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2016年04月17日 イイね!

前震であることを見抜くのは困難なのに


16日未明のM7・3が「本震」、28時間前は「前震」だった 気象庁「予測困難」と釈明
産経 2016.4.16 10:40

 16日未明に熊本県で起きたマグニチュード(M)7・3の地震は熊本地震の余震ではなく、一連の地震活動で最も規模が大きい「本震」だった。気象庁は28時間前に起きた熊本地震は「前震」だったと訂正。「予測は困難だった」と会見で釈明した。
 地震活動は最初に本震が発生し、その後に小規模の余震が続くことが多い。気象庁は今回もこのケースとみていたが、M6・5の熊本地震はいわば前触れにすぎなかった。M7・3は阪神大震災と同規模で、エネルギーの大きさは熊本地震の約16倍に及ぶ。
 なぜ“主役”の本震が控えていることを見抜けなかったのか。会見した気象庁の青木元・地震津波監視課長は「ある地震が起きたとき、さらに大きな地震が起きることをその場で予測するのは地震学上、非常に難しい」と説明した。
http://www.sankei.com/affairs/news/160416/afr1604160058-n1.html


 産経は前震と見抜けなかった気象庁を批判したいのか? 

 こう言うのって、素人としてはもしかして自然な感想なのかも知れないけれど、少なくとも今の地震学では規模の大きな地震が前震か本震かなんてまず分からない。それを気象庁に非があるかのような書き方は感心しない。

 東日本太平洋沖地震の時も、直前に起きた地震以降余震が収束しないことから本震が控えているのではないかと気にした人はいたし、自分とて今回も全く収束しないことを不自然に思っていたが、それだけではより大きな規模の地震が起こることの根拠にはなり得ない。その時期や規模を予測することは今のところ不可能だ。

 マスコミの役割は、素人の感覚をぶつけることでいいのか、素人である読者に対し取材した科学的な立場の解説を伝えることなのか。
 後者の方がリーズナブルだろう。

 M7クラスは、活断層では最大級と言われる。これまでの経験では、それ以上はプレートの沈み込みに伴う地震になる。
 ただし、昨年小笠原諸島西方沖でこれまで例のない深度の巨大地震(Mj8.1)を経験している(遠く離れた東京で震度5強)。

 地震は今まで経験のないものが多く、我々が知っていることはあまりに限られている。
 地震予知などできないし、周期性があっても確実な周期を持っている地震はほとんどない。
 過去の経験から、こういうことが起こりやすいと言う程度だ。

 今なら、中央構造線に沿って近畿から九州までの地震が短期間に起こりやすく、数十年単位で南海地震がそれに続く可能性があると言うこととか。
Posted at 2016/04/17 10:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記
2016年04月17日 イイね!

震源域の広がり比較



               ↓



 震源が南西側に延びてきている。



 規模は小さいが、伊予灘にも震源が見える。こちらも伸びていかないとは限らない。

 過去の例から、四国以東も数日以内に動いても不思議ではない。


 なお、震源が途中で途切れてるのは阿蘇山があるから。カルデラにたまった火山噴出物で表面近くの断層が途切れている。
 また、地下は火山の高温故岩石にある程度の可塑性があって破壊が起こりにくい事もあるのだろう。


Posted at 2016/04/17 01:03:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記
2016年04月16日 イイね!

梅雨が厳しい


 九州は前線に南西方面から暖かく湿った空気が伸びて来る状態になりやすい。すなわち集中豪雨が起こりやすい。

 前線が動かなくなる梅雨にはいるととても厄介。

 西日本の梅雨は熱帯的な陽性梅雨。

 散々揺すぶられてグズグズになってしまった地盤の土砂災害が今後続くことになる。

  **

 日本のどこであっても同様の地震災害は起きうる。他人事とは思わない方がいい。

  **

 今回は3.11と違って範囲が狭く、影響が限定的と言える。津波もなければ今のところ原発事故もない。

 しかし、阿蘇山あたりの巨大カルデラ噴火となれば広範囲に壊滅的な被害が出る。いまのところは直接結びつくとは言えないが。

 鹿児島沖の鬼界カルデラ噴火は南九州の縄文文化を壊滅させた。

 箱根で巨大カルデラ噴火が起きた約5万年前には、横浜郊外まで火砕流が及んだ。

 巨大カルデラ噴火は破局噴火とも呼ばれるほどに影響がすさまじい。


 3.11以降、日本近辺は安定期から活動期に移ったと考えた方がいい。

 これはあと数十年続くはずだし、数千年~数万年に一度の現象がここで起こっても不思議はない。
 
Posted at 2016/04/16 18:46:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記
2016年04月16日 イイね!

なぜ前震、本震にこだわる?


 熊本の地震について、NHKを見ていると何故か今日の地震が本震だった、一昨日の地震は前震だったと言うことにこだわっている。気象庁がそう発表したからだが。

 前震か本震かは、規模の問題であるわけだが、前震と本震の区別は困難で、前震が起きたから本震がこれから起きるぞ、ということは今のところできない。

 地震が収束していかない場合、この後により大きいのが来る可能性を考えることができるが(3.11でも収束していかないことを不思議思った人がいた)、前震と本震の規模が極めて差がない限り、現実的にも「余震に備える」ことで対応できるし、規模の小さい前震から本震の時期や規模を考えることは困難だ。本震に相当するものが来たからといって、即収束するわけでもない。更に大きなものがこないとも限らない。


 全部まとめて地殻に生じているストレスの結果、一番弱いかつてできた割れ目が動き、ストレス負担の変化で周辺が続けて動いたと言うことでしかない。

 ここに前震だの本震だのと言うのは、単に定義の問題でしかなく全く意味がない。

 ある程度ストレスが解消するまで地震は起こり続けるだろうし、1箇所のストレス解消は別の箇所のストレス増加につながるので、他でも誘発地震が起こる可能性は充分ある。

 
Posted at 2016/04/16 13:50:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記
2016年04月16日 イイね!

熊本地震 震源域




 東北-南西方向に震源が広がり、どのようにストレスがかかって岩盤が割けているのかよく分かる。

 断層は既にできている裂け目なので動きやすいが、他のところに新たに断層を生じることだってあるし、これまで知られていなかった断層があったかも知れない。
 このあたりが地殻にかかるストレスの解消場になっているわけだし、中央構造線に沿った極めて大きな動きの一部と言える。



 南海地震を起こすプレートの歪みの結果とも言える。

 断面的にはこんな状態と考えられている。


http://fyamap.jizoh.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=203&pos=0

 付加体とは、プレートの動きによって運ばれてきて、プレート沈み込み部あたりにたまったもの。

 秋吉台の石灰岩台地も、遙か南から運ばれてきてあの位置にある。


http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/fukatai-01.htm
Posted at 2016/04/16 08:04:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記

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