職場の義務で、インフルエンザワクチンを打った。職場の費用でやってくれる。
以前の職場では個人の負担・個人の判断でやっていた。当然打たない人もいるし、教員が何人もインフルエンザになり、ウイルスをばらまいていたと思われるケースもあった。この時は生徒・教員共に多くが感染し、学校閉鎖した。
多くの人間が集まる学校という組織である以上、流行性疾病の感染源にならないよう配慮すべきで、教員が罹患しないようワクチン接種を義務づけするのは望ましい処置と言える。
もちろん、ワクチンが流行するウイルスとうまく合うかどうかは分からないので、打ってもインフルエンザにかかることはある。
私自身はインフルエンザにかかったことは子供時代も含め数回あるが、流行していてもあまりかかったことが無い。ワクチンを打ったのもはじめてだったかも知れない。
ただ、不顕性の感染をしていた可能性はあるし、もしかすると、極めて軽い症状で感染していたかも知れないと思うことが何度かあった。不顕性感染は感染していても症状が全く現れない。多少症状があっても軽い風邪程度でほとんど現れない場合もある。これらは普通に生活してしまうが、感染しているのでウイルスをばらまいてしまう。
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インフルエンザウイルスのワクチン接種は、日本では皮下注射である。注射は
筋肉注射、皮下注射、静脈注射の3種類があるが、注射液を長くとどまらせるときには筋肉注射や皮下注射を行う。
今回、腕に行った。皮下注射である。
皮下注射なので細い針で、刺すときはさほど痛くはないが、副作用(発赤、硬結など)を減らすためには筋肉注射に近い深めに刺す。
注射液が入ってくると組織の結合を無理矢理剥がしているようなものだから痛みがある。
三日経ったが、腫れや痛みがしばらく残っている。腫れや痛みはワクチン故の免疫反応(炎症)だろう。
海外では筋肉注射が普通らしい。日本で筋肉注射が行われないのは、筋肉萎縮の症状が起きたケースで訴えられたことが原因らしい(注1)。
なお、副作用(発赤、硬結など)は皮下注射の方がおきやすいらしい(おそらく、深いところなので表面から分かりにくいだけではないか。副作用は免疫による炎症なので、必ず起こるはず)。
筋肉注射は痛いという話をよく聞くが、筋肉注射は太めな針を刺す上に、注入する薬液が痛みを感じやすいものの時に行われるので、痛点を刺激しやすいとか(注2)。本来は筋肉注射の方が痛くないらしい。筋肉注射の方が薬液を多く入れる場合に行われるので、そのためもあるのだろう。
筋肉注射は海外では普通で、筋肉注射を避けるのは日本独特らしい。
注1
副作用(発赤、硬結など)が出やすいが、あえて皮下注射が行われているのは、
「筋肉が萎縮するなどの副反応が生じて、訴訟問題となり、医師や製薬会社、国が訴えられました。日本小児科学会でも筋肉注射の危険性を認めて、安全な筋肉注射はないと明言。そのあたりから、予防接種も筋肉注射ではなく皮下注射となったそうです。」
と言うことらしい。
やればいいのに なぜやらないの?
ロハス・メディカル ブログ
注2
同上ページを参照した。
Posted at 2014/11/01 17:23:26 | |
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