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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2013年03月19日 イイね!

明日は自然科学研究機構のシンポジウム

 第1回からなるべく聴きに行っている自然科学研究機構のシンポジウムもはや14回。
 3.11では延期となり東京から名古屋に会場を移されたときはさすがにいけなかったが。


第14回自然科学研究機構シンポジウム
「分子が拓くグリーン未来」

日時 平成25年3月20日(水・祝)10:00 ~ 17:35
場所 一橋大学(一橋講堂)


http://www.kuba.co.jp/nins14/


 この会場、昼ご飯を食べようとすると神保町などちょっと遠くまで行かねばならないのだが、以前の土日祝日はコンビニが少数営業しているだけのサンケイホールよりは遙かにマシ。だがこれも以前使っていた東京国際フォーラムの方が交通の便も食事も便利なのでこちらにして欲しいと思っている。

 内容的には普段と違い、ちょっと一般の人には取っつきにくそう。かなり材料系とか反応系の話になるようだ。
 

 帰りは東京国際フォーラムの神戸屋によって、パンを買ってこよう。
Posted at 2013/03/19 12:39:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | サイエンス | 日記
2012年10月25日 イイね!

オゾンホール:今年は最小【追記あり】

 フロンが極端に減ったわけではなく、気象条件によってオゾンホールが90年以降最小になったそうだ。

 過去最大などと言われたときについては,気象条件の検討はされていた(あるいは報道されていた)のだろうかと疑問をもった。

 「南極大陸の約1.5倍まで拡大したものの」などとつけるあたり、何となく印象操作感も。
 ちなみに、気象庁のプレスリリースでは

 今年の南極上空のオゾンホールは、9月下旬に最盛期を迎えて南極大陸の約 1.5倍まで拡大しましたが、 1990年代以降で最も小さい規模となりました。

 ニュアンスが微妙に違う。



オゾンホール:今年は最小 南極上空暖かく

毎日新聞 2012年10月25日 東京朝刊

 気象庁は24日、今年の南極上空のオゾンホールが南極大陸の約1・5倍まで拡大したものの、大規模なオゾンホールが継続して出現している89年以降で最小になったと発表した。南極上空の低温域が平年より小さかったことが原因という。

 オゾンホールは例年、南極の春に当たる9〜10月に最大となる。今年9月には2080万平方キロまで広がったが、これまで最大だった00年の2960万平方キロより大幅に縮小した。低温状態で出現してオゾン層破壊を促す「極域成層圏雲」が発生しにくかったためとみられる。

 オゾン層破壊物質の「フロン」などの濃度は国際的な取り組みによって緩やかに減少しているが、今回の縮小は主に気象条件が影響している。気象庁オゾン層情報センターは「今年より大きなオゾンホールは今後も発生するだろう。80年以前の水準に回復するのは今世紀半ばごろ」とみている。【池田知広】




【追記】

 
 日経は見出しで規制効果を謳い、日経らしく産業・経済界に擦り寄った印象で報道。

 なお、NHK、朝日、読売は比較的中立的で、特にNHKと朝日デジタルでは過去のオゾンホールの大きさの変化を示すグラフ(気象庁の資料にあるものと同じ)を示し、より客観的。


(↑朝日新聞デジタルより)

 オゾンホールの大きさとフロン全量のデータを見る限り、80年代以降の上昇傾向に歯止めがかかっているようにも見えるが、規制の効果が充分現れているかどうかは不透明(フロンの全量変化以上にオゾンホールの大きさが小さくなっている)。少なくとも今年が90年以来最小になったのは気象条件が優位。



南極オゾンホール、90年以降で最小規模 規制効果
2012/10/24 19:57 日本経済新聞


 気象庁は24日、有害な紫外線から地球上の生物を守るオゾン層が破壊され南極上空にできる「オゾンホール」の規模が1990年以降で最も小さかったと発表した。フロンなどオゾン層破壊物質の規制効果が徐々に出始めているとみられる。

 同庁は「このまま破壊物質の減少が続けば徐々に縮小する」としているが、オゾンホールの大きさは依然として南極大陸の面積の約1.5倍に達している。

 同庁によると、今年は8月に南極上空にオゾンホールが出現し、9月22日に最大となる2080万平方キロメートルまで拡大。90年の最大面積2100万平方キロメートルを22年ぶりに下回った。

 オゾン層破壊物質の濃度が緩やかに減っているのに加え、7月中旬から8月にかけて南極上空の成層圏の気温が例年より高かったためオゾン層の破壊を促進する雲の発生が抑えられたことが影響したという。

 オゾンホールはフロンなどが原因で80年代以降に急速に拡大。2000年に南極大陸の面積の約2倍の2960万平方キロメートルまで拡大し、その後は徐々に縮小している。オゾン層の破壊が進むと地上に到達する紫外線が増加し、人体や生態系に悪影響を及ぼすことから、フロンなどは国際的な規制が進んでいる。
Posted at 2012/10/25 09:19:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | サイエンス | 日記
2012年09月23日 イイね!

本日は京大霊長類研東京公開講座

 本日は京都大学霊長類研究所の東京公開講座へ。

 昨年はいけなかったが、第1回目からほぼ毎年聴きに行っている。

 一般向けの公開講座ではあっても演者により分かりやすさは様々だが、それぞれの研究の先端を知ることが出来、なかなか興味深い。

 チンパンジーのアイとアユムが有名だが、霊長類研の研究範囲は、霊長類について分子レベルから心理まで極めて広い。今回はどんな研究を聴かせてもらえるのだろう。
Posted at 2012/09/23 07:48:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | サイエンス | 日記
2012年08月31日 イイね!

ナンキンハゼの生命力!



 うちの街の中は街路樹が植えられている。
 うちの近くはナンキンハゼが植えられている。

 しかし、残念なことに今年春の台風で、一部の街路樹がなぎ倒されてしまった。

 そもそも海岸に近く東京湾を渡る風がもろに吹き付ける土地柄だけに厳しい環境だが、街路樹がなぎ倒されたのははじめた。

 倒れた木はほどなく根元から切られてしまった。


 ところがこの切り株からひこばえが生え……


 結構成長してきた!



 植物は強いなあと実感する。


 **

 生物には死があるが、老化して生理的に死が運命づけられている生物は実は生物界の中では少数派らしい。われわれ脊椎動物には不可避な死があるが、植物や一部の無脊椎動物は老化して死ぬことはない。

 全国のソメイヨシノは江戸時代に作られた個体を接ぎ木や挿し木をして作ったクローンである。言わば、単一のソメイヨシノの枝が数百年を経て生き続けていることになる。

 老化が運命づけられているものとしてはうらやましい気がする。



 
Posted at 2012/08/31 15:56:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | サイエンス | 日記
2012年04月26日 イイね!

メンデルは消えたのか?

 私は普段一般マスコミにはあまり触れていないが、間接的には聞こえてくる。


 どうも、高校生物からメンデルの法則が消えたと伝え、学校教育からメンデルの法則が消えたかのような印象を与えているようだ。現場の教員は最近になって聞いている者も多いかもしれないし、一般にはまさにホットなトピックスとして聞いていることだろう。

 同様な論調はあちこちでみられ、メンデルの実験を教える必要論を説いている方も見かける。科学的な問題、放射線問題等でずいぶん活躍されていたサイエンスコミュニケーターやサイエンティスト諸氏がその論調に乗って軽い議論(というかメンデル必要論を唱え合う)をツイッター上で交わしていた。

 しかし、かなり誤解があるように思う。

 メンデルの法則は以前から中学校で優性の法則・分離の法則までを扱い、遺伝子という概念を提唱し遺伝現象を統計的に扱ったメンデルの実験の中身や統計的な扱いの重要性を取り上げる。
 独立の法則については新しい教科である『生物基礎』では扱わないが、その後に履修する『生物』で組換えを含めてその内容を扱う。学校教育からメンデルの法則が消えたわけではない。

 また、メンデルの法則を三法則として扱うのは日本独特であると聞いている(手元のLIFE日本語訳『アメリカ版大学生物学の教科書 第2巻 分子生物学』でも優性の法則はなく2つの法則があげられている)。三法則の学習にこだわるのは過去に三法則を学習した者のノスタルジーによる主張である可能性がある。

 さらに、メンデルの実験と法則性の発見を扱う意義は十分あるが、いくつかの弊害を生んでいると感じてきた。
1.メンデル遺伝では遺伝子が形質の発現のしやすさについて優勢または劣勢の遺伝子として振る舞っている説明し、印象づけてしまうが、実態のわからない遺伝子についての当時の理解でしかない。対立遺伝子は遺伝子が壊れたり、コードの内容が変化してしまってできていいるものが多い。劣勢の遺伝子が存在すると言うより、発現しない遺伝子があるためにある形質が現れるか現れないか(たとえば花の色が付くか付かないか)ということが起こることが多い(対立する遺伝子をメチル化して働かないようにするものもある)。優性の法則自体が見かけ上そうなるのであって、きれいなものはむしろ例外的であるのに、それに反するいろいろな遺伝現象を例外として教えるのは不自然(そのため、ドイツでは雑種第一代に一つの性質が表れるものとして扱うそうだ)。

2.遺伝現象は実際には複雑で極端に単純化できない現象であるが、三法則をあたかも数学の定理のようなものとして扱い、遺伝現象をごく単純なルールに基づく現象であるかのように扱う者がときおりいる。解き方の手順ばかり重視し、その単純なルールの組み合わせとして現実にはあり得ない架空の三遺伝子雑種、四遺伝子雑種をより複雑な例として練習させる。このように遺伝現象の理解ではなく算数ドリルと化した学習が行われることがある。生徒は解ければ『遺伝がわかった』気持ちになるが、現実の生物の遺伝現象を見ていないことには気づかない。

3.大学以降では科学史としてメンデルを取り上げることがあっても、遺伝の仕組みとして(注釈なしでは通用しない)メンデルの三法則を大きく取り上げることはない(もちろん分離の法則は遺伝子の挙動の本質であるが)。しかし高校では遺伝の問題の解き方に終始して、遺伝現象の理解から乖離したメンデルの法則に基づく複雑な問題演習を行う。入試のためだけの学習になってしまっている。 

(メンデル自身は物理学に親和性を抱いていたようで、遺伝現象を統計的に扱うだけでなく物理現象のような単純な法則化が可能だと考えていたらしい。そのあまり、法則化の邪魔になるデータを意図的に排除したり都合のよいデータのみを選択した可能性すらあるようだ)


 私自身は中学校で歴史的意義と統計的扱いの重要性を教えるためメンデルの実験を分離の法則まで取り上げるだけで十分であると考えている。人物を扱うことが中学の学習にはなじみやすい。やたらに深入りして法則を強調し、遺伝現象を見誤らせることは避けるべきだと考える。

 私がこうした考えに基づいて明確に遺伝の学習をアレンジし、進化的な視点を常に取り上げながら生物の授業を行うようになったのは、2000年代初頭からである。当時進化学・遺伝学の方面から学校教育の内容に疑問が投げかけられていて、それまでに感じてきたメンデルの法則と実際の遺伝現象の学習との不連続感の解消をする方向に舵を切った。ま、そんなことをしたところで、誰も何も評価してくれるわけではなく、生徒もより正しい取り扱いだと理解してくれるわけでもないのだが。

 ただ、今回の生物教育の大改革で、高校で中学と重複しての超古典的なメンデル遺伝重視の学習から、ようやく現代の生物理解につながる古典的なセントラルドグマの学習に中心が移ったことを歓迎している。

 なお、多くの方に誤解があるようだが、1960年代に中学生だった先輩方は、中学校でメンデルの三法則を学習している。その後中学・高校とも学習内容をはぎ取られ、以前は学習していた遺伝子の調節(オペロン説など)など分子生物学的な内容は高校でも理系進学者のみが学習する可能性が高い『生物II』でのみ多少扱い、その他の学生がそれに触れる機会はなくなった。世の中でバイオテクノロジーがしばしば取り上げられる一方で、学校教育ではその基礎にすら触れていない卒業生を送り出してきたわけである。

 今回の大改革があたかも古いものを切り捨てているかのように言われる。しかし、文科省はこれまで時代に逆行して新しい内容を切り捨て超古典的なものだけに限定してきた。今回の改革では以前のようにメンデル遺伝を中学で扱い、そのベースの上で多くの生徒が学習する『生物基礎』において生物学の重要な視点である進化を取り上げ、分子科学的な分野を拡充し、しばしばマスコミでも話題になる内容に直接関係する内容を扱うように改革されている。このことに目を向けるべきだ。


以下参考にされたし。
生物教育系MLではおなじみのお二方のページである。彼らによって私の知見は大いに広がった。

http://www.asahi-net.or.jp/~hi2h-ikd/biology/bioiden.htm

http://jfly.iam.u-tokyo.ac.jp/html/education/education.html


Posted at 2012/04/26 12:21:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | サイエンス | その他

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