2012年10月31日
……と思うことがある。
多分、職場に新人が来て、先輩から指導を受けているときにメモもとらずそのまま忘れているようなときにはよく聞かれる言葉だろう。
生徒に何か指示をしてもなかなか浸透しないことが多い。内容の重要度にも依存するが、結局印刷して渡すとかせざるを得なくなることがある。そうするとメモをとるという行動を促せなくなる。生徒も当然後で渡されるものだと思い込むようになり、そもそも話を聞かなくなる。持って回って与えるのはあまり教育的でない。
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自分自身は、若い頃はメモをとらなくてもばっちり憶えていられたのだが、年齢を増して忘却力が鍛えられてきたこと(笑)、非常に多くのことを一度に扱うことが多くなったことからメモがないと厳しい。
PCやタブレット、携帯などの端末にメモをとることがある(端末間で共有できる予定表はよく使う。自分自身にメールすることも多い)が、メモが共有できている一方で端末がないこともあるので必ずしもよい方法ではない。
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自動車の修理等の依頼時に、ディーラーのフロントマンは例外なくメモをとっている。まあ当然のことだ。
ところが町工場だとメモをとらないところが多い。それでちゃんと実行されていればよい。ところが必ずしもそうでないのが困ったもの。
以前自分が依頼していた工場では、いつもメモをとらない。そして必ずと言っていいぐらい未実行や間違いをやらかす。メールでのやり取りで安心していたら反映されていない。やむを得ずこちらでメモを渡した。
納期もいい加減なので、最近はそこを使わなくなってきている。
メモをとらないと仕事を失うことにもなるわけだ。
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一方ですごい御仁もいる。
相手が言ってもいないことをメモして、「あなたはこの時こう言った」と主張するのだ。自分のメモを絶対視して、相手が間違っていると言ってはばからない。
人間は、耳から聞いた言葉を手を動かしてメモする間に、自分の理解を行う訳だが、この時単語単位でそれを自分の言葉に置き換えてしまうと問題になる(たとえば何かの名称)。自分になじみがある言葉に置き換えてしまっているので、そのために相手が言った言葉とメモの言葉が違ってしまうのだ。
自分では聞いたままを書いているつもりでも、違う言葉に変換されてしまうことがある。
そう言うトラブルが起こりやすい人は、メモをとって安心せず、メモの内容を相手に確認するようにした方が良さそうだ。
メモをとっても内容が間違っては何もならない。
裁判ではメモも証拠になるが、間違った内容を証拠にされてはたまらない。
Posted at 2012/10/31 04:05:16 | |
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