
マンションというところに住む人たちは、鉄の扉でロックされてなかなか周囲の人と交流することが難しいし、それを目的でマンション住まいする人もいる。
しかし、阪神大震災など見ても、結局助け合うための地域コミュニティがとても大切である。
そんなこともあって、マンションの管理組合や自治会はいろいろな企画で交流の機会をもてるようにすることが望ましい。
そんなことで私のマンションでもやってきているが、企画側の手詰まりでマンネリ化していた。ところが今年は非常にやる気のある理事長とこれまたやる気のある理事のおかげでかつてない規模で盛況な「秋まつり」が開催された。よく準備されたもので、頭が下がる思いだ。
地元の管弦楽団・合唱団の演奏、野菜の即売、模擬店、抽選会等々いろいろあったが、写真はそんな秋まつりの一コマ:ロッテマリーンズの地元でもあるので、キャラクターのマー君、リーンちゃん、チア・パフォーマーチーム M☆Splash!!を呼んでのダンスと子供たちのダンス教室をやってもらった様子だ。
CDがうまく再生されなくなるなどちょっとしたハプニングはあったが、そこはプロ。うまいことつないでいた。
M☆Splash!!の4人は、踊っているとはいえ、ショートパンツにヘソ出しのコスチュームでは、いくら何でも寒かろう。全くそんなそぶりは見せていなかったけれど……。
最近ご近所の方と顔を合わせる機会が少なかったが、少しだけちょこちょこと話をできた。
今日の午後はそんな時間を過ごしていた。
【追記】
こうしたイベントを「祭り」と呼ぶのは、個人的には若干違和感がある。
まつり【祭(り)】
(1)神や祖先の霊をまつること。(ア)祭祀(サイシ)。祭儀。「矢島氏の―を絶つに忍びぬと云ふを以て/渋江抽斎{鴎外}」「―をつかさとらむ者は天穂日命是なり/日本書紀{神代下訓}」(イ)特に、毎年きまった日に人々が神社に集まって行う神をまつる儀式と、それにともなって催される神楽(カグラ)などの諸行事をいう。祭礼。おまつり。「鎮守様の―」
(2)記念・祝賀・宣伝などのために催される行事。「港―」「古本―」
本来的には「祭る」ものであって、多少なりとも宗教的なもの。お寺や神社のお祭りが日本ではもっともイメージされる。そこから転じての使い方なのだろう。
個人的には歴史も何もない埋め立て地で突然始めたイベントに「まつり」とつけるのは、どうも不自然。だからといって日本文化伝承の名の下に、やたらに日本的な宗教的祭りを根拠もなく持ち込むのも不自然(自治体ベースで作った住宅街なので、宗教的な施設はない)。だからといってありがちなフリーマーケットでお茶を濁すのも面白くない。
「まつり」ではない、なにか新しい文化を感じるものを創り出せないかと思うのだが、強力な仕掛け人がいないとこう言うものは実施できないし根付かない。難しいものだ。
Posted at 2009/11/15 18:18:26 | |
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