• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Yuh_Fazioliのブログ一覧

2023年07月15日 イイね!

JJの予知夢の復習

 このブログでは何度か取りあげてきたJJの予知夢だが、2023年時点で振り返っておこう。

2017~2035の間

時期不明「2017年に近いかその後」とのこと

日本   景気が良い様子がほとんど、2020年に東京五輪
中国   あんまり良い感じではないみたい、国力衰退、一部分裂
EU   分裂 トルコ、ギリシャあたりが戦争の被害みたい
台湾   2020年ごろには日本と国交結んでいる
朝鮮   統一
米    不明

 対して現況。

・日本
 景気はバブル崩壊後ほぼ一貫して悪い。経済成長しておらず、世界第二位の経済大国から三位に転落。輸出支援のために政策的に円安を進行させたにもかからず製品の競争力がないため輸出が増えない。長く経済が低迷し<異次元緩和>によっても需要がないため通貨が流通せず物価が上がらなかったが、戦争と円安で物価が上昇し、賃金は相変わらず抑え込まれているために国民生活に大きな負担に。
 税・保険料の国民負担が5割となり、実質収入は低下傾向が継続。富の再分配が冨の多い側になされ、富の偏在と国民の貧困化が進む。
 2020年予定だった五輪はコロナ禍で延期。ワクチン一本足打法で収束を図り2021年に東京五輪は行われたが、事業として誘致に始まって多くの不正が行われ、金がかからず7000億円で済むはずが3.7兆円となり、多額の税金が投入されたにもかかわらず使途の詳細はわからないまま委員会は解散している。
 コロナ禍では検査と隔離・医療の対応をおろそかにし、オミクロン株でワクチン一本足打法も無効化され、実質ノーガード状態に。危機管理能力の低さを露呈している。
 世界的韓国カルト・統一教会の政治介入に起因して元首相暗殺事件が起きたにもかかわらず、カルトの影響を受けたまま政権が継続し政策が左右され、宗教法人の特典を与えたまま解散命令も出さずという信じ難い状況が継続している。

・中国
 驚異的な経済成長で世界の超大国に。様々な外交手段で発展途上国からの支持を得ている。アメリカと対立的だが、アメリカも中国なくして立ちゆかないため、明確な対立を避けている。バイデン大統領が一時台湾危機を煽ったが、これらをネタに日本からアメリカ軍支援のための軍事費大幅増加、米国製兵器の買い付けを取り付け、その後は曖昧にしている。
 コロナ禍では強権的に管理を行い、コントロールに成功していたようだが、大きく方針を転換。大きな破綻はないようだが詳細はわからない。

・EU
 イギリスの離脱はあったが、破綻はない。ただし、ウクライナとロシアの戦争が継続しており、物価上昇やウクライナ支援で大きな影響を受けている。
 コロナ禍の影響を強く受けている。

・台湾
 工業分野で発展を続けている。中国との関係は米国や日本右翼が煽るほどの危機はない。コロナ禍では危機管理能力の高さを見せた。米国追従の日本が台湾と国交樹立はあり得ない。


・朝鮮
 統一の気配はない
 韓国は工業や音楽文化の面で世界的な地位を築いている。民主的に成熟した国家になっている。一方で若者の就職問題などを抱えている。
 北朝鮮は独裁政権が継続し、人工衛星打ち上げ、ICBM成功などロケット技術を向上させて、小国故に大国と渡り合う手段としての核のカードを有効なものにすることに成功しつつある。統一教会が日本から吸い上げたマネーの一部が流れ込んでいる。


・米国
 世界の覇権国家の地位を保っている。情報機器・ネットワーク及びそれらを使ったサービス分野で世界的に圧倒的な地位を占める。莫大な米国債を日本をはじめ他国に押しつけることでの安定。一時極右政権が成立した。覇権国家として世界の警察を自称してきたが、予算削減でその役割を縮小。一方でこれまでもアメリカ軍駐留に莫大な貢献をしてきた日本に対して、アジア方面で実質アメリカ軍の一部を担う戦力を備えさせることに成功している。
 ロシアや中国とは対立的だが、中国とは経済・投資面で実質カップリング状態で切り離せない関係。対ロシア政策の一環としてウクライナに関わって来たが、遂に戦争状態となり軍事支援を行っている。


 こんな感じかな。

 まあ、何一つ合ってないJJ予知夢。

 日本が好景気に沸き、日本以外はきな臭いなんて、日本が貿易に依存している以上あり得ない。
 安倍政権以降の強引な解釈変更によって集団自衛権を是としたが、これを根拠に参戦するのであれば、特需景気もあり得ないどころか戦場と化す可能性も充分ある。原発破壊による放射能汚染で国が実質消滅する可能性もある。





Posted at 2023/07/15 22:54:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | トンデモ | 日記
2020年03月04日 イイね!

人で判断するな、中身で判断しろ

 災害などの時にはとかくデマが流れやすいものだが、本人が意図せずデマになっている場合もあれば、確信的にデマを流している場合もある。

 今ウイルス禍でも正しくない情報が流れているわけであるが、何を正しいとするかの判断を人に求めるとこう言うことになるという例。

alt

 上氏は論文の都合のいい部分を切り取って、DP号の防疫の失敗で感染者が増加したとしたが、EARL氏、峰氏は防疫によって患者は放置より減ったと言う部分だけをとりだし、上氏のツイートをデマと否定した。

 論文の内容は既に取りあげているように、日本の介入で放置よりは感染を減らすことができたが、船内での感染は下船させていればで更に減らすことができた、という直感通りの内容だ。要するに皆部分だけ正しくトータルには間違っている。やらないよりはよかったが、もっと正しい選択肢があり、ゾーニングが難しい閉鎖空間のクルーズ船に閉じ込めること自体が根本的に間違いだった(さらに下船後の日本人乗客への対応は間違いの上塗りをした)。

 紙風船氏は人で判断してしまっているが、意図的かどうかはともかく、少なくともEARL氏は幾つもの前科があるので、人で判断するなら信用してはいけないことになる。

 ただ、デマばかり吹聴しているわけではない。

 結局のところ、人に依存した判断をすることが間違っている。

 人で判断していいのは、日常的に間違い、ウソ、デマ吹聴をしている人間の場合だろう。

 内容で判断するしかないし、自分で判断できなければ、多くの情報を検討して取捨選択するしかない。
Posted at 2020/03/04 13:45:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | トンデモ | 日記
2018年12月05日 イイね!

マッカーサー失禁?


 一部の人達の間で、厚木基地に降り立ったマッカーサーが失禁していたと信じられているらしい。百田直樹氏の小説『日本国紀』にそうした記述があるとか。そんなことをはじめて聞いたので、ぐぐってみるとネット上に散見される(みんカラにも)。

Google マッカーサー 失禁


 繰り返し引用されている1枚のモノクロ写真での影がそのように見えると言うだけのようだが。

 カラー動画でみると、デマであることがよく分かる。


alt
(動画の1:28頃から)




Posted at 2018/12/05 13:14:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | トンデモ | 日記
2016年12月29日 イイね!

もっともらしく装ったネットデマがひどい


 こんな類のものがしばらく前にネット上で随分流れていた。


http://netgeek.biz/archives/89232


 池上彰の冠番組においてグラフで印象操作をしていたというものだ。

 ネットでの主張によれば、億万長者の収入が増え続けてアメリカ同様の格差が日本でも起きているかのような印象を与え、日本の貧困を強調しているという。

 こうしたものをまとめて記事にしたnetgeekでは「日本の貧困層はひどくなっていると結論ありきで訴えるために捏造された見せ方だ」と言っている。

 **

グラフの縦軸を揃えないと比較は難しい。しかし……


 確かに、この場面を見てみると、日米の上位1%よ下位90%の推移を比較しているように見える。

 比較するなら、縦軸を揃えないと、批判にあるような印象操作になりかねない。

 だが、番組を見てみたが、番組構成の中で2つの比較し、日本の上位1%がアメリカ同様に莫大な収入を得ているなどと言及したことは一度も無い。



池上彰緊急スペシャル 2016年12月16日
格差はなぜ世界からなくならないのか
https://www.youtube.com/watch?v=hyvtfMc5tlw


 問題のグラフ並示があるのは1:42以降。

 番組の構成では次のように話が進んだ。

・アメリカの収入格差のグラフを示してから、収入が増え続けるアメリカの億万長者の実態を紹介。

・「このままだと日本はますます貧しい人が貧しくなる」と次のコーナーへ。

・アメリカのグラフを示したまま日本のグラフを見せ、日本も上位1%はアメリカと似ているが、下位90%はアメリカでは下位が横ばい少し下がっている程度なのに対して日本では下位が下がりっぱなしと紹介。

・日本は、貧しい人が更に貧しくなって格差が広がっていると言明。





 この後でバブル崩壊に触れ、富裕層もがくんと下がっているが、『持ち直す』と言っている。決してアメリカのように富裕層の収入がふくれ続けるなどとは言っていない。
 バブル崩壊後、下位90%の収入が減り続けて貧困が広がったと指摘している。

 なお、アメリカでは1980年から上下10%の変動でほぼ横ばい、リーマンショック後下げているが、日本では上下20%に及び、バブル時のピークから33%も収入が一貫して減りつづけている。収入が2/3になっているのだ。
 極めて単純に言えば、300万円の収入だった仕事はは200万円に、210万円だった仕事は140万円と言うことになる。
 netgeekはこれを余り差がないと言ってのけている。

 **



 netgeekでも取りあげられている同じスケールのグラフで見ても、下位90%(netgeekは何が何でも番組が貧困層を誇張していることにしたいらしく、『貧困層』と書き間違っている)の傾向の違いは明らかで、日本は収入変化が大きく、バブル崩壊以降収入の減少に歯止めがかからなかったことが見て取れる。上位1%はバブル時に大きく伸びた収入を維持したが更に拡大はできていないことが解る。


 番組では、ごく一般的なことを紹介しているに過ぎない。

 断じて日米の格差の拡大が同じように起きているのだと言うことは言っていない。アメリカは富裕層の収入増加で、日本は下位90%の収入減少で格差が拡大していると明言している。

 ところが、貧困女子高生をネット民が叩いた事例を挙げたこともあるのか、一部のネット民達はやってもいない2つのグラフの比較による日本の上位層の収入拡大という印象操作を、番組の一コマを切り取った画像を紹介してやったと強弁し、縦軸操作だと話をすり替え、あたかも貧困の拡大をなかったかのように印象づけている

 もし印象操作をやりたいのなら、バブル崩壊以降をグラフにするだろう。これなら日本の下位90%はひたすら収入が減っているように見せられるし上位1%もひたすら増え続けているように見せられる。バブル前後をあえて入れているのは、当然日本の経済にとってバブルが重要な意味を持っていたからに他ならない。バブルについては番組中でも言及されている。

 要するに、貧困女子高生叩きを正当化するために、番組の趣旨を無視し、やってもいない印象操作をやったと言いつのっているのである。

 netgeekでは事実誤認で叩いていたことを無視し、女子高生には浪費癖があるから生活保護はおかしいなどと、生活保護の趣旨を無視したことを主張している

 本当にどうしようもない。

 **

 なお、ネットで主張されている

・日本では上位1%も拡大しているという印象操作
・グラフによって貧困がひどくなっているという印象操作

というこの2つが矛盾していることを、誰も指摘していないが、気付いているのだろうか。気付かずに鵜呑みにしているのだろうか。

 **

まとめ


 番組を見れば、グラフによる印象操作などなかったことは明確だ。

 ところが、このようなグラフの並列部分だけに注目して、縦軸が違うものを並べるのは印象操作だという話だけがネットで拡散している。
 たしかにそう言うことをやったならば問題があるが、実際には話の展開の中で並べているだけで両者を比較し日本の上位層の収入がアメリカ同様に拡大し続けているということはまったく触れていない。アメリカの格差拡大の理由は富裕層の収入が増え続けているため、日本の格差拡大は下位90%の収入が減り続けているためと示したに過ぎない。

 完全にデマ、風説の流布になっている


 **

グラフによる印象操作は多いが、印象操作とするデマも増えている

 先日の東京新聞の伸び率比較による予算のグラフと同様、自分で原典にあたったり、データを分析したりせずに、ネット情報を鵜呑みにしてたたく分析能力のない人間をあぶり出す試金石になっている。

 ざっとみただけでも天羽優子、永江一石、佐々木俊尚が引っかかっている。
 天羽氏は似非科学批判で有名でグラフによる印象操作をよく知っているだけに、政治的な右寄り傾向と予算配分では性質上一般的なデータ処理と異なる見方が必要であることを理解していないためと思われる。

 この問題が少々高度なのは、

・グラフの操作による印象操作はあちこちでよく行われていること
・池上彰のものは、本当に比較していたらアウトであること
・予算に関しては一般的なデータと予算では見方が違うことに多くの人が気付いていないこと

が挙げられる。

 予算について言えば、先日取りあげたように、

・額が極端に違う予算については伸び率を比較するしかないこと(もちろん絶対額も示す必要がある)。
・そもそも予算は恣意的に決定されるものであり、それをあらわすのが伸び率の変化であること。

を認識する必要がある。

 今回のものでは理系のデータ処理に長けた人間も批判に回っている。これは誤差というノイズを無視してトレンドをみるということに慣れているからである。

 毎年の予算額の変化は多くても1~2%であり、その程度の増減は一般的なデータ処理であれば誤差の範囲である。データ毎のに現れる誤差を無視し、全体の変化を見る。
 ところが、予算の方は全体の変化を決めているのが毎年の増減である。これはノイズではないのだ。その増減を決めるのが政府であるから、伸び率を比較すればその政権の考え方が表れるのである。

 絶対額の差が莫大なものを絶対額で比較しろという議論が無意味なのもよく分かるだろう。それこそ問題の本質をすり替える印象操作にしかならない。 

 ちなみに、文教・科学振興費は前年度比でマイナスになっている。何かの予算が削られたのだ。これも東京新聞を叩いている天羽優子氏を始めとする理系研究者諸君は誤差範囲と認めなければならないことになる。





 
Posted at 2016/12/31 10:43:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | トンデモ | 日記
2016年12月03日 イイね!

トンデモ批判の松永さん、自身がトンデモに?


 こんなtweetを見た。ニセ科学(似非科学、トンデモ)批判の松永和紀さんのものだ。



 健康情報サイトWELQの、SEO対策で検索上位に来るにもかかわらずトンデモ満載の記事に対する批判が相次ぎ、記事閲覧停止になった件をうけてのものだと思われるが。

 JAグループの野菜に関する「とれたて百科」がニセ科学満載だと批判する。
 曰く、

菊芋で「脂肪肝や動脈硬化の予防が期待できます」
カブは「生で食べると消化酵素を効率的に摂取できると言われており」
ニセ科学満載。

 批判された「とれたて百科」の当該記述を見てみる。


https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=35




https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=121

となっている。

 ダイコンやカブなどには、ジアスターゼ(アミラーゼ)が含まれている。生で食べれば当然これらを機能するまま摂取することができる。胃が正常ならジアスターゼのみでは胃液の胃酸で最適pHを外れる上ペプシンで破壊されてしまうが、食物中のジアスターゼは食物の緩衝作用で胃酸から守られ、中性付近を保ち、胃の中でも作用するらしい(同時に中性付近ではペプシンは作用できない)。
 ジアスターゼは胃腸薬、消化剤として市販もされ、胃もたれ胸焼けの治療、防止に服用されている。

 松永さん、何を言っているのだろう……。今どきは【酵素】ブームで【酵素を取れば酵素が働いて健康に】などと酵素が消化で分解されてしまうことを無視したおかしなことばかり言われているので、ジアスターゼにも「消化されてしまうから働くはずがない」と脊髄反射してしまったのではないか?

 キクイモのイヌリンについても、イヌリンなどの難消化性デキストリンが中性脂肪の吸収速度を遅くすることが知られている。

 イヌリンについては国立健康・栄養研究所の「ヒトでの効果」を引用する。元サイトで確認のこと。

糖尿病・内分泌

・II型糖尿病の女性患者49名 (試験群24名、平均47.77±10.14歳、イラン) を対象とした三重盲検無作為化プラセボ比較試験において、イヌリン10 g/日を2ヶ月間摂取させたところ、空腹時血糖、HbA1c、マロンジアルデヒド、総コレステロール、トリグリセリド、LDLコレステロール、LDLコレステロール/HDLコレステロール比の低下と、総抗酸化能、SOD活性、HDLコレステロールの増加が認められたが、インスリン濃度、HOMA-IRに影響は認められなかった (PMID:23641355) (PMID:24688953) 。この現象についてはさらなる検証が必要である。
・II型糖尿病患者78名 (イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、シンバイオティクス(Lactobacillus sporogenes 1×10 (8) cfu + イヌリン 0.07 g/g含有) (試験群26名、平均52.3±10.8歳) またはプロバイオティクス(Lactobacillus sporogenes 1×10 (8) cfu/g含有) (試験群26名、平均52.3±8.2歳) 配合パンを40 g×3回/日、8週間摂取させたところ、シンバイオティクス群、プロバイオティクス群ともにトリグリセリド値、VLDLコレステロール値、総コレステロール/HDLコレステロール比の低下およびHDLコレステロール値の上昇が認められたが、総コレステロール値、LDLコレステロール値、非HDLコレステロール値、空腹時血糖値に影響は認められなかった (PMID:24706266) 。

http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail565.html


 LDLコレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)の低下を確認した論文があげられている。

 少なくともJAサイトの記述にあるように根拠にできる論文がある以上、ニセ科学扱いはピント外れだろう。問題とするなら、これらの論文の根拠について取り上げる必要がある。

 「脂肪肝や動脈硬化の予防が期待できます」という表現も、あえて【予防できる】ではなく【期待できる】という抑えたもので、脂肪の摂食を強く制限するほどではないにしろ多少なりとも効果は期待できるのであるから、執筆者にない効果を煽る意図があるとは思いがたい。他のサイトの有害な表現とは明らかに違う。
 
 問題視したのはおそらく、消化されれば炭水化物は皆グルコースなどの単糖になるから機能を果たすはずがないという松永さんの思いこみが背景にあるように感じられる。


 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体FOOCOM.NET主催の松永さんなのだが、ちょっと勢いあまった感があるのだが。


追記:
 しばらく前から、いわゆる似非科学批判の人たちが

・視野狭窄
・知識不足(専門外)
・自己過信

から、結果的にトンデモに荷担したり、自らがトンデモの発信をしている例を見てきた(一部に明確な御用もいるが)。また、同業者に対して差別/侮蔑的発言を繰り返して批判を受け、ついにツイッターにカギをかけてしまったものもいる。

 似非科学批判を行う人たちの中には、自らが研究の現場にいない人がいるが、そういう人でも容赦なく【科学の論理】【既存のデータ】だけで他人の領域に踏み込んでいく。
 その結果、既存のデータだけでは見えない何らかの意志に都合のいい方向に荷担する羽目になったり、似非科学な勢力を叩いているつもりが、被害者をトコトン傷つけて、どうかするとそのことに開き直ったりすらする。

 権威を盲信することを諫めながら、自分の知りあいの間違った情報、意図的なバイアスに基づく情報をなんの疑いなく拡散したりする。特に科学でない領域になると、全くと言っていいほど科学的思考がぶっ飛んでしまう人がいる(容易に作為的な数字、統計にだまされる)。

 単純な【科学VSニセ科学】という図式でしか考えられない視野狭窄も目につく。

 ニセ科学の悪徳業者を相手しているだけならそれでもよかったのだが、人間の社会はそう単純ではない。

 そう言うことを踏まえない幼稚な発想が目につくのが大変気になっている。

 現実社会とのマッチングを無視する数学原理主義も同じようなものだが、ニセ科学批判に見られる科学原理主義も、科学的なつもりでどうかするとデータ不備に気付いておらず自らがニセ科学に陥りかねない問題がある。

 今回取り上げた松永和紀さんの例は、自分の科学的思考・知識を過信した単純な思いこみの例と言うことができよう。

 人間というのは思いこみをしやすく、そう簡単には科学的になりきれないものだ。ニセ科学批判をやっていると、その切れ味鋭いナイフに酔い、自分を万能であるかのように感じやすく、いつのまにか思いこみの色眼鏡でものを見てしまいやすい。

 ニセ科学批判が陥りやすい愚である。
 
 

Posted at 2016/12/03 15:19:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | トンデモ | 日記

プロフィール

「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
何シテル?   06/15 10:04
愛車 黄色いピアッツァのHP http://piazza.ciao.jp/piazza_web/index.html ↑プロバイダーを変更して再開! ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/7 >>

  1 2 345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

YUHの気ままなままに 
カテゴリ:ブログ
2018/01/31 06:12:14
 
常識はずれのPIAZZA達の隠れ家 
カテゴリ:Piazza
2012/11/17 07:31:43
 
須関裕子のブログ 
カテゴリ:Music
2011/02/26 18:38:37
 

愛車一覧

スバル アルシオーネSVX スバル アルシオーネSVX
 はじめてのSVXは追突事故によって、わずか1年半で乗り換えることになってしまいました。 ...
いすゞ ピアッツァ いすゞ ピアッツァ
 社会人になりはじめて手に入れた車です。 PIAZZA XE Handling by L ...
BMW 3シリーズ セダン BMW 3シリーズ セダン
実家最後(予定)の車。 私がメンテナンスしてます。 →私が相続し維持することにしました ...
その他 その他 その他 その他
写真の置き場です。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation