Yuh_Fazioliのブログ一覧

　外国為替証拠金取引（ＦＸ）に興味がない方には申し訳ない。

　なんか、すごいツイートを見た。

テムズ川の流れon FX @UponTheThames
金先業協会が発表した店頭ＦＸ取引カバー状況報告書によると今年4月時点でカバー率は46.9％。ＦＸ業者は取引の半分強を呑んでいる。業者は、個人投資家は最終的に損切りして市場から撤退するものとの前提に立っているため、客の取引をを呑んで客が切れば業者の儲けという基本的構図。


　カバー率とは、客の注文を為替市場に通して売買を行う率のこと。ＦＸ業者のうちくりっく３６５の取引所取引でないものは相対取引という、為替相場に基づいて客と業者の間のみで行う取引だ。業者はその全部なり一部なりを為替市場で取引する。

　ＦＸ参加の個人投資家は8割が負け組撤退と言われているから、以前の一方的な円安相場でない限り、注文をそのまま呑み続けていれば客は負けが込んできてそれは全て業者に入ることになる。

　実際にはカバー率100％の業者もあるようだが、３０％未満の業者もあるらしく、ツイートにあるようにほっておけば個人はどんどん負けていくという前提に立っていることになる。

　損切り注文をわざと引っ掛けさせて損を確定させる業者がいるという噂はよくある。

　客の損は業者の利益という構造である限り、業界が健全ではあり得ない。
　以前、商品先物業者が全くの素人を勧誘し、客に注文を入れさせ最初は儲けさせるが、徐々に投資額を大きくさせ、業者はその注文の反対売買を入れて客に損させることで利益を出すということをやっていたのと構造としてあまり変わらない。規制強化で淘汰され、ＦＸに流れ込んだが、業者に対する規制強化の他、こちらもレバレッジ規制などで客が減り淘汰が進んでいるのではあるが、利益構造が変わらないのでは業者は常に客の敵になっていることになる。


　税制が同じになったからと言って取引所取引の方がやはり安全性が高いななどと思う。

　その取引所も天下り組織故いろいろと問題を抱えているのではあるが。以前ランド円で突然かけ離れた取引価格を提示して取引時間が終了し，損切り注文が付いた事件では、取引所がバッドティックをなかなか認めず、取引所のシステム問題を認めなかったなんてこともあったし。

　

　

　中央高速道路笹子トンネルで天井板の落下事故が発生。
　ＮＨＫ日曜討論の最中に第一報。日曜の朝からこりゃ大変な事になったと思った。（注１）

　その中でＮＨＫの報道が速かったのは、偶然にもＮＨＫの後藤記者がその事故に遭遇した（同乗の奥様は負傷）ためで、その後に当時の状況報告と直撃を受け傷ついたインプレッサＷＲＸ　Ｓｔｉ（おそらくラリー仕様のスパルタンな初期型）が写された。

　ここではあえて他の方々のようにスバル車を持ち上げることはしないが（注２）、その個体は中津スバルでメンテナンスされてきた個体とのこと。
　その件が早速ブログに取り上げられている(ツイッター情報) 。

中津スバル　ブログ
笹子トンネルで崩落事故
http://bfaction.exblog.jp/18221229/

（※12/3/0/30現在リンク切れ。該当記事を削除しているが、関連記事が追加されている。）

　これから続報も書き込まれることだろう。

（注１）
・事故の直接被害
・東日本太平洋沖地震の影響
・一帯の地形歪みの影響の可能性
・古くなりつつあるインフラメンテナンスの問題（予算、実施状況）
・今後重要になるのに予算は削られているらしいメンテナンス要員の育成問題
・事故の復旧遅れによる年末年始の交通への影響
などなど


（注２）
　たとえば、偶然ピアッツァが同じ状況で免れても、そのボディやエンジンや足回りを持ち上げられることはまずないだろう。

　記者は偶然追い越しをかけて中央側追い越し車線を走っていたのだし。巻き込まれたのは走行車線の車両。運転スタイルとそれに合った車の方向性が事故を免れることができた主な理由だろう。上からの衝撃で、足回りとそれを支える主要構造へのヒットがなかったのが不幸中の幸いだったように見える。ただし、ラリーカー故にロールゲージが入っていてキャビンが守られた可能性は充分ある。
（※中津スバルのブログによると、この個体はＷＲＸのノーマルで、ロールゲージも付いていないそうだ。運もよかっただろうが、よく衝撃に耐えたと思う）
　トランクリッドのＧＴウイングが吹っ飛んでいる。