90年代の大ヒット作品、「美少女戦士セーラームーン」のリメイク作品、「美少女戦士セーラームーンCrystal」というのがはじまった。
ニコニコ生放送などネット配信のみで、電波放送での放映はない。
内容は、アニメ版ではなく武内直子のマンガ版準拠でダークキングダム編を全26話、2週に1度配信するらしい。キャラクターデザインが原作に近く、旧アニメ版より老けて見える。
https://twitter.com/remone_san/status/460410886054612993/photo/1
セーラームーン20周年記念企画として2013年夏公開予定だったが、ネットのみの放映で、開始が二度延期されるなど紆余曲折があったようだ。あれだけの大ヒット作のリメイクにしては消極的な印象を受けるが、内部的に疑問の声も強いのかも知れない。
初回配信(ニコ生)は約14万人が視聴し、人気作の「進撃の巨人」初回約10万人を超えていたそうだ。
変身シーンのCGが不評のせいもあってか、視聴後のニコ生アンケートでは「とてもよかった」が50.1%と、他の良作が70~90%程度に達するのと比較すればそれほど振るわなかったようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140705-00000014-it_nlab-sci
あえて原作準拠でリメイクする積極的な理由は見いだしにくいような気もするが、息の長い人気コンテンツに、20周年をきっかけとして燃料を再投入したいということだったのだろうか。
同じく80~90年代の大ヒット作「ドラゴンボール」も、過去のアニメの再編集新アフレコ版「ドラゴンボール改」を放送中。
他では80年代の人気作、「聖闘士星矢」の新作映画が上映中だとか。
また、80年代(~90年代)ぐらいの漫画作品が、いくつも新作連載されているらしい。
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80年代に子どもだった世代が素直に懐かしんでみるケースもあるだろうし、地上波・衛星放送なら子どもたちがそのまま受け入れてみていることもあるだろう(ネット配信を見るのは親が積極的に見せようとするケース?)。
NHKラジオなんかでも80年代の音楽やドラマ、アニメ作品等が取り上げられることが多くなってきていて、社会の中心勢力が80年代に青春を送った世代に移り変わってきているのだろうと感じる。
一方で、コンテンツ不足もあるのだろう。大して面白みもない粗製濫造のようなアニメ作品が目につく中、過去の人気作に目が向くのはやむを得ない部分がある。
80’sに目を向けても再放送ではお金が動くのが一部だけになるので、新作を作ると言うことになるのだろうけれど。
しかし、過去を懐かしむばかりでは面白くない。やはり新しい作品にチャレンジして欲しいと思うわけだが。とはいえ、今の世の中で爆発的ヒットを生む作品をイメージするのは難しそうだ。
自動車も、これぞというものがデザインされて欲しいものだが。
Posted at 2014/07/06 10:53:05 | |
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