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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2025年09月27日 イイね!

全教科募集の学校がいくつもあるなあ

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 ある私学教員募集情報から、主要教科やそれ以外を含めてほとんどの教科に募集が出ている学校をピックアップしてみた。この情報は公開されているので誰でも見ることができる。

 ○印は募集教科で、左から国社数理英その他である。

 こうしてみると、以前からの全教科募集の常連校が目につく。

 今の時期はまだ専任(或いはそれに準じた常勤講師)を中心とした募集である。
 通常、学校は欠員補充しかしないし、最低限の人員しか募集しない。余ったコマは非常勤講師で補う。
 つまり、募集教科が多いということはそれだけの退職者があったと言うことである。

 専任が多く辞めている学校というのは、辞める理由のある学校と考えた方がよいかも知れないのだ。

 ましてや毎年専任を全教科募集するのは異常事態である。

 以前、ある学校では学年の途中で何人もの専任退職者が出ていた。以前からブラックと言われていた学校であるから内情は推して知るべしである。

 私もそろそろの次の仕事を探さなくてはならないが、年齢的に採用が厳しいので、こうした多数の退職者があり採用難の学校に手を挙げなければならなくなる可能性がある。実際そういう学校での勤務経験もあるが、真底ブラックで教育機関としての体裁すら整えていなかった。
 そうした学校は待遇も悪く、所要労働時間を誤魔化して私学共済や雇用保険に加入させないことも多い(と言うか大半の私学はその状況)。そんな職場に行くぐらいなら、確実に厚生年金と雇用保険がつく派遣を探した方がマシかもしれない(収入的にも)。
 逆に、あまりの採用難で待遇を向上することで採用状況を改善させようというケースもあるが、それでも全教科募集が続くのだから中身がどうしようもないと言うことである。



Posted at 2025/09/27 20:00:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 教育・子育て | 日記
2025年09月07日 イイね!

校内の雰囲気比較 その2 部活強豪校編

 所謂スポーツ強豪校、部活強豪校にも勤務経験がある。しかも2校。

 この2校には似たところと違う所がある。

・部活強豪校は大概ブラック

 部活が強ければ、その部活の顧問が幅を利かす。
 その結果、体育教員が大手を振っていて、実権を握ってしまうことがありがちだ。

 あるマンモス校は管理職が体育教員で、自分のために法律を無視したことを次々とやってしまうようなことも珍しくなかった。人事権を濫用・違法な首切りなどしていた。

 別の学校は音楽教員が管理職に就いていたが、パワハラの見本のようなことを次々とやっていた。それでいて、「俺がパワハラ? こんなのパワハラじゃねえ」と。その下に体育教員が秘密警察のようについていて、気にくわない教員やお掃除の人などに嫌がらせをしたり、密告したりしていた。

 どちらも一族経営で、理事長の横暴が見られたが、一つは強力な労働組合があり、また実際の運営にはあまり口を出さないお飾り的な分まだマシだった。
 もう一方は創立者から3代目という衰退を招く最悪なパターンで、何の苦労もなく理事長のポジションに収まり、何もかも自分の管理下に置かないと気が済まず、何にでも気まぐれで口を出し、駐車場の割り当てすら事務ではなく校長(理事長)の管理だった。
 甘やかされて育った分やたらに自信家で横暴であり、何にでも口を挟みたがり、しかも気分屋なのでその時その時で言うことも判断も違い、学校全体が振り回されていた。
 しかも、生徒からみえる会議室でふんぞり返って(比喩ではなく物理的に)えらそうに教員を振り回しているので、生徒からその態度の悪さを指摘される始末。
 毎日職員会議の時間に遅刻するかしないかで飛び込んでくるのが日常で、一般の学校のように管理職が校門に立って生徒に挨拶するなど皆無だった。

 一時は早慶にも生徒が進学する学校だったそうだが、今では大変落ちぶれて、4年生大学に進学するものが珍しいほど。当然優秀な学生が取れず、多くの生徒がこの学校に来たことを後悔していた。
 学校内は荒れ果てていて、あちこちに穴が開き、フェンスは朽ち、汚れ放題。
 綺麗なのはしばらく前に開校した中学校舎のみ。戦後移転して建てられた鉄筋の校舎は、理科では物化生地4つの実験室にそれぞれ講義室が付属するという、標準を大きく超える充実ぶりだったが、現在では物理室は軽音の部室と物置に、地学室は天文部の部室で雨漏りをしたまま。生物室はエアコンがないので梅雨以降暑くて使用不可。冬はガス暖房が壊れていて使えないという状態。床が浮き、水道はさびていた。唯一化学室のみがリフォームされてエアコンとプロジェクターを装備していてつかえる状態だった。しかし、この部屋を予約するシステムがなく、いちいち他の教員に使用の可否を確認せねばならない運用のいい加減さ。予約表を提案したら他の理科教員に無視された。

 理事長と教頭相当職のパワハラがひどく、教員は萎縮し、毎年2割の教員が辞めるか、管理職が気にくわないという理由で「自己都合」としてクビにしていた。

 どちらも部活強豪校で予算の多くを部活動に割いていた。どちらも全国区の部活を持っていたが、スポーツ推薦で生徒を集めていて、部活動で名を売り、一般の生徒を多少集め、活躍した生徒はスポーツ推薦で有名大学に推薦で進学するという形ができていた。もっとも、推薦進学ができる部活はごく一部なので、ほとんどの生徒は学校に対する愛着もほとんどないようだった。

・特待生の扱い

 どちらも特待生制度で進学強化を狙っていた。部活強豪校では学力が落ちがちで生徒を集められない。生き残りには生徒の学力確保が重要で、進学実績は優秀な生徒の確保に欠かせないからだ。
 一つの学校は、立て替えてまだそうな額はない後者の見晴らしのよい1フロアを他の生徒と隔絶した特待クラス専用にし、専用カリキュラムを用意し、有名予備校の講師を迎えての放課後の特別授業もあった。
 同じ偏差値の生徒をあつめてもこうはならないぐらい生徒はまじめで意識が高く、特別なクラスを演出することに成功していた。普通科やスポーツクラスとは全く違う雰囲気作りができていた。
 普通科は作文と面接だけで入ってくるのが多く、ここはどうにもなっていなかったが、教員に多少なりとも学校をよくしていこうという雰囲気があったことが、レベルダウンを抑え、特待クラスの運営に関しては功を奏していた。

 もう一方は汚い校舎の職員室からもっとも離れた一角に特待クラスを集めていたが、生徒は悪い意味で隔離されていると感じていた。
 特別なカリキュラムを用意するでもなく漫然と運営されていて、生徒の元々のレベルの低さもあって、特待であることが何の結果にもつながっていなかった。これも理事長の思いつきレベルで学校が運営され、教員にその時々で一貫しない要求ばかりを行って翻弄させるだけである結果であるとみて間違いない。何しろ、教員がこの学校のために頑張ろうというモチベーションを持てないのだから、ボトムアップでよくなる要素がなく、そこにトップダウンで破壊して行くのだ。最悪のループが回っている。

・部活で起こるイジメ

 一方はかつて甲子園に出場した経歴があり、理事長が推している野球部にはかなり予算を割いている。ここでは広陵野球部で起こったのとよく似たイジメが寮で起きて裁判沙汰になっているが、学校側は高野連が問題にしていないと軽視していた。この辺りもよく似ていて、所謂野球強豪校ではこうしたことが日常になっているのではないかと思われる。

 日本の、学校が経営のために偏重する部活運営では、よく運動系部活にある問題が噴出していて、コーチ・顧問による暴力・暴言、上級生による下級生への集団暴力などは日常である。大概下級生は上級生を憎んでいる。
 日本の体育観は欧米のスポーツ観と違い、戦前の軍隊の教練の流れを汲んでいる。そのため、日本特有の行事として運動会が行われ、やたらに団体行動が行われている。個人が楽しむためのスポーツという考え方は極めて薄い。
 そのため、部活動も軍隊によく似てしまう。何しろ学校が宣伝のために運営し、顧問やコーチが自己実現のために指導している。一人一人の生徒のことなど考えるはずがなく、使い捨てにされる。
 その源流たる日本軍と言えば理不尽な暴力が日常化しており、そのために火薬庫に火をつけるなどの自爆テロが行われ、多くの軍艦が戦闘以外で沈んでいるほどである。1年生が練習の機会もなくただ上級生に従わされるという理不尽が行われるのも日本特有らしい。
 極めて歪んだ状態が強豪校に散見される。

 この理不尽と暴力が正当化されるのが部活動強豪校の傾向で、やたらに体育教員が力を持ち、理不尽が学校全体を支配してしまいがちなのである。

・教員の犯罪
 2つの学校とも、強豪部活動の顧問が外部で犯罪を引き起こしている。
 学校という教員であるだけで新卒でも大きな権力を与えられる世界では自分を勘違いしやすい。更に部活で生徒に暴力をふるいながら駒として扱い、勝てば外部の評価を得られる異常な環境の中で、うぬぼれ、おごり、慢心が起こりやすく、あり得ない行動を起こしやすいのかもしれない。

 なお、一方の学校では現理事長がかつて学校の中で盗撮を行い警察から事情を聞かれている。告発した教員はクビを切られたそうだ。

・まとめ

 部活強豪校は大きな歪みを伴っている傾向が大きい。体育教員が大手を振る結果、パワハラや理不尽が極めて強くなりがちである。
 一方の学校には強力な労働組合があったために曲がりなりにもある程度のバランスが取れていたが、もう一方は労働組合が廃止されており、教員の側はただ理不尽に耐えるか辞めるかという選択しかなかった。

 こうした歪みは生徒の意識にも大きく影響していた。


おまけ:

 なお、私が面接時に理事長に気に入られたという話を面接の場にいた管理職がペラペラ教員に喋ったらしく、その管理職から気に入らないと嫌がらせをされ続けただけでなく、長年理不尽に耐えて、いずれ管理職の地位を狙っている年配教員から、ポッと出に地位をとられてたまるかと敵視され、徹底的に無視され続けた。
 ここは人間関係が歪みきっていた。
Posted at 2025/09/07 09:49:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 教育・子育て | 日記
2025年09月05日 イイね!

校内の雰囲気比較

 私は私立学校を渡り歩いているので、いろいろな学校の内情を知っている。

 世間の人気と学校の内情は一致しないことがよくある。

 いくつかタイプ別に分けて見る。


・実業界の大組織が経営母体である某校

 有名な実業系のバックボーンを持つ学校に1年いた。
 ここは元は商業/工業学校だったが、バックの意向で改革を始め、進学校化を進めている。
 ここの雰囲気はかなり独特で、教員間の人間関係がひどく薄い。異常にサバサバした感じでお互いに関係を持とうとせず最低限の人間関係になっている。建物をリフォームして広大な職員室を作ったが、オープンというより人が孤立しているような感じになっている。大きなハードに金をかけても細かいところはおざなり。特に講師室は壊れたものが多く、机や椅子がバラバラで古いものばかり。PCは業務に必須(成績処理だけでなく、毎日連絡を確認することが必須)なのにデスクトップPC数台を兼用。専任は全員それなりに高価なノートPC貸与。
 やたらに始末書を書かせて頭を下げさせるようになっていて、きわめて些細なことでもいちいち始末書がついて回る。これも人間関係が薄くなる要因。

 一部を一貫進学校化しているために旧来のコースに対する扱いが悪い。講師や能力が低いと見なされていそうな教員ばかりが担当し、生徒も見捨てられている感を感じるようで生徒がやや荒れやすい。
 労働組合はなく、講師は極めて安易に使い捨てる。私学共済に加入できる資格があるはずでも加入させず、失業保険に加入させない(労使折半のものはすべて拒絶)。
 5年で無期転換ルールが決まった途端、該当しそうな講師を雇い止めし、新規契約では3年年限を設定。私学ユニオンを通じて団体交渉を持ちこまれ、それをきっかけに電子的な勤怠管理(それまでタイムカードすらなかったらしい)と、現時点ではまだ珍しい残業手当を導入し体面をととのえているが、表面的。
(暇で何も分からない新人ばかりが居残って残業手当をもらっていた。家族の都合などで居残れない人はすべて自宅で仕事をしているので業務量にかかわらず超過勤務手当など受け取れない)
 国の制度変化で要件を満たす講師の私学共済加入をとり入れたはずだが、翌年からは要件を満たさない細切れの契約で逃れている模様。

 講師から見て学校への信頼が崩れ落ちる一方で、私が1年で止めたとき、8割の講師が退職している。

 一方で、実業界のバック肝いりの一貫コースは順調なようで、コースを拡大しているようだ。

 改革に咬んでいる教員はやりがいを感じているようだが、それ以外の教員は学校が捨て去ろうとしている業務(とはいえまだ収入の柱)に向かわされており、差が激しい。

 実業界が教育に絡むと、学校組織はこんなにバラバラになってしまうのかと感じた学校だった。
Posted at 2025/09/05 08:04:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 教育・子育て | 日記
2024年06月09日 イイね!

定期テストあれこれ

 クルマネタがないので、学校ネタでも。

 中高では定期テストを行うのが一般的である。

 そのテストのやり方は学校によってかなりの違いがある。

 それを少し紹介しよう。


1.定型の表紙をつけるかどうか
 多くの学校は、ヘッダとして教科名、学年(組)、実施日、出題者をつけるだけだ。
 しかし、様々な諸注意を記載したB5ないしA4サイズの表紙をつけることを必須とする学校がある。業者テスト等と似た体裁になる。少しでも体裁が崩れると叱責される。

2.冊子にするか否か。
 小冊子スタイルで印刷し、配付することを義務とする学校がある。その学校では高性能印刷機が自動で冊子化してくれるので苦労はなかった。
 同じく小冊子スタイルを義務とするが、この学校には小冊子にする機能がある印刷機どころか折り機すら存在しなかった。何百人分も手折で差し込んで冊子にするのである。ココはあらゆるところがブラックな学校だったが、その一つ。
 不文律で、2枚以上になる場合は折ってまとめるか、小冊子スタイルにすることを求められる学校があった。曰わく、監督の先生が不機嫌になるからとか。
 学校によっては数枚に渡っても折り込みもせず小冊子にもせず配らせるところもある。低学力校に多く、問題数が少ないので、多くの枚数に渡ることがまれであるから特に決め事になっていないらしい。
 
3.解答用紙
 解答用紙は、冊子スタイルにしている学校でも問題とは別に配付するのが普通だ。
 しかし、問題と解答を全て織り込んで置く事を求める学校を今年初めて経験した。ここは高性能印刷機が入っているが、印刷機は解答用紙に問題冊子を挟み込むなどということができない。そのため、全て手で挟み込みを行うか、冊子になったときに一番外側が答案用紙になるようにデータをいじくって印刷するしかない。

4.問題の作り方
 ほぼ全ての学校は授業担当者が自由に出題する。
 「横持ち」とか「組んでいる」と表現する、同じ科目の授業を複数で担当する場合は、出題を分けあったり、交代で出題する。その場合は担当者間で問題をチェックし、修正する。
 ところが、理事長命令で全ての問題を管理職が目を通し、添削をする学校があった。
 管理職は特に理数系では出題内容が理解できないので、「てにおは」、微妙な文頭の間隔ずれ、問題間の空間の多少など、本質とかけ離れた言わばどうでもいいことでいちゃもんをつけ、作り直しを要求してくる。こうしたことのためにかなりの時間をロスすることになる。何度も作り直しを要求され、テストを実施できなかったこと者がいたことすらある。他校では普通にやっていた教員に対してこれなので、完全な管理職によるイジメである。
 一般の問題集や入試問題のようなものを「無味乾燥な問題」とケチをつけ、顕微鏡の部分の名称を問えば「クイズのような問題」などと難癖をつけて理事長に報告する。気にくわない教員をそうやって低査定にして雇い止めの理由にしているらしい。
 理科ではあり得ないことだが、問題の最初に物語のような文章を書いて読ませることがよい問題だと言うことらしい。
 ケチをつけることが仕事だと思い込んでいるので、とんでもない誤読をして難癖をつけてくることもままある。これも上述のブラック校である。

5.問題の提出
 多くは前日までに印刷し、鍵のかかる指定場所に保管する。
 1週間前までにガムテープで厳重に封をして保管をする学校もあった。
 ガムテープ止めの上、割り印をしろという学校もあった。ガムテープの上に割り印など不可能なので確認したら、マジックインキでサインしろに変わった。どうもサインも割り印と呼んでいるらしい。私立学校は閉じたムラ社会なので、ジャーゴンが多い。

6.出題者の巡回
 多くの学校では、試験時間が半分経過したぐらいで出題者が巡回する。
 学校によっては試験時間によって2回ないし3回の巡回を求める学校もある。
 一方で、基本、巡回はしないとする学校もある。

 一般に低学力な学校ほど、巡回時に生徒に追加の注意を与えたりヒントを与える傾向がある。驚くほどべらべらしゃべりまくることが常態化している学校もあった。
 高学力な学校では最低限しか発言しない傾向。

7.試験監督の立ち位置
 多くの学校では、監督は教壇に立ち、時折机間巡視することになっている。
 しかし、机間巡視をせず、直立不動で監督することを取り決めている学校もあった。

 
8.採点期間
 試験期間終了翌々日に返却、日程によっては翌日返却というハードスケジュールを課す学校があった。私など7〜8クラス計400枚、出題数が多く、記述や論述が多い採点を、数日間完徹でこなすのが普通であった。この学校はスケジュール的過負荷がきわめて大きく、教員によっては1回に100枚程度しか採点しないのに、こちらはその4倍も採点を行い、何の配慮もされない(自分はあの学校で最もハードな状態だったらしい)。それが退職を決意する理由の一つになった。

 一般的には1週間以上の採点期間がある。授業がない採点日を設ける学校もある。
 マーク採点を採用する学校もあり、最近では不完全な自動採点機能を提供する企業もある。後者は今年初めて使ったが、自動採点の文字認識機能が貧弱すぎ、手採点の方が速かった。


9.オマケ 労務管理
 私立学校しか知らないが、講師についてまともな労務管理をしている学校は皆無といっていいほどレアだ。
 出退勤は誰も管理していないことが多い。出勤簿に印を押すだけでタイムカードもない学校が多かった。誰がどこにいて何をやっているかをリアルタイムで把握している上司は存在しない。なんせ管理職は多くが教頭と校長の二人しかおらず、私立の校長は理事長室にこもっているので教頭が事実上唯一の管理職だ。誰がどうしているなんて把握できるはずがない。
 それでも授業には行っているのが普通だが。
 退勤時間も管理されておらず、当然残業状況もまったく記録されない。
 私立で残業代を出している学校は殆どない。これはもちろん違法であるが、当たり前の様に、給特法で働かせ放題の公立に準じている。

 ある問題が大きい学校では労基から指導を受け、タイムカードを設置するようになったが、給与明細に時間外労働時間が記されているのに、時間外手当はゼロであった。給与明細をこのまま労基に持ちこもうかと思った。

 別の学校では労働問題が起きて私学ユニオンの団体交渉が入り、出退勤をスキャン管理し、残業代の支払いも行うようになったが、根本が講師使い捨ての意識が強い学校なので、3年年限が来た講師だけでなく、私がやめるとき同時に8割の講師が退職した。

 スキャンで出退勤の管理をしても、講師には出退勤時間に関わりなく最初の授業の直前○○分以内と最後の授業の後○○分以内にスキャンをさせる学校もある。




Posted at 2024/06/09 11:37:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 教育・子育て | 日記
2022年03月19日 イイね!

爲末大による「全柔連小学生全国大会廃止」を受けた投稿

 部活偏重の勤務校のClassi理科教員用グループに投稿しようとした内容を、思い直してこちらに投稿しておく。

 理科とは関係ありませんが、昨日爲末大がツイートしていた内容を転載します。元アスリートだけに重い言葉です。
 日本の学生スポーツの有り様は元アスリートから批判されることがままあり、体の問題だけではなく、部活動のありよう、セカンドライフを考えさせず学生を使い捨てる実態なども対象になっています。海外では学生アスリートは引退後の長いセカンドライフを考えさせられ、資格を取るための勉強に時間を振り向けています。一方日本で部活重視校のスポーツクラスの生徒に尋ねても、何の将来像もなく「解説者になる」「スポーツのコーチになる」などという現実性の乏しいことを言うのみでした。部活でチームが実績を出すことだけを求められ、本業であるはずの勉学をおろそかにしています。この中でスポーツで糧を得るものはごく僅か。しかし学校やコーチ・監督のために使い潰され、何のセカンドライフの準備もないまま卒業していくわけです。
 怪我をして部活ができなくなったら退学をする例も見てきました。周囲の生徒もそれを当然とし、明日は我が身とは考えていませんでした。

 これらは「体育観」「スポーツ観」の日本と海外の違いとしても取り上げられる問題です。日本のスポーツ観は精神修養の「道」としてのものと、それが全体主義、軍国主義とむすびついた訓練・教練としてのものが色濃くあり(運動会は日本独特のもので軍事教練の影響によるし、技能と記録、勝負にこだわる体育指導、部活動が学校と一体になっている独特さなども)、個人の楽しみや幸福とは隔たりがあることが指摘されます。
 いくつかの部活重視校に勤め、こうした問題を考えるようになりました。
 しかしながら、これはスポーツのみならず全体主義の強い日本の教育に根深くある問題でもあります。
 何かの参考になりましたなら。

ーーーーーーーー
Dai Tamesue 爲末大
@daijapan
3月18日
全柔連が小学生の全国大会を廃止するという決定をしました。私は素晴らしい決断だと思います。なぜ若年層での全国大会を行わない方がいいのか三つの理由で説明します。
①そのスポーツが弱くなるから
②全ての子供がスポーツを楽しめないから
③競技を超えた学びが得られないから
まず若年層の全国大会が成人になってからの競技力向上に役に立っているかというとマイナス面の方が多いと考えられます。その理由の一つには早すぎる最適化があります。子供は大人が小さくなったというわけではなく大人と子供では特性に違いがあります。発達にばらつきがあると言ってもいいです。
例えば体が小さいのになぜか子供は字を大きく書きます。それは筋の調整と連動がうまくいかないから細かい作業がまだうまくできないからです。その一方でリツイ体制のバランス自体は大人とそれほど変わらないぐらいうまくできます。このように子供は大人のミニサイズではありません。
ということは子供の世代の柔道は大人の柔道のミニサイズではなく勝利のためには違う戦略が求められるということです。早すぎる最適化とはこの子供時代の勝ち方に最適化してしまったが故に、大人になって本来行き着くレベルまでいけなくなってしまうことを指します。つまり器が小さくなるということです
柔道はそれほどではないかもしれませんが、日本人が海外の試合に出てよく聞かれる質問は「日本人は10代ではあんなに強いのに、20代になってからなぜ弱くなるのか」です。要するに若年層の時代にトレーニングをしすぎて、大人になった時に世界とは戦えなくなっているというのが現状だと考えています。
欧州で中高の全国大会が禁じられた時のロジックは「子供たちはスポーツを楽しむべきであり、それは試合に出ることで補欠で試合に出られないことや過剰に勝利至上主義に走ることは避けなければならない」というものだったそうです。全国大会は勝ち抜き戦の構造を作り、敗退と補欠を生みます。
日本のスポーツは全てが「選抜システム」であると言われます。それは全てが才能を発掘する目的に向かっていて、全ての子供がスポーツを楽しむという視点の欠如に向けられた批判です。一方で勝ちたい子供を制限するのかという反対の声もあります。しかし現場に行けばわかるのは最も勝ちたいのは大人です
早い段階で日本一になりましたので、離脱していく選手をたくさんみてきました。そのような選手にある特徴は本人より周りが興奮していることです。親と指導者が選手の才能に興奮して舞い上がっている場合、その選手の才能が潰れる可能性が高くなります。なぜなら最も重要な主体性が損なわれるからです
99.9%以上の選手はオリンピックに行けません。アスリートで食っていけるのもそのぐらいの確率です。ほとんどの選手はアスリートという職業にはつけません。だからこそ競技から学んだことにどの程度の普遍性があるかが重要になります。では普遍的な学びとはなんでしょうか。
それは少なくとも自分が何をしようとしているかを知り、何が起きたかを理解し、どうすればいいかを考えることができることで成立します。リフレクションです。ただこの能力は育つのに時間がかかります。若年層だけで活躍させようとするならば、この手順を省く方がうまくいきます。
つまり言われた通りやる人間を作ることです。しかし、このような選手は引退した後、苦労します。自分の体ではある程度のことはしてきたわけですが、一体それがなんだったのか本人がわかっていないからです。考える力が育っていません。
以上の理由から、全国大会の廃止は素晴らしいことだと私は考えます。ぜひ他競技でも追随してほしいです。

https://twitter.com/daijapan/status/1504769315031351296?s=20&t=OGirhEGahj5wF9NpUI0ehA

Posted at 2022/03/19 21:07:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 教育・子育て | 日記

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「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
何シテル?   06/15 10:04
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