全国で唯一電車が走っていない県があるとか。それは徳島県……というのは私は今日まで知らなかった。結構有名らしい。
徳島県にJRの線路はあるが、そこを走っているものを『電車』などと言おうものなら『汽車でしょ』と言い直されるという。ここには電気で動く鉄道は走っていない。電化されていないので走っているのはディーゼル車のみだったのだ。
(沖縄には以前鉄道自体がなかったが、今は電気で動くモノレールがあるので一応は電車はある)
しかし、ついに電車が運転されたのだとか。
といっても、ディーゼル発電機で発電して動く車両なので、相変わらず電化されたわけではないのだが、電気で動いているのは確か。もっとも正式には『電車』とは認められていないそうだが。
私自身は昔からディーゼル気動車が大好きで、田舎の光景の中を走るそれに妙な郷愁を感じていたものだった。電化によってそれが失われることには悲しみも感じるのだが。
わずかに持っていたNゲージも,キハ20とかキハ58とかしかなかった。
「電車」に期待、申し込み殺到 スマートベスト試乗会 2014/1/12 14:16
徳島新聞
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2014/01/2014_13895026050322.html
「電車」に期待、申し込み殺到 スマートベスト試乗会 JR四国が近く鳴門-徳島駅間で行う自己充電型バッテリー電車「Smart BEST」(スマートベスト)の試乗会に、定員の約5倍の申し込みが寄せられた。「徳島県に初の電車の導入を」という期待の大きさを示しているが、架線を利用しないスマートベストは「電車」ではなく「気動車」との見方も。鉄道事業を所管する国土交通省も「気動車」との見解で、仮に導入されても「全国で唯一、電車が走っていない県」からの脱却になるかは微妙だ。
JR四国は14~17日に試験走行を実施。17日は「試乗会」として参加者を募集したところ、最終日の10日の午後5時までに定員20人に対し97人の申し込みがあった。
スマートベストは大容量バッテリーを搭載し、発電用エンジンで充電してモーターで走る。非電化路線でも走行でき、電車と同様の加速性能を持つ。開発した近畿車輛(大阪府東大阪市)は「電車に当たると考えている」としており、鉄道ファンも「電車」として期待を寄せる。
2013年に高徳線であった試験走行で写真を撮影し、今回も撮影するという鉄道友の会四国支部の井上武副支部長(63)=徳島市二軒屋町1=は「徳島には電車がなくて引け目を感じる。ぜひ導入を」と訴える。
03年8月、鉄道がなかった沖縄県に「ゆいレール」が開業し、全国で電車が走っていないのが徳島県だけとなって久しい。県は今回の試験走行を機にJR四国に本格導入を働き掛ける構えで、秋川正年・交通戦略課長は「導入されれば、電車のない県から脱却できる」と力を込める。
ただ、JR四国は導入の議論をしていない。さらに、現在は架線から電力を取り入れる形式が「電車」とされ、スマートベストは該当しない。
正式に「電車」となるには、車両の実用化に当たって国土交通省に確認申請した段階で「電車」と認められることが必要という。同省の鉄道局技術企画課の担当者は「エンジンの動力をバッテリーに蓄えてモーターを回転させるスマートベストは内燃動車(気動車)」と話している。
Posted at 2014/01/12 17:29:31 | |
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