![[PIAZZA]遮熱板塗装 [PIAZZA]遮熱板塗装](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/024/703/043/24703043/p1m.jpg?ct=628203e830d7)
以前から気になっていたのが、遮熱板のサビ。
見てくれが悪いだけでなく、ほっておけばいずれ穴が開きそう。すでに製廃と誰かが言っていたので、少しでも延命したい。
そこで取り外し、おおざっぱにサビ落としをし、耐熱塗料(600℃)を塗ってみた。
すべての錆を落とすのは難しく、錆を落とすことで周囲のメッキがはがれてしまうのは得策ではないと思い、ある程度でやめてしまった。
色は派手なものを塗っても良かったのだが、残念ながら600℃の耐熱塗料ではシルバーと黒ぐらいしか選べない。
内側の遮熱材はぼろぼろなので、ハトメごとすべてはがしてしまった。
代わりに、ストーブの煙突用断熱材(ホンマ製作所 眼鏡板用断熱材 ファインフェルト 煙突部材)を買ってみた。よくある遮熱バンテージでもいいのだが、包帯状のものだけに固定方法はどうしたものかと思ってみているうちに、セラミックファイバーのフェルト状のものを見つけ、これを切って使うことにした。
ネジと銅針金で遮熱板に固定しようと思う。
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1000℃前後の耐熱性を持つセラミックファイバーは、中皮腫などのガンの原因となる断熱材・石綿(アスベスト)の代わりに登場してきたもので、多くの方が理科の実験で子供の頃に使ったであろう
石綿付き金網も現在
セラミック付き金網に置き換わっている。
しかし、このセラミックファイバーもEUとWHOでは発がんを疑われる物質とされている。取り扱いには注意したい。
以下、引用
拡散するアスベスト被害 将来に残す二つの禍根
アスベスト代替繊維も危ない
二つ目の禍根は,アスベストと同様の有害性を持つ材料による新たな暴露被害である5)。この種の材料の代表格は,グラスウールやロックウール,セラミック繊維といったアスベスト代替繊維。その中には,形状や体内における溶解性などからアスベストと同様に発がん性が疑われているものがある(別掲記事参照)。
WHO(世界保健機関)傘下のIARC(国際がん研究機関)は1987年と2002年の2回にわたって,代替繊維のヒト発がん性に関する国際評定会議を開催した(※7)。表4がその結果 (参考文献6)、1987年の結果を見直した2002年の同会議では,ロックウールとスラグウールが安全側に見直されたが,グラスウールの一種で特に細かい形状のマイクログラスウールとセラミック繊維に関しては「ヒトに対してがん原性となる可能性がある」と,依然「第2B群」に分類されたままだった(表5)(※8)、(※9)。
表5 ヒト発がん性の評価
5段階に分類されている。数字が若いほど発がん性の疑いが濃い。アスベストは「ヒトに対してがん原性である」ことから「第1群」(参考文献6)。
特に,セラミック繊維に関しては,有害性がより高い「第2A群」にすべきという意見もあったようだ 参考文献6)。疫学研究と動物試験の結果は「第2B群」に当たるものの,関連データの結果が「ヒトに対してがん原性であり得る」という「第2A群」に相当していたからである(※10)。
(※7)IARCは1971年から,ヒト発がん性の国際評定会議を開催している。1977年と1982年にアスベストが,1996年には結晶質シリカが発がん性を持つと判断された。
(※8)ヒトに対する発がん性は,①疫学調査をはじめとするヒトの発がんに関する研究②長期吸入試験や胸腔内注入試験などによる動物を用いた発がん性に関する研究③体内での滞留性や溶解性,遺伝子発現といった関連データやメカニズムに関する研究──という三つの評価軸から総合的に決定される。
(※9)マイクログラスウールは,主にフィルタに用いられる細かいガラス繊維を指す。セラミック繊維とは,耐火材や摩擦材などに使うAl2O3(アルミナ)やZrO2(ジルコニア)などの繊維をいう。
(※10)疫学研究では,胸膜肥厚とじん肺発症の増加が認められたことから,ヒトへの発がん性が懸念された。ただ,セラミック繊維の疫学研究は始まったばかりであること,発症までの潜伏期間が長いことから,現時点では発がん性に関する十分な評価はできないと判断された。ただし,動物実験では,長期吸入試験,腹腔内注入試験でセラミック繊維による肺の線維化や肺腫瘍,中皮腫の発生が認められ,十分な発がん性が示された(参考文献7)。
ここでの関連データとは,体内における溶解性を指す。仮に吸い込んでも,溶解性が高ければ肺の中で溶けてしまうが,低ければ体内に滞留し重篤な障害を起こす恐れがある(別掲記事参照)。セラミック繊維の体内における溶解性は,アスベスト(アモサイトやクロシドライト)と他の代替繊維(ロックウールやグラスウール,スラグウール)の中間。つまり,アスベストより体内に滞留しにくいが,代替繊維よりは滞留しやすいのだ。
IARCの国際評定会議ではこうしたさまざまな研究結果を基に,多数決による採決を行った。その結果,セラミック繊維の発がん性評価は「第2B群」に分類されたのである(参考文献6)。
とはいえ,セラミックス繊維は「第2A群」に近い「第2B群」。それだけ取り扱いには注意が必要だ。セラミック繊維の毒性に詳しい聖マリアンナ医科大学予防医学教室講師の高田礼子氏は「セラミックス繊維はがんだけではなく,じん肺や呼吸器疾患を引き起こす恐れもある。製造したり使用したりする場合には,許容濃度を明らかにした上で管理することが重要」と,その安易な使い方に警鐘を鳴らす。
Safty JAPAN BP Net(日経BP)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/20/index2.html
Posted at 2011/12/03 15:57:21 | |
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