2012年08月08日
ストップランプ4つをLEDに置き換えたところ、当然球切れ警告灯がつくようになった。同時に、2灯だけLEDにしても起きないのに4灯ともLEDにすると発生する不思議な現象が起きている。
配線図を見るとストップランプチェッカというパーツで電流量を監視して警告灯を点灯させているので、これをバイパスするか警告灯への配線を外してしまえばいい。
コネクタから端子を一つ外して警告灯はつかなくなったが、不思議な現象は続いている。
この不思議な現象とはポルターガイスト現象のような?電球の明滅だ。
ブレーキを踏むと、ラジオ、コンビネーションメーター内のATポジションインジケータ、POWERインジケータ、エアコン表示板、時計等が明滅する。
ストップランプが一つでも電球になっていれば点かない。電球の代わりに50Ωの抵抗をつないでもこの現象は起こる。また、スモールが点灯しているときにはこの現象は起きない。
タイムコントロールユニットの減光信号がつながっている部分なので、これだけなら何らかの理由でタイムコントロールユニットの減光信号のオンオフが繰り返されている(発振?)と考えられる。
しかし、不思議なことに、それらの系統と別系統であるグローブボックス照明(電球)もなぜか明滅するのだ。
配線図を見てもタイムコントロールユニットの減光信号と直接のつながりがない。片側はボディアース、もう片側はライティングスイッチを介してヒューズボックス-バッテリーに行く。ここはスモールを点けない限り、点くはずがないのだ。ところが点いてしまう。これじゃあまさにポルターガイストだ。
しかしよく見てみると、同じ電源系からタイムコントロールユニットにつながっているので、ここから電圧が供給されると電球が点いてしまうことになる。結局タイムコントロールユニットか。
ストップランプ系統の低負荷がATコントロール系やABSコントロール系、あるいは他を介してタイムコントロールユニットとの間にループを作って発振してしまっているのかも知れない。
もしそうなら、対策は簡単ではなさそうなので、ダミーロード(疑似負荷)を咬ますか、1つ以上を電球に戻すしかない。
と言うことで、とりあえずリア4灯のうち内側2灯を電球に戻した。
他のSVXでストップランプのLED化は珍しくないのに、このような現象は聞いたことがない(もしかしてあるのかな)。
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今回使っているLED電球に問題がある可能性もある。
LED電球だとスモールランプとストップランプが同じLEDで点灯し、スモール系統にはタイムコントロールユニットが介在する。ブレーキを踏んだとき、タイムコントロールユニットには抵抗を介して電圧がかかってしまうことになる。これがタイムコントロールユニットの誤動作の原因であるかも知れない。
ならば、スモールの系統に逆電圧を防ぐダイオードを入れれば解決するかも知れない。
まずはリヤのスモール系統をカットして影響を見てみよう。
追記
リアフィニッシャーランプ系統のコネクタからスモールを抜いて様子を見たところ点滅がコンビネーションメーター内だけに収まっていた。
ビンゴ?
LED電球が悪さをしているという理解でよさそうだ。
追記2
出来のいいダブル球はスモール/ストップ両方に逆流防止用のダイオードを入れているらしい。今回買った安物ダブル球は抵抗しか入っていないのだろうな、と思って調べてみたら、ちゃんとダイオードが入っている。
しかし、ストップランプに13.8V入力の時にスモールに12.8V程度の電圧が現れた。つまり、ストップからはダイオードを咬ましているが、スモールには咬ましていないと言うことだ。
これは要改造だ。
Posted at 2012/08/08 22:36:10 | |
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