2012年09月14日
本日当方保険会社と打ち合わせ。
今後の方向性の検討と言うことで会ったのだが、予想していた通り、2面からの方針の打診だった。
一つは人傷を後払いにして保険会社の支出を抑えるための提案。担当者はまるで利益があるかのような示し方をしてくるが、目標額に比べてかなりダウンした結果にしかなり得ない。当然そんなものは飲めない。あくまで訴訟基準での損害回復を求めていくと断言して即座に却下。
もう一つは人傷を先払いにして後、双方のメリットのある方法で決着を付けるもの。
後者はこちらから提案をしようと考えていた方法であったため、提案を承諾。その方向で進められるかどうか、社内的に調整してもらうことになった。
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まだどんなトラップがあるか分からないし、あらゆる可能性を検討してトラップに備えなければならないが、市中の弁護士への依頼では困難なことも実現できる可能性が出てきた。
普通、保険会社がこのような提案をしてくることはあまりないだろう。
これまでもさまざま支出を抑える方法を画策してきた。
知識が十分で検討する力をもたなければ、目先の利益を見せられてそれに乗ってしまう人も多いだろう。本来どこまで賠償をさせうるかを知っていなければ、提案のどこに問題があるかを判断できず、保険会社の提案を蹴るという選択自体ができないだろう。
保険会社側も、こちらがかなり保険会社の手口を研究していること、弁護士も驚く綿密な立証資料を多数作成していること、弁護士とのやり取りでの法律的知識、損害額請求上の知識を有していることなどを考慮したのだろう。うかつな提案をすれば即座に拒否され、結果として保険会社の相手への賠償額が膨らむ内容で示談される可能性がある(これでも当方には問題ない)。このことを踏まえて、双方の最大利益となる提案を最後に用意した可能性がある。
先はまだ分からないが、とりあえず方向性は固まりつつある。
Posted at 2012/09/14 19:09:10 | |
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事故関係 | 日記