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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2018年05月25日 イイね!

医者の限界…



研修医の僕が、難病を診断して「その患者の死」を経験し思ったこと
Posted on 2017年7月11日 by 布施田泰之
http://fuseda.xsrv.jp/wp/archives/5295


 不定愁訴(要するによく分からない症状)を訴え、精神科に回されていた患者が救急外来にやって来て、研修医が誰もが全く考えてもみなかった頻度の低い難病、ALSを見つけ出すも、翌日に亡くなってしまった話。

 ごく珍しい難病では病気を見つけるにも限界はあるし、見つけたとしても助けられるとは限らない。

 不定愁訴として精神病扱いされてしまうのも、現実には起こりがちだろう。

 たまたま神経内科の経験と知識があり、難病を見つけ出せたのはすばらしいことだったが、時既に遅し。

「もし○○だったら救えたのではないか」

 その研修医には、いろいろな思いがわき出る。



 『今後に生かす』

それが今回、患者の死を経験した僕に出来る、

唯一の罪滅ぼしに違いない。





そして、それこそが、

医療の本質なのだ、と僕は思っている。


 最善を尽くしても救えないことは多いだろう。
 次に生かす。
 そう思うより仕方が無いし、そうするしかない。

 医療の話ではあるが、人は人生のいろいろな場面で、そういう思いを持つことがある。

 自分とて、そういう悔しい思いを持つことがあった。


 

 
Posted at 2018/05/25 16:09:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記
2018年04月30日 イイね!

妊婦のカフェイン摂取と肥満


妊婦のカフェイン過剰摂取、子どもの体重増加リスクと関係か
2018.04.24 Tue posted at 16:43 JST

(CNN) 妊婦がカフェインを過剰に摂取すると、子どもが成長してからの太りすぎや肥満リスク増大を招く可能性があるという研究結果が、23日の医学誌に発表された。

ノルウェー公衆衛生研究所は1999~2008年にかけて協力者を募り、同国の女性約5万人について、妊娠中に摂取したカフェインの量と、生まれた子どもが生後6週間から8歳になるまでの成長パターンを調べた。

カフェインの摂取量は自己申告に基づいて、「少ない(1日当たり0~49ミリグラム)」「平均(同50~199ミリグラム)」、「多い(同200~299ミリグラム)」「非常に多い(同300ミリグラム以上)」の4段階に分類した。カフェインはコーヒーや紅茶、ドリンク剤、チョコレートなどに含まれる。

調査の結果、妊娠中のカフェイン摂取量が非常に多かった女性は、摂取量が少なかった女性に比べ、子どもが1歳になるまでに成長過剰になるリスクが66%高くなることが分かった。

カフェイン摂取量が平均だった女性は10%、多かった女性は30%、それぞれ子どもの成長過剰リスクが高かった。

さらに、妊娠中に平均~非常に多い量のカフェインを摂取すると、子どもが3~5歳なった時点で太りすぎになるリスクが大幅に高まることも判明。8歳の段階では、母親のカフェイン摂取量が非常に多かった子どものみ、影響が残っていた。

母親のカフェイン摂取量が非常に多かった子どもの平均体重は、母親のカフェイン摂取量が少なかった子どもに比べ、3歳で213グラム、5歳で320グラム、8歳では480グラム上回った。

研究者は、「妊娠中のカフェイン大量摂取は、乳幼児期の過剰成長や子ども時代の肥満と関係していることが、今回の研究で示された」と解説している。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35118271.html



 ある女性は、紅茶も緑茶もほとんどのまず、コーヒーばかり飲むそうなのだが、そのお子さんが保健指導レベルの肥満児だった。

 女性自身には全く肥満傾向はない。

 もしかすると、この記事のように、カフェインの過剰摂取の影響なのかも知れない。

 カフェイン摂取もほどほどにすべきだろう。



Posted at 2018/04/30 19:03:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記
2018年03月16日 イイね!

千葉市立病院の立て直し


 公立病院というのはどこも大体赤字で、苦しんでいる。

 その理由の一つには、医薬品の購入金額が私立病院より高いと言うことがあるらしい。
私立病院では購入担当者が変わらず、製薬会社との関係を築いているので安く購入できるが、公立病院では公務員が入れ替わり立ち替わり出担当するために言い値で買っているという事情があるらしい。

 このあたりの事情は以前このブログでも触れたことがある。

2015年12月23日
病院は結構赤字

https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/37028342/

2015年12月25日
薬価差益の大きさは、購買担当者次第?
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/37040184/


 * *

 ちょっと前に近所に来た医療関係者と話をしていて、近所の千葉市立海浜病院が公立病院の例に漏れず厳しい状態にあり、以前からジェネリック薬品の比率を上げて経費節減にとり込んでいると言うことを話したらこともなげに

「今はジェネリック薬品の利用が促進されているのよ」

と言われてしまった。

 それは国の医療費全体の圧縮のために取り組まれている話で、個別の病院レベルの話とは違う。
 医療費圧縮のため、処方箋に具体的な薬品名を書かずに成分名を書かせることなどでジェネリックを選べるようにさせているが、それとは別に、病院の経営改善のために積極的にジェネリックを処方することが行われているのだ。
 

 千葉市立病院では以前からジェネリックの購入率を上げている。下は青葉病院の例。

公立病院改革 千葉市立病院改革プラン

Posted at 2018/03/16 13:42:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記
2018年02月21日 イイね!

インチキ医療


 似非科学等々で利益を上げる連中を敵と思って生きてきたので、当然インチキ医療も自分の敵だ。

 腫瘍内科の勝俣範之先生をフォローしているが、いろいろな情報を流されていて参考になる。

 
〝インチキ治療〟さえ見過ごされる日本のがん対策の現状
勝俣範之 (日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10828

 先進諸国では、未承認のがん治療は、研究治療として、政府に届け出をすることが義務付けられている。しかし、日本では医師が行う保険外の自由診療は、医師の裁量権として、許されている。未承認の治療、研究的治療は、患者に安易に行われるべきではない。本来は医学的に妥当であるか、また人間に投与することが妥当であるか倫理的な問題まで、第三者による厳密な審査(倫理委員会)を経てから投与されるべきものである。このことは、ナチスドイツが行った非倫理的非人道的な人体実験の反省を基にしてつくられた医学研究の倫理規範であるヘルシンキ宣言にも記載のあることである。

 また、患者には生きた〝実験台〟として、研究に参加してもらうのであるから費用を患者から徴収することは、倫理的には許されるものではない。日本の治験制度(承認取得のために政府に届け出をする臨床研究のこと)では、治療費を患者から徴収することはなく、無償提供される。がんの治験では、交通費が1回の通院費用として7000円支給される。日本で未承認で保険適用にない治療法があれば、研究的な治療であり、それは基本的には〝治験〟として行われるべきものである。

 未承認の治療を行っている医療機関はざっと数百はある。海外先進諸国でも、がんの民間療法は多数存在するが、医師が行うガイドラインにも記載のない未承認治療が行われ、患者から高額な治療費を徴収している医療がこれほどまでに蔓延している国は日本のみである。米国のあるがん専門医は「米国ではありえない話だ。すぐに訴訟問題になるだろうし、そのような医師がいたら、州の法律では場合によっては、免許はく奪になる」と話す。

 日本のがん医療において粗悪な医療が横行していることは、先進国としても恥ずかしいことである。このことは、日本人の医師が劣っているということを言っているのではない。むしろ、日本人医師の技量は世界トップレベルと思われる。

 大切なことは、優れた医師がいるのにもかかわらず、それを生かすための医療制度ではないことである。国はQIの「見える化」を含んだ施策に取り組み、また、蔓延する未承認のがん医療に関しては、規制をかけることも検討する必要がある。 


 研究段階のガン治療法を自由診療で高額な料金設定で行い、ワラをもすがる思いの患者から莫大なお金をせしめるクリニックの例などが、氏のツイートで流れてくる。

 ガン治療は、昔から民間インチキ療法がはびこる。
 医師免許を持つ者が、クリニックで利益のために患者を食い物にしている現状があることは、嘆けかわしいにもほどがある。
 このブログでも多少取りあげたことがあったが、本来必要の無い手術を煽る行為で利益を上げたり、必要性や効果に疑問のある医療行為を自由診療で行っているものを見ることがある。


 そういったものにだまされないよう、我々は利口になる必要があるが、氏の指摘するところでは、未承認治療で高額な治療費を徴収しているのは先進国では日本だけだという。
 法律的な整備が全く不十分であるためで、規制が必要なのであろう。





Posted at 2018/02/21 15:34:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記
2018年02月01日 イイね!

高血圧のお薬の効き方


 高血圧の薬で、よく知られているアムロピジンの効き方を調べてみた。

 **

 この薬は多くの後発薬があり、エビデンスも豊富で効果も(弱いが)確かだという。また、肝臓で分解されるまでの時間が長いため、効果が1日持続する。

 具体的には血管を閉める筋肉(平滑筋)のカルシウムイオン流入阻害薬だ。

 筋肉はカルシウムイオンの存在下で収縮できるようになり、、ATPのエネルギーを用いて、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントの相互作用で収縮する。このカルシウムイオンが筋肉の中に流入する穴(イオンチャネル)を塞ぐことで筋肉の収縮を阻害し、血管を拡張させて血圧を下げるという。

 カルシウムチャネル拮抗(阻害)薬だが、一般にカルシウム拮抗薬と呼ばれている。

 **

 なるほど、どうやって血管を拡張させているのかと思ったら、カルシウムイオンが入らないようにしていたのね。

Posted at 2018/02/01 16:25:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記

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