木工をすると莫大な木くずが出てくる。
これをふつうの掃除機で吸っているとあっという間に一杯になってしまう。そこでペール缶とサイクロンユニットを使って簡単なサイクロン集塵装置を作った。それはまたいずれ。
吸い込みに使うのはふつうの掃除機で、以前オーバーホールした古いピンクの掃除機だ。
ただ、これを集塵装置につないでしまうとオンオフが極めてしにくくなる。
そこで、スイッチはオンにしたまま、電源をリモコンでオンオフすることにした。
今回の掃除機は500Wモーターなので、突入電流によるリレー接点の焼損を考えると2倍程度、1000W以上の電力容量のものが欲しい。
よく見かけるオーム電機のものは900Wなので、ちょっと厳しい。
調べてみるとBanggoodで1625Wのものが見つかった。
在庫切れで時間はかかったが、無事到着。
商品説明がBanggoodらしくついてくるのか来ないのか分からない3コンセントユニットや4台対応リモコンが掲載されていたが、結局来たのは最小構成の1コンセントユニット+1台対応リモコンと電池。
プラグはアースピン付きなのでアダプタ必要。
リモコンは電波式なのでかなり離れていても使える。赤外線式は見通し範囲内でしか使えないので圧倒的に電波式の方が確実だ。
機能的には問題なし。
で、内部を確認してみた。
片面基板で、リモコン回路がプリントパターンがある裏側にある。
リレー表面に結構傷があるのが気になるな。
リレーは中国メーカー製らしい(ググるとデータシートもあり、安価に売られている)。
仕様は
12A 250V AC/15A 125V AC 125Vで1825W
リモコンACコンセントとしては13A125Vなので、少し余裕を持たせた仕様になっている。
なお、タングステン電球は長めの突入電流があるため、ケースにはタングステン5A625Wまでになっている。結構余裕を見ている。
モーター負荷800~900Wぐらいなら問題ないだろう。工具メーカー製の集塵機だと1000Wクラスなので、ちょっと苦しい。
もっと大きなモーターの掃除機を使いたい場合は、以前ケルヒャーの貧弱なスイッチを電磁リレー化した際のモーター用大容量小型リレーに置き換えれば問題ないだろう。もちろん、スペース的に厳しければケースにも少し手を加える必要があるが。
なお、最近の家庭用掃除機はスイッチが物理スイッチではなく論理スイッチで、オンにしっぱなしに出来ない。スイッチに手を入れるなどしないとリモコンコンセントでは動かせない。
***
某氏のYouTube動画で、こうしたリモコンACコンセントを紹介していたが、仕様の電力容量を超える集塵機をつないでいた。倍の余裕を見るどころか容量不足とは!
こうした使い方をするとすぐにリレーの接点が焼損する可能性が高い。注意されたし。
Posted at 2021/04/21 10:53:54 | |
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