![[SVX]燃費 考察 [SVX]燃費 考察](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/019/241/112/19241112/p1m.jpg?ct=b9394574bea2)
SVXの燃費は悪い。いくつかの要因があるだろう。
・3.3Lの排気量……アイドリングさせているだけでみるみる燃料が減っていくようだ。苦しそうにパワーを絞り出す小排気量のエンジンと違いインフォメーションがあまりないままアクセル開度に応じた燃料消費をする。わずかに開いただけでも敏感に燃料を消費しているが、エンジンはそれを感じさせないので、ついアクセルを踏んでしまいがち。
・重い車重……1580kgは三菱GTOよりはマシだが、厚い鋼板と4WDが効いているようだ。重いものを動かすには大きなエネルギーが必要。
・4速AT……65~70km/hあたりでロックアップするが、街中ではその恩恵はほぼない。トルコンスリップでひたすらロスしていく印象。
・時代的な理由……バブル故燃費をあまり考慮しておらず、省燃費技術が導入されていない。
物理の基本だが、力の大きさは質量と加速度をかけたもの(F=ma)である。車重が重いほど大きな力を必要とするし、加速度を大きくするほど大きな力を必要とする。
結局のところ、加減速が激しいほど重い車体の加速度を変化させるためのエネルギーを必要とし、アクセル開度も大きくせざるを得ない。また、止まっている時間が長いほど無駄な燃料消費がある。
当たり前の話ではあるが、燃費を向上させるには、無駄な燃料消費を抑えて加速度を小さくする必要があり、
・なるべくロックアップする70km/h以上で定速走行し、一方で速度を上げすぎないようにする。
・ストップアンドゴー、渋滞の多い市街地を走らず、高速や信号で捕まらない郊外の道路ばかりを走行するようにする。
ということになる。
他には
・アクセルはじわりと踏み、ATをシフトアップさせるため小刻みに離す。
・ブレーキはシフトダウンでのエンブレを積極的に使い、アクセルオフでの燃料カット回転数以上に回転数をあげる。
・加速時はエアコンをオフして燃料消費を抑え(特にトルクが小さい回転数での燃料消費を抑えたい)、減速時にエアコンを強める“エアコンブレーキ”で運動エネルギーを活用し無駄を抑える。
・定速走行中は上り坂では余計にアクセルを踏み込まず、下りを利用して速度を上げる(オートクルーズではここが逆になる)。
といったところか。
装置の追加は効果をもたらすだろうか?
ピアッツァにはCDIをつけてスパークの強化/安定を図っているが、SVXは最初からダイレクトイグニッションで元々高効率のはず。手を加える余地がない。
おまじない程度とも言われるコンデンサチューンなど役に立つかどうか分からないが、自分で作ればコストはわずかなので試してみてもいいかも。
燃料系に磁石をつかうのは、いいデータが得られているという話もあるが、真実は如何に。これも自分で作れば低コストなので、やってみるといいだろう。ピアッツァ/SVXともに試しているが、効果のほどは不明。
いずれにしろ、科学的に実証したデータを見たことがないが。
Posted at 2010/08/12 10:44:58 | |
トラックバック(0) |
SVX | クルマ