2009年09月12日
一般にウレタン割れが起こりやすい運転席ドア側膝サポート以外も、すべての部分で大なり小なり割れが生じていることから配送時にそれらの割れが生じたと考えざるを得ない。
出品者は割れがなかったと言うし、ヤマト便の160サイズ以上であったため保険が強制加入となっている。
出品者からヤマトに連絡してもらい、保険対応となった。モノを一旦ヤマト運輸(兵庫)が回収し、確認後修理するとのこと。
というわけで、レカロを試すのは少し先になってしまった。
それにしても、国産車のシートに比べてレカロは分解しやすく、非常にメインテナンスを行いやすい。長く使うことを前提に作られていることがよくわかる。
表皮にしても内部のウレタンにしても消耗パーツなので、長期の使用では交換が前提のはずだ。
しかし、日本においては補修パーツはおいそれとは手に入らないし、非常に高価で事実上補修パーツは使えない。補修して使わざるを得ない。
生まれ故郷のドイツ本国や米国等での状況は分からないが、おそらくもっと安価に入手しやすくしているのではないか。特にDIYの本場アメリカではこの日本のような状況は考えにくい。
日本における以前の代理店が典型的な「舶来」商品商売していたせいかもしれない。輸入業ではよくあるが、海外製品を「高価」なものとして本国より相当に高く販売し、メインテナンス等を独占するために補修パーツの供給も制限する。ベースフレームは「正規品」に対してしか販売しなかったという。
工具が特殊(?)で素人にメインテナンスはできないだの、安全性や機能確保のため等主張はあったのかも知れないが、結果として並行輸入との価格差が大きくなり、販売に差し支えもでただろう。
現在は価格を抑え、ベースフレーム供給は自由に行っているようだ。もう少し頑張って補修パーツ供給も安価にやって欲しいところだ。補修パーツ販売でも数がでればそれなりに稼げるはずだし。まあ、正規品新品販売のうまみが大きいうちはなかなかだろうが。
なお、ウレタンが消耗パーツと書いたが、LXを見る限り、膝のサポート部分は割れ・つぶれが生じても当然の弱い構造をしている。こんな構造で補修パーツを供給していないようではかなり問題があると思う。
本国の対応を知りたいものだ。
Posted at 2009/09/12 06:00:32 | |
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