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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2014年04月12日 イイね!

小保方氏の将来は武田邦彦の後継者?

 STAP細胞の実在性の話は、科学的な議論としてはほぼ決着が付いている。

 STAP細胞の作成し実在を主張するのは小保方氏(とバカンティ氏)のみであるし、その当人が証明できていない。単に証明のやり方が不十分なだけではなく、まともな証拠の提出がない。
 STAP細胞が実在するなら、新たにSTAP細胞を作成してみせることができるはずだし、データがあるなら証拠はいくらでも出せるはずなのに、その後も満足なものはまったく出てこない。
 
 当然、実在性があると認める余地はない。信じるのは勝手だが、あるならそれを証明できなければならない。


 
 ただ、小保方氏の会見が科学のコミュニティーを相手にしたものではなく、対マスコミを考慮したもので、アピールする演技性に富み、陰謀すら匂わせて世間の同情を引こうとする戦略であるのが、研究者が起こした問題としては極めて異例なものになっている。

 科学のコミュニティーならあえて無視する部分が、世間一般に対しては力を持つアピールになることをよく分かってのことだろう。

 真っ当に考えれば、ねつ造をしただけですでに研究者としては生き残る余地がないし、理研相手に法廷で勝利をしたとしても得るものは少ない。
 しかし、小保方氏はどういうわけか、対人でアピールする能力に優れているらしい。その喋っている内容は根拠の伴わないもので、虚言とも思われるようなものに過ぎないのだが、何を言いどのような表情をみせれば支持を集められるのかは承知しているように思われる。この能力が、理研のユニットリーダーという破格の待遇を得ることに関係した可能性が充分にあるとも思われる。

 しかし、いくらこう言うところでうまくやったとて、今後どんな道が開かれることを期待しているのかが自分にはどうも見えない。ここまでの話はあくまで科学的な土俵の話で、その中で本質だけを見れば嘘を重ねて一切の信用を失ってただけにしか見えない。
 科学リテラシーで物事を見ようとすると、「余計な情報や装飾を取り除くフィルター」によって、「金になる要素」「人の支持を集められる要素」を見逃してしまう部分が多分にあるからだろう。物事の本質を見極めようとする能力は、その対極にある表面的な事象を最大限に利用するためには障害にしかならないのだ。

 こんなことを言っている人もいる。
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小保方さんは一連の過程で得た評価を武器に「世紀の大発見を成し遂げたものの不運と無理解によって潰された悲劇の天才科学者」というロールを演じて行くはずです。博士論文の剽窃というアカデミアにおける大罪は、メディアヒロインになる上でなんの障害にもなりません。

そしてヒロインとなった彼女はメディア文化人兼個人研究者となり「肌が蘇るSTAP美容液」や「STAP細胞効果でみるみる痩せる奇跡のSTAPサプリ」などのビジネスに手を出し、富と人気と毀誉褒貶を手に入れるわけです。

STAP界隈でこれから何が起こるのか

http://blog.livedoor.jp/omaenoteki/archives/38173182.html

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 上記予想は本気とも思われないが、彼女のアピール力に注目した議論を展開している。


 もしかすると、彼女は熱しやすく冷めやすいメディアや世間の目をうまく利用して何らかの地位を築くことが可能なのかも知れない。それを長期間にわたって維持する何らかの方法があるのなら、是非見てみたい。
 自分はそんなものを支持はできないのだけれど。


 今回、意図的に主流と逆の議論で注目を集め、嘘でもなんでも並べて金に換えてしまう恐るべき能力を持った武田邦彦氏が、小保方擁護をやっている。なにかしらの利益につながるとかぎ取ったのではないかと思う。

 今回の小保方擁護では、「引用」について、著作物としての議論と科学としての研究の流れを明示する義務を意図的に混同させて「金や権利」の問題にすり替え、科学コミュニティーを貶めているのは腹立たしい。

 しかし、彼は手を変え品を換え主張を変え、常に注目を浴びる努力(?)を重ね、マスコミを利用し、右往左往されやすい大衆を相手に、それなりの確率で利益を得ることに成功してきている。

 そんな「世間をうまくコントロール」することが、今の彼女に見えている生きる道なのかも知れない。

 それは、一般大衆相手に巨万の富を築く王道とも共通するものなのかも知れない。


Posted at 2014/04/12 19:53:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記
2014年04月12日 イイね!

生まれ変われるならどちらの性に?

 統計数理研究所の日本人の国民性調査から。

 生まれ変わるならどちらの性がよいかを訊ねた調査だが、男女差が著しいことと、女性の回答が変化も大きいことが特徴。

#6.2 男・女の生まれかわり



(図は統計数理研究所のものを引用)

 この種のものはよく知られた調査だが、ここまで男女差があり、時代で変化するものかと改めて驚く。変化が大きいだけにとりまく環境要因(社会要因)が極めて大きいのだろう。

 男性は男性であることの満足度が時代の変化によらず高いようだ。それに対して女性は古い時代ほど満足度が低いものの、近年はかなり肯定的になっていると考えられる。

 そこには社会の変化、女性の機会の広がり・女性の社会進出がほぼそのままあてはまるのだろうと考えるのが普通だろう。生物学的な意味で妊娠し子育てをする性であることは、男性と比較し社会上のハンデとなっているのは間違いのない事実であるし、それを緩和する方向に進んできたのも事実だからだ。

 女性の回答を見ると、1953年と比較して、1998年時点で逆転している。


 **

 子供の頃、こういう調査を見るたび思っていたこと。
 まずは素直に、男女ともに男性という性の方が圧倒的に支持されていることに驚いた。確率論的には50%近辺でおかしくないわけだから。当時は社会的な性差なんて考えもしなかったけれど。

 そして性同一性障害のような性自認に関わる問題を抱えている人は、異性に生まれ変わりたいと考える割合が高いだろうから、少なくとも男性についてはその存在割合はかなり少ないのだろうと。

 もちろん、男女の社会的な生きやすさを考えると男性の方が有利というのは未だに揺るがないかもしれないから、男性でありながら性自認が女性であっても男性の方が生きやすいと考える人もいるかも知れないが。

 マンガ、ライトノベル、アニメなどでは近年圧倒的に女性が主人公である。ただ社会進出や存在感の向上とはあまり関係がないようだ。多くが男性視点による都合のよい理想化があり、女性の支持を受けるものは少ないようだ。読者である男性自身が自ら女性に生まれ変わることを支持しているようには思われない。

 生物学的に考えれば、子孫を残せる割合が圧倒的に高く、寿命も長いという生物学的には有利な存在と考えられる女性の方が、望ましいと考えられるのだが。

 生物学的なオスは、子孫を残すという生物学的究極命題から見れば極めて不確実な存在に過ぎないことが多い。





Posted at 2014/04/12 17:24:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記

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