3代目プリウスのブレーキ問題で、ついにリコールが発表になった。
浅い踏み込み時のブレーキの利きが独特な挙動をすることは以前から指摘されていたし「慣れが必要」とも言われていた。
2代目以前の車種でも似たような挙動はあったようだし、他車種のABS装着車でも似たような挙動を示す例があったようだから本当に3代目プリウスだけの問題かどうかは分からない。すでに海外でフロアマットとブレーキペダルリコールを抱えているので、もっと拡大するようならトヨタにとって計り知れないダメージとなるが。
これらの報道は海外でのリコールを受けて一気に吹き出た感がある。
そのそも海外でのトヨタバッシングが加熱している背景には、アメリカにおいてはビッグ3が窮地に陥り、GMが破綻。その中で利益をあげるトヨタへの悪感情があったという。
日本においては巨大広告主としての報道コントロールが、海外の情勢から限界となったと言うことか?
ところでプリウスのブレーキの件については「天漢日乗」さんは次のように指摘している。
二代目までのプリウスオーナーと新型プリウスオーナーは、質が変わっているのだ。
プリウスだから乗りたい
というのは二代目までで、彼らの多くは「プリウスファン」である。しかし、新型プリウスのユーザには
普通の車と同じようにハイブリッドカーに乗る人達が増えている
のである。
トヨタの常務が、
空走感
という言葉をつかって、ブレーキの不具合を説明したとき、もし、それが二代目までのプリウスオーナーだったら、違和感を覚えず、
プリウスに操作性に自分を合わせる
ことに従順だったことだろう。しかし、現在、新型プリウスに乗っている人達のすべてが
従順な「プリウスファン」
ではない。かなりの数の人達は
いくつかある「エコカー減税&補助金」の対象車だから、プリウスを選んだ
に過ぎないのである。
普通のガソリン車と同じように、ブレーキを踏んだら止まってくれる車としてプリウスを買った
のだ。
全く指摘の通りだと思う。
初代、2代目までは「エコ意識の高い人が、高い出費をしてでもあえて買う車」であった。しかしエコ減税によって3代目は「にわかエコ意識で、話題の車がバーゲン価格で買えるので買う」流行に流されやすい層が購入している。おかげでプリウスという「エコブランド」イメージは陳腐化した感すらある。前者がいわゆる「人柱」覚悟なのに対して、後者がごく一般、もっと言えば低い意識で流されやすくクレーマーになりやすい層を含んでいる。
トヨタが政策を動かしてまで売り込んだプリウスが、一般の人の手に渡ることで起こりうることを充分に検討していなかったのだろうか。
開発過程でもこのブレーキの挙動は問題になったはずである。2代目までは問題にならなかったと甘く考えたのだろうか。あるいは開発時間の関係だろうか。いずれにしろ詰めの甘さだ。
グローバル企業となったトヨタの、「創業家」を特別扱いする旧態的な体質も海外から異質なものを見る目を向けられているようだ。
今後トヨタはどうなっていくのだろう。
その対応を見ていきたい。
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