![福島の放射線量可視化[追記 図の追加あり] 福島の放射線量可視化[追記 図の追加あり]](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/022/029/142/22029142/p1m.jpg?ct=51cf99cec3e9)
数値だけでは見えないことも、グラフ化したり地図上に示すことで見えることがある。先日の震源の立体視もその一つ。
早野教授のところの福島県内1600箇所以上で行われた放射線測定結果を可視化するプロジェクト。今のところ手作業。
なぜか座標を決めるのが大変だと言っているが、Googlemapに学校名を入れれば一発と思うが。
その結果がGoogle mapに表示されている。
赤が3μSv/h 以上。
青が2μSv/h 以上3μSv/h未満。
幼稚園、小学校、中学校での地上1mでの測定。
高いところが郡山の中心に集まっている。
郡山は、原発からの放出物が福島周りで中通りを抜ける北寄りの谷風での運搬(当初アメダスのデータから個人的にはこちらを考えたし、
エネルギー省のレポートにある線量マップもそう思わせるが放射線量変化の時間差はうまく説明できない)または関東上空周りで北上して運搬(これもアメダスや風向きメッシュの変化シミュレーションからの早野教授の想定)で降下したものと考えられている。
追記 23:14
可視化プロジェクトの結果を最終的に反映したものは以下らしい。
米エネルギー省のマップと重ねた図を作ってみた。

よく一致する。
原発北西の高線量地域が微妙にずれているのと、中通りの中線量地域の真ん中にぽっかり線量の低いところがある?
追記終わり
明らかに一般の人の許容放射線量1mSv/年(0.12μSv/h) を超えるので、基準の方を緩和させる方向らしい。
以下引用
校庭活動に放射線基準…文科省、福島県に提示へ
文部科学省は、校庭など、幼稚園や学校の屋外で子供が活動する際の放射線量の基準を近く福島県に示す方針を固めた。
同県内では、一部の学校で比較的高い濃度の放射線量や放射性物質が検出されており、体育など屋外活動の実施可否について早期に基準を示す必要があると判断した。
同省などによると、基準は、児童生徒の年間被曝(ひばく)許容量を20ミリ・シーベルト(2万マイクロ・シーベルト)として、一般的な校庭の使用時間などを勘案して算定する方針。原子力安全委員会の助言を得た上で、大気中の線量基準などを同県に示す。基準を超えた場合、校庭を使用禁止にし、授業を屋内だけに限るなどの措置をとる案も出ている。
(2011年4月10日03時19分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110409-OYT1T00912.htm
Posted at 2011/04/10 15:48:08 | |
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