
3/11から2ヶ月。余震の回数・規模共に減少してきたが、累積マグニチュードグラフはごくわずかずつしか傾きを減らしていない。
ちょうど2ヶ月での活動はどうだったかと言えば、M5クラスが頻発し、活動は活発化はしたが、陸から遠い地震が多かったこともあり、影響は少なかった。
累積マグニチュードは、高めに見積もったバンドと低めに見積もったバンドの中にあり、高めの方(赤)の下限に触れる度にはねている状態とも言えるし、低めの方の上限(緑)に頭を抑えられているようにも見える状態。
頻度と規模では60日目ごろの5/9~10頃に規模と頻度が上がっているのが分かる。しかし、活動はそれほど激しくないので累積マグニチュードグラフがはっきり立ち上がっていったりバンドを突き抜けるような動きにはなっていない。
USGSにかかりにくい規模になってきたため分かりにくくなってきているものの10日周期については存在しているようにも見えるし、4/22以降は6~7日の周期があるようにも見える。4/22の活動はいわき市周辺の誘発地震であり余震ではないため、もはや余震の細かな周期を考えるのが困難になっているのかも知れない。
場所的な状況については、太平洋プレートと北米プレートの境界部分の地震は空白域ができた4月末からあと頻発して、現在も活動が続いている。M7~8クラスは今のところないが。
また、昨日早朝あたりには銚子沖でM4クラスが頻発した。もともと浅い地震が多い箇所ではあるが、まとまってある程度の規模が発生したため緊張した。
いまのところ大きな動きにはなっていないが、警戒を怠れないのは変わらずである。
Posted at 2011/05/12 21:02:09 | |
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地震関連 | 日記