http://www.rcec.sinica.edu.tw/~cylin/lab/WRF-radiation-forecase.htm
台湾の環境変動の研究所による放射性物質の運搬シミュレーションなのだが、かなり極端な想定。
なんらかの
爆発などが生じ、20km圏内が100μSv/時という非常に大きな放射線量率が観測され続けるような条件を想定している。
現在の状況とはかけ離れている。
北西に40km離れているが放射線量率が非常に高い飯舘村飯舘村役場で、今日の観測値は5.32 μSv/h。
他は低く、
南相馬市原町区南(北24km) 0.68 μSv/h
浪江町津島(北西30km) 0.35 μSv/h
田村市船引田村総合体育館(西40km) 0.29 μSv/h
など。
Twitterではこんなものを見て、これから日本中が汚染されるとパニックを起こしている人(どこぞの教授も?)がいる。こんなものを広げて煽るな、全く。
(初出時、μと書くべきところををうっかりmとしていました。非常に大きな間違いです。お詫びと訂正をいたします。)
追記
シミュレーションだからいいのだ、これが間違っているというヤツはシミュレーションの意味を分かっていないと反論している人もいる。
だが、シミュレーションはその時々の条件に合わせて行わないと意味がない。今事故が起きれば今の放出状況と風向きとでシミュレーションしないとならない。
このシミュレーションは、5/22を起点に、現実に起きていない爆発と、その時の気象条件でシミュレーションしたもので、もはや何の意味もない。
追記終わり
Posted at 2011/05/23 17:43:42 | |
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放射性物質・放射線 | 日記