GIGAZINEがかなり有用な情報を収集、提供している様だ。内容も多岐にわたる。
http://gigazine.net/news/C7/
原発について、当初あまり注目を浴びておらず情報も不十分だったが、今は充分な注目が集まっている。とりあえず構造やリスクについての周辺情報はかなり多くなった。もはや専門家ではない自分がこのブログで取り上げる必要もないだろう。
日本のさまざまな場所に原発が設置され、地震や津波に対するリスク評価が十分でないという話も聞いてきていた。それ故、自分はこれまで大規模な地震とくればすぐに原発の状態を確認してきた。
ほぼ1年前、チリ地震の際、自分はこんなことを書いていた。
---------------------------------------------------------------------------
2010年02月28日
チリ地震と津波とリュウグウノツカイ
本日未明のチリ沿岸の地震(M8.6)で、大きな被害が出ており、津波が発生している。
南米での巨大地震といえば、かつて三陸海岸で大きな津波被害を出していることが知られる。今回も3mを超える大津波警報が出されている。
(略)
そういえば、リュウグウノツカイという深海魚が北陸沿岸に多く上がってきていて、漁業関係者の間では「地震の前触れか」という話があったそうだが。
それが前触れかどうかはともかく、日本付近でもいつ大きな地震が起きてもおかしくない。巨大地震で原発が破壊ということも充分にあり得る。
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/17092810/
---------------------------------------------------------------------------
こんな記事も書いている。
---------------------------------------------------------------------------
2010年02月28日
原発の状況
車には関係ないので、みんカラ・ブログとしては不適だが……。
日本の原発は、大量の冷却水の冷却のため、海の近くに建てられる(海外では水蒸気がもくもくと立ち上る原発をよく見る)。津波の影響を受けうる。
地震や津波の際の原発情報を携帯へメールするサービスがあり、以前から利用している。
以下に16:00現在の情報を引用する。
--------以下引用------------
◎チリ中部沿岸を震源とする津波に対する各地の原子力施設の影響について(28日16時00分現在)
2月28日(日)9時33分、気象庁発表によると太平洋沿岸に大津波警報、津波警報が発令されました。当該津波による原子力施設の影響は、以下の通りです。
(以下略)
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/17095363/
---------------------------------------------------------------------------
原発のリスクは認識していたが、1年後に本当にこのような事態になるとは。
稼働中だった3機ともディーゼル発電ができず冷却できないという一報があった時点で最悪の事態が予想できた。なぜすぐに避難させないかと思っていた人も多いのだ。避難がはじまっても2km、3kmなど全然足りないとも思われていた。
そして実際被曝が起きてしまった。
それでも、現在の推移を見る限り、後手に回っている様に見えるがなんとか最悪の事態は避けられている。
当然のことだが、今回設計限界をはるかに超える圧力が経験した格納容器等は海水を入れようが入れまいが、そのまま再生して使える状態にはないだろう。
追記 20:15
と言っているそばから、海水を入れるポンプの不良で2号機の燃料棒が全て露出し、炉心が溶けた可能性があるという一報が入った。
本当にまずい。
追記 20:22
ここまでの冷却でどこまで燃料棒が冷えているかがポイント。なぜ水位が減少したのか?
ポンプが直り、水位が上昇しはじめたと言うが、燃料棒に触れると水蒸気爆発が起きる可能性もある。
追記 21:03
周囲で放射線検出。炉心溶融・メルトダウンの可能性。
追記 21:50
燃料棒の下から2mまで浸かる。水蒸気爆発もなく、何とかなったか?
Posted at 2011/03/14 19:49:04 | |
トラックバック(0) |
原発関係 | 日記