4/11に再度活発化した。USGSではM6.6が最高で、非常に多くの余震が発生している。
前のエントリで書いたように、本震より南側のいわき市周辺で一気に活発化している。累積マグニチュードのグラフもまた立ち上がってきている。いかに今回の地震のエネルギーが大きいかが分かる。M9.0は途方もない。
4/7に本震ちかくでM7.1があったが、これに続くものはほとんど無かった。しかし、たまった浅い部分の歪みがいわき市周辺のプレート内破壊を起こしているようだ。この2つは場所もプレートも違うので直接の影響はないが、本震の震源域にあるのは間違いない。
本震から1ヶ月後に大きな余震がおこりやすい経験則があることは以前も見たが、4/7よりも4/11がよくあてはまった。がどちらもがそうなのだろう。
目安に累積マグニチュードのグラフに滑らかな曲線を書き足してみた。この線との乖離が大きくなるとエネルギーの解放が起きて地震が起こる。あくまで目安で計算に基づくものではないので念のため。
巨大な地震による非常に広い震源域のため、単純な累積マグニチュードのグラフでは収まらないのかも知れない。
ともかく簡単には終わらないようだ。
追記
気象庁の発表からすると、今回の地震は本震で東北地方が東方向に動いたことによって生じた引っ張りストレスでいわきあたりの断層が動いた(正断層)ものであるようだ。ちなみに宮城の牡鹿半島あたりは本震で5m以上東に動いている。
このGPS計測による図を見れば、いわきあたりがどのような方向にストレスを受けて今回正断層が生じたか分かると思う。
追記終わり
前のエントリに書いたように、部分部分の把握が必要だし、周囲との関係も見る必要がある。これまでにも震源近辺で集中的に起きているかと思えば周囲で活発になることもあったし、相互の影響も強いのだろう。
スマトラ沖の地震のように、今回の震源域と隣接する震源域の地震がドミノ倒しのように数ヶ月から数年の間隔で次々に起きていく可能性は充分あるだろう。
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リスクがあることについては、大きめに評価して対応した方がよい。
先月の終わり頃からなんとなく地震に慣れた雰囲気が出てきていたので、私のWindows Live Messengerのメッセージ、Facebookの今何してる、みんカラの何シテル?はみな「天災は忘れた頃にやってくる」を出しっぱなしにしている。
兵庫県南部地震以来、いつもキーホルダーに笛を付けていて、万が一の時の救助に備えているし、そこには血液型や名前、住所も書いてある。
ただ、今の通勤経路、職場の状況から見て、地震災害では極めてリスクが高い。本当は近所か家でできる別の仕事にうつりたいとすら思っている。
Posted at 2011/04/12 00:57:05 | |
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