
伊藤徹氏作成の3DグラフソフトGraph-R ver.2.25をつかって震源データを3D化し、両眼用データを作成。さらに地図を組み合わせて、3D立体視 東北地方太平洋沖地震震源地図を作ってみた。
右の図を右目、左の図を左目でじっと見て、2つの図が重なると奥行きが見えてくる。慣れない人は間についたてを立てたりして工夫すると見やすくなる。
色とバブルの大きさはマグニチュードに対応する。
汎用ソフトによる手作業なので、深度の凡例はない。
普通震源を立体視すると綺麗にプレートの沈み込みが見えるものだが、今回の地震ではプレートの破壊が浅いところから深いところまで広がっている様子が見える。
赤い本震の周囲が空いているのが興味深い。一気に破壊し尽くされたのだろうか。
4/7のM7.1はUSGSだと49km,気象庁の訂正後では66kmと深く、プレート境界ではなくプレート内と考えられはじめているようだ。予想されている宮城沖地震ではないらしい。これは今回の3/11の地震の一環で起きたのかまだ起きていないのか不明。
茨城沖は細かな地震が群発している様子も見える。
茨城沖のあたりは沈み込みが見え、北茨城から房総沖にかけての地下で、フィリピン海プレートの縁での地震(太平洋プレートの沈み込みによる)が弧を描いているのも見える。ここでもM6.9が起きている。
よく見てみると、本震の震源をはさむように垂直の帯が見えているのだが……。
また、この立体視画像ではわかりにくいが、深度のデータを見ると、USGSのデータのせいかプレートの側に理由があるのか、深度25km,と35kmあたりに震源の帯が見える。
Posted at 2011/04/09 17:03:01 | |
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