも手書きの手紙を書かれるところがまた心がこもっている。もちろんメールも使われるが、打ち合わせ等の連絡にしか使われない。

 須関さんは伴奏が多いが、ソロではあの小さいからだからは信じられないぐらいダイナミックな演奏をされる。ステージ上では今どきの美人ではなく少し幼い平安朝的美人といった面持ちで、その面でも印象に残りやすいかも知れない。しかしオフではその顔とも少し違う現代的な若い女性らしさもちらとのぞかせる。人としての魅力のある女性だ。

 堤 剛との共演でチャンスも広がり、その演奏をより多くの場で聴く機会が出来るであろう。

 今後ますますの活躍を期待したい。
Posted at 2012/04/15 11:22:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | クラッシック | 音楽/映画/テレビ
2011年12月26日 イイね!

黒川侑 バイオリンリサイタル

黒川侑 バイオリンリサイタル 12/23(金・祝) 幕張ベイタウン・コアにて黒川侑バイオリンリサイタルを行った。

 黒川侑君については以前にも2回演奏してもらっている。彼がまだ高校生の頃にはじめて来てもらっているが、そんな彼も20代になった。現在ベルギーに留学中で一時帰国中の演奏会になる。

 前回についてはここに。

 今回の伴奏は、芸大2年生の北村朋幹君。Fazioliにはなかなか慣れなかったようだが、かなりの弾き手。

 黒川君と北村君は、昨年の(財)江副育英会のコンサートで仲良くなり、一緒に演奏するようになったらしい。写真はリハーサルの模様だが、彼らは相当に気が合うらしく、非常に多くの言葉を交わしながら曲を作り上げていく。他の演奏者では、そうしたやりとりをリハーサルで見ることはあまりない。どちらかというと伴奏者が従でまとまっていくことが多いが彼らは違ってとても熱い。彼らに言わせると「ねじ伏せたもの勝ち」と言うことだが。

 そして今回は、その北村君の同級生であり芸大作曲科の山中惇史君への委嘱曲の初演でもあった。勿論本人も来ていて、舞台上で曲の依頼の敬意や曲についての説明もしてくれた。

 現代音楽で、クラッシックとは違う技法で作られているが、これはこれでおもしろい。ただそういう曲なので、解説抜きでは取っつけない。事前に説明があったのは大変よかった。

 演奏会後に演奏者とスタッフで集まってお茶を飲んだが、彼ら3人は本当に仲がいい。そして音楽的にもとても深く、知識も技能もハイレベル。

 日本では、この業界は食べていくのもたいへんな世界で、若く才能のある子たちが活躍する場がなかなかない。経済的に持ち直してくれば場も増えるだろうが、もともと日本で育ってくる多くの演奏家が活躍するだけの文化的キャパシティが日本にはないのではないかと思うこともしばしばだ。

 食べていくのが難しいと言えば、ピアノ調律師。今ではピアノを習う子供人口も減り、ピアノそのものが少なくなっている上にデジタルピアノが多い。調律の仕事そのものがないのだ。今回も調律を担当していただいたピアノフォルティの越智晃氏も、若い調律師を目指す子たちにとってとても厳しい状況という。

 どこを見ても若手には厳しい世の中だ。
 日本の将来が危ぶまれる。
Posted at 2011/12/26 06:01:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | クラッシック | 音楽/映画/テレビ
2011年11月22日 イイね!

堤 剛 チェロリサイタルを聴く

 11/19(土)は、上野の東京文化会館小ホールで堤剛チェロリサイタルを聴いてきた。

 普段チェロの演奏を聴く機会はあまりないが、伴奏の須関裕子さんのご紹介で出かけてみた。どんどんと活躍の場を広げる須関さんに久しぶりにお会いできるというのがもう一つの理由であったけれど(実はこちらがメイン?)。

 日本のチェロの重鎮。桐朋学園学長でもある。

 演奏は、老練というか円熟というか、温かく落ち着ける演奏と感じた。伴奏に対してもう少しパワーがあってもいいと思う場面もあったが、若い須関さんともぴったりと息の合った演奏を聴くことが出来た。大きく体を動かしながらの演奏は好き嫌いもあるかもしれないが、私は嫌いではない。

 CDを1枚買ってサイン会に並び握手に応じていただいたが、大きく、温かく柔らかい手だった。

 **

 アンコールの1曲はドビュッシーの[亜麻色の髪の乙女]。ピアノ曲をチェロ用にアレンジしたものであるが、こういう曲は自分が伴奏したら思わずチェロが弾くべきメロディーを弾いてしまいそうだとか、バカなことを考えてしまった。

 ホント自分には伴奏は出来そうにない。

 
Posted at 2011/11/22 21:02:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | クラッシック | 音楽/映画/テレビ
2011年08月27日 イイね!

「FAZIOLIが奏でたショパンコンクールのすべて」無事終了

 8月と言うことで集客的には厳しめだったが、演奏&講演会を無事終了できた。


 他ではなかなか聴くことができない渡辺友理さんによるFAZIOLIでの演奏と、これまたまず聴くことが困難なショパンコンクールでの調律担当である越智晃さんによるコンクールの舞台裏のお話を伺うという、本当に貴重な機会だった。

 渡辺さんの演奏は、パワーあふれる個性的な演奏で、これだからこそショパンコンクールで評価され、あのアルゲリッチから賞賛されたのだと納得のいく演奏であった。また越智さんはピアニストからも審査員からもまず聴くことができないようなピアニストを支えるピアノ調律という舞台裏のお話をユーモア交えて伺うことができ、大変興味深いものだった。

 八王子など遠方からもおいで頂き、沢山の皆様にご協力頂いた結果無事コンサ-トを終えることが出来た。
 お力添えいただいた皆様、そしてコンサ-トを聴きに来て下さった皆様に感謝申し上げる。


Posted at 2011/08/27 23:34:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | クラッシック | 日記
2011年08月20日 イイね!

FAZIOLIが奏でたショパンコンクールのすべて 1週間後です



 あと1週間後に迫ってきました。夏・お盆ということでここまでチケットの売れ行きがちょっといまいちですが……。

 読売新聞の記事でも紹介されます。

 ショパンコンクール日本人最上位の渡辺さんが、コンクールで選んで弾かれたFAZIOLIを弾くだけでなく、FAZIOLIを選び第3位になりいまや大人気で評価に揺るぎのないトリフォノフをささえた公式調律師・越智晃氏のコンクールでのなかなか聞けないさまざまなお話を伺う滅多にない機会です。

 渡辺さんは先日もリハーサルでおいでになりましたが、以前も書いたように日本人離れした迫力のある演奏をされる方です(どちらかというと繊細というより豪快タイプで個性が際立っている)。きちんとした音楽ホールで多くの方に聞いていただきたいと思いました。

 もしよかったらよろしくおねがいします。



「FAZIOLIが奏でたショパンコンクールのすべて」

~コンクール公式ピアノFAZIOLIの調律師が語り、
  日本人最上位ピアニスト渡辺友理がFAZIOLIでショパンを弾く~


 日時:2011年8月27日 開場:13:30 開演:14:00
 場所:幕張ベイタウン・コア 音楽ホール
 チケット:大人(高校生以上)2000円、中学生まで1500円

http://www.baytown.ne.jp/core/

 2010年ショパンコンクール公式ピアノとなり演奏者が3位に入賞したFAZIOLI。その高い音楽性が高い評価を得て注目されている。公式ピアノの調律を担当した越智晃氏に調律師ならではの視点で語って頂くと共に、日本人最高得点を得た渡辺友理さんにコアのFAZIOLIでショパンを奏でて頂く。
 2002年に異例の住民運動でFAZIOLIを導入した幕張ベイタウン・コアならではの、記念碑的プログラム。

プログラム:
ラフマニノフ 前奏曲
           作品3の2 嬰ハ短調 「鐘」
           作品23から2番 変ロ長調
                  4番 ニ長調
                  5番 ト短調
           作品32の12 嬰ト短調

ショパン スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39
      アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
      ソナタ第2番 作品35
(演奏曲目は変更されることがあります)


主  催:ベイタウン・コア音楽文化振興基金

お問合せ:
 大垣(TEL:043-276-3878)
 
 松村(TEL:043-211-6853)
 

Posted at 2011/08/20 13:43:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | クラッシック | 日記

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