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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2011年04月05日 イイね!

自然に取り入れている放射性物質の例 カリウム40

 われわれは自然放射線をうけている。宇宙から来る放射線の影響も受けるし、空気中や土壌中、岩石中(たとえば花こう岩にはウランが含まれる)の物質による影響も受ける。
 空気中のラドンによる放射線はよく知られ,健康への影響も言われている。
 意外なところで無機栄養の一つカリウムにも放射性同位体があり、我々は食品から日常的に取り入れている。その割合はカリウム全体の10000分の1という。半減期も12.8億年と半端でなく長いので自然界における割合はほとんど変化しない。
 我々が食品から取り入れたカリウムは、細胞のはたらきで利用された後排出されるが、食品からまた取り込むので、自然界の放射性カリウムと平衡状態にある(自然界の割合に応じて体の中には常に一定量あると言うこと)。

 年間の影響は0.17mSvというから、それなりに大きい。
 ちなみに、一般の人が自然放射線など以外からの人口の放射線として浴びてよい限界とされているのは、大きめに安全率をとって1mSvである。


 だから新たに放射性物質を取り入れていい訳ではないが、我々は無菌状態ならぬ無放射線状態で暮らしているわけではなく、日常的にある程度影響を受けていることは知っていてもいいと思う。
 いまの放射線アレルギーのような状態はちょっと行きすぎている。


以下引用

3.カリウム40(K-40)について


カリウムは、動植物にとって必要不可欠な元素です。われわれの人体中や自然界にも広く存在しています。カリウムの大部分は放射線を放出しない安定な元素ですが、その中にごくわずか*2放射線を放出するK-40*3があります。
飲食によって人体中のカリウムの量は増加することになりますが、一方で同等の量が排出されるため、常に一定に保たれています。
自然放射性核種であるK-40は、人体中に約4000ベクレル(Bq)存在しています。飲食で人体中に取り込まれるK-40は、1日あたり約50ベクレルですが、人体中の余分のカリウムが排出されるのに伴って同量が排出されます。このK-40による年間の被ばく線量は、0.17ミリシーベルト(mSv)です。

*2:カリウム全体に対するK-40の存在比は、0.0117%(約1万分の1)です。
*3:K-40の半減期は12.8億年、ベータ線とガンマ線を放出します。


http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/Help/yotaku_guide_keisan.html

Posted at 2011/04/05 18:26:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記
2011年04月05日 イイね!

約1000年前の宮城県沖巨大地震とその前後

約1000年前の宮城県沖巨大地震とその前後 サイエンスライターの森山和道氏がブログ(とメールマガジン)で、約1000年前に宮城県沖で起こった貞観地震とその前後について簡単に書かれていたので、その内容をかいつまんで紹介しておきたい。
貞観三陸地震のあとに起きた仁和地震は再来するか
http://moriyama.com/archives/1451


 氏は日経サイエンスなどに連載をもち、サイエンスライターにとって厳しい日本の環境の中で奮闘されている。
 
 今回の地震は貞観地震の再来とも考えられているが、この地震については氏のブログをそのまま引用する。

平安時代、西暦869年に起こったと「日本三代実録」に書かれていた貞観三陸地震。M8.6以上と言われていたそれが、広範囲にわたる津波の痕跡から見てM9規模かもしれないと日本応用地質学会で発表されたとの報道があったのは、2007年10月11日。自分のウェブ日記にも読売新聞で「平安期地震の新痕跡、国内最大M9規模か」と題して報じられたURLのメモがあった。大阪市立大准教授の原口強氏らを中心とした東北大、東京大地震研究所などのチームによる2004年からの研究成果によるもので、岩手県宮古市から宮城県気仙沼市にかけて津波堆積物を調べたところ、岩手県三陸海岸の大槌湾で津波跡が見つかったというもの。
▼なお原口准教授らはこのあとに気仙沼・大島でも津波の痕跡を発見したことが2009年12月3日付けの河北新報でも報じられている。このときの痕跡は室町時代のものと考えられているそうだ。大島に伝わる津波の話は「みちびき地蔵」として「まんが日本昔ばなし」にもなっている。



 この地震の前後、さまざまな地震や火山の噴火が起きている。ざっとまとめると次のようになる。

864 富士山噴火
869 貞観地震(宮城県沖 M8.6? M9?)
871 鳥海山噴火
874 開聞岳噴火
878 相模・武蔵で大地震
880 出雲で大地震
885 開聞岳噴火
886 房総で地震
887 仁和地震(南海・東南海の連動型)


 この時期に大地震や噴火が相次いだことが分かる。
 今回の地震の前に富士山の噴火は起きていないが、今回の地震では富士山はじめ幾つもの火山で群発地震が起きている

 似たような経過をたどるならば、今後20年単位で噴火や地震が相次ぐことになる。
 特に、887年の仁和地震は南海・東南海地震の連動型地震とも言われている。よく知られているように東海・南海・東南海は周期的に地震が起きていることがよく知られている。長く地震の空白域になっていて、ストレスをためている状態と考えられている。いつ地震が起きてもおかしくはない。

 災害への備えはしっかりとしておきたいが、日本中が地震や噴火の影響を受ければ、経済活動へのダメージも計り知れない。東北に続き、関東、東海がいずれも大災害に見舞われたとき、一体どうなるのだろうか。個人の備えだけでは限界がある。国内の支援といっても人口集中域が被災してしまうとどれだけ頼れるか分からない。海外からの支援に頼るしかない状態になってしまうのかも知れない。
 
 
Posted at 2011/04/05 14:19:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記

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