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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2008年12月06日 イイね!

クルマの色 その2

クルマの色 その2 日本で赤、黄、青、緑の原色系が少ないのは、「光の強さ」と「空の色」のためでしょう。環境と色彩センスの関係は聞いたことがありましたが、はじめてスペインに行って地中海を見た時、それを実感しました。
 きらきらとまぶしい光、目もくらむほどにまばゆい白い砂浜、透明で青い海。そしてどこまでも高く青い青い空。これだけの光と色の中では、原色しか似合わない。この地の人々の色彩センスは原色を中心として進化していったのでしょう。
 イタリア・スペインなどなど南欧系では、原色系の色遣いがあふれています。それは南欧の光と空故なのでしょう。フェラーリやアルファロメオといえば深紅。黄も赤っぽくも白っぽくもない。

 同じ欧州でもイギリスでは暗色系になるイメージがあります。ピアッツァにもあるブリティッシュグリーンは、暗緑色です。ドイツもBMWの暗青色など暗い色が多いイメージです。これらの地域は高緯度地域で光が弱く、曇りがちな空であることと関係があるのではないかと思います。
 さらに北欧になると、シルバーや暗めの赤・青・緑・黄、白っぽい黄色など、原色から外れた色が多いように思います。

 日本(の本州)は、晴れていても空は湿気の多さか何となく白っぽいいわゆる「空色」です。秋の一時期は「天高く青い」空がみられますが、冬はよく晴れていても光の弱さか地中海やカリフォルニアのひたすら青い空とは違っています。そして本来もっとも光線の強い時期は、長く居座る梅雨前線によって「どんより」としています。そんな環境からか、日本人の色彩センスは「灰色」「茶色」をひたすら細分する方向へと進化しました。

 そんな日本の光と空の下での色彩センスでは、無彩色が多くなりなりがちだし、有彩色も原色から離れて暗色系か白に近くなるかの色遣いになるのでしょう。


 さて。
 日本車で輸出仕様ではあっても国内向けに設定されにくい色があります。そのもっとも極端なものが「黄」でしょう。
 フェラーリやアルファロメオ、フィアット、ランボルギーニなどで赤と同様にスポーティイメージの色です。どうかすると子供っぽい色に見えてしまったり、工事車両の色にも取られてしまう色で難しいし、日本の空の下では目立ちはしても輝かないかも知れません。
 日本車の大衆車ではクリーム色か暗いイエローマイカぐらいがせいぜいです。
 スポーティーイメージのあるクルマではトヨタがスーパーブライトイエローとしてセリカやMR-2/MR-Sに採用していました。フェラーリの黄色(ジアッロモデナ)と比べて白っぽくしているのは、シャイな日本人にあわせて派手すぎないようにすこし主張を弱めることか日本の光や周囲の色合いとの協調からでしょうか。
 スズキがSX4(←市販車には設定されていない?)スイフトなどに採用している黄色は明るくわずかに緑がかった色です。これは目立つこと命という感じで、軽メーカーならではかもしれません。

 実は、私自身はピアッツァにイタリアンイメージを求める上で、以前から赤や黄が好ましいのではないかと思っていました。赤は何種類か国内向けにもありますが、黄色は国内向けではシャンパンゴールドやクリーム色はあっても、スポーティなフェラーリのような黄色はありませんでした。でも、フェラーリやクーペフィアットにみる黄色はとてもイタリアンで好ましく、似合うだろうと思っていました。

 同じジウジアーロデザインのSVXには、輸出仕様の黄色があるそうです。うす黄色のようですけれど。そのSVXにジアッロモデナを塗ってしまった人がいます。これがとてもかっこいい。
http://rhminus.blog106.fc2.com/blog-entry-36.html
http://www.flickr.com/photos/rh-minus/sets/72157601352691100/detail/

 この写真はリコーのカメラの発色やおそらくアンダーめ(暗い感じ)に調整していることなどから赤みを帯びていますが、実車はもっと明るい黄色だそうです(塗装作業したハナブサオートの社長に聞きました)。もともとボリュームのあるボディなので、とてもイタリアンスポーツカー的な雰囲気になります。

 私がピアッツァに求めるのはフェラーリやこのSVXのようなイメージとは少し違い、117クーペにも通じる小粋なイタリアンイメージです。オールペンをするなら欧州的なワインレッドかイタリアンな赤か黄色にしたいと購入時から考えていたのです。


 ZZさんという方がご自分のピアッツァを赤にオールペンされ、素敵なログハウスのご自宅の前で撮られた写真があります。このピアッツァが結構いい雰囲気で気に入っています。
http://www.geocities.jp/zzkiyo/garage/piazza/piazza.htm

 この写真を色相変換して黄色に仕立て直したのが、今回の写真です。ZZさん、無許可でいじってしまってごめんなさい。

 今までコンピュータ上でいろいろとトライしていますが、どうも黄色で塗るならバンパーとサイドシル部分は黒にした方が映えるようです。
 リアに泥よけをつけて、これとドアミラーはボディ同色で塗るのがいいかなと思っています。



Posted at 2008/12/06 10:33:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | デザイン | 日記
2008年12月06日 イイね!

クルマの色 その1

 どんな色の車に乗るかは完全に好みでしょう。でも、売っていなければ買いようがありません。塗色はメーカーの考えによって決められています。

 そのクルマがどのようなコンセプトでデザインされているかによって似合う色が違ってくるのでしょう。さらに、国・地域ごとに似つかわしい色もあるのだろうと思います。国内ではお目にかかれないような色もあるわけです。


 私がクルマに興味を満ち始めたのは、男の子なら誰しも幼児時代にクルマや列車に興味を持つそれを除けば、小学1,2年生頃のスーパーカーブームと大学生以降です。前者ではランボルギーニカウンタックなどの洗礼を受け、赤や黄、青の色遣いと、ガルウイングでシャープなデザインの、全く非日常としか言いようのないクルマの存在を知りました。後者はバブル故大学生になると多くが免許を取り、自分の車をもって遊びに行ったりする時代でした。
 大学生の頃は、両親の反対で所有はできませんでしたが、自分の車を買おうと考えていました。デザインに優れ、人があまり乗っていない車で、かつ安いピアッツァに白羽の矢が立ったのはこの頃でした。

 この時代かその前の高校生時代、クルマの色について不満を持っていました。日本車にはとにかく白が多い。曰く、「白は人気が高く査定が高くなるから」。つまり、白を選ぶ人は自分の好みで選ぶのではなく、他人に譲り渡す時のために自分の好みなど反映させずに選んでいるわけです。実にばかばかしいと思いました。

 バブル時代にはもう少し色が増えましたが、多いのは白、シルバー、黒の無彩色。希に赤があり、レッドマイカという、暗めの赤にマイカを加えて日当たりの中ではきらめくものがありました。
 そして今は、相変わらず白・シルバー・黒が多いです。なかでもシルバーが多いように思います。

 自分の好みでは、ワインレッドマイカという、赤みの強い紫のマイカ色を気に入っていました。空の青が映り込むことでとても美しく見える塗色です。欧州車にはよく見られますが日本車にはほとんどありません。日本車で似た色というと前述のレッドマイカばかりで、この色は光が弱いところでは焦げ茶じみた色になってしまいどうも好きではありません。わずかに欧州車的色遣いの多いマツダがよい色を出していましたし、ホンダの逆輸入車で明るめのワインレッド色がありました。トヨタに暗いワインレッド色がありますが、暗すぎて今一つでした。

 赤、黄、青、緑の原色系は今も少ない状況です。
 その中ではスポーティーイメージの強い赤は多少見かけ、ラリーシーンで活躍するスバル車の青が比較的目立ちます。若い女性をターゲットにしたクルマでは比較的有彩色が多いようです。

 
Posted at 2008/12/06 10:30:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | デザイン | 日記

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「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
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