糧を得るための仕事というのは、自給自足でない限り他人との間にものやサービスのやり取りが必ず入り、お金が動く。
この時、多少なりとも自己に有利に働くような操作をするのが人間というものなのだろう。
マスコミは第4の権力・社会の木鐸を自任していながら、日本のマスコミはモラルが低く、情報元とズルベタになることで報道のネタをもらうので、都合のよいスピーカーの役割しかなさない傾向がある。確実に売るためにネタ元は大切なのでつるむわけだ。
一般民間企業だと、法の遵守なんてどの程度行われているの? と言うぐらい、何かしらあるだろう。雇用関係だってそうだし、嘘や意図的に誤解を与えてものやサービスを売り込むとか、下請けを叩きまって利益を確保するとか、不正な工作を行って利益を確保するとか、いらないという相手に無理に貸し付け、困っているところには貸さないどころか無理矢理引きはがすとか。
自分の親は銀行勤めだったが、子供の頃金融業に恥ずかしい思いを持っていた。
医療の世界も理想と現実のギャップが激しい。
人間の業だと言ってしまえばそれまでだけれど、きちんとお天道様に自信を持って顔向けできる仕事がどれだけあるのだろうと思ってしまうことがある。
聖職とも言われる教員もモラルの低いのはたくさんいるし、法令遵守なんてあやしい場面がある。不当な利益を得るものもいれば、生徒に手を出してるのやら自然科学教育に似非科学を持ちこむどころかそれを他の教員に強制したりとか、パワハラやらまあいろいろあった。学校にもよるが吐き気がするような実態があったりもする。特に私学は所詮私企業で小さなムラ社会であることが多く、おかしな世界に適応できなければ去るしかない。
モラリストであればあるほどそういう表面だけが取り繕われた世界は生きにくく、その社会からの撤退を余儀なくされる。
フリーに転身したジャーナリストにはそういう人がいるし、最近だと上層部との対立からNHKを去った堀潤氏の例が記憶に新しい。
フリーのジャーナリストというと嘘とデマまき散らし放題の
上杉隆みたいな困った人物もいるので、やたらと持ち上げるべきでもないだろうが。
アカデミックの世界で生きたくても、特に日本はコネと出来レースの世界。嫌気が差して撤退するも行き場がなく、ワーキングプアと化しているような人もざらにいる。
やり直しがききにくいのが日本の社会でもある。
まっすぐに生きようとすると生きにくいのがこの世の中。
世の中を変えるすべは見つからない。
やっぱり一度ガラガラポンが起こって欲しいと思ったりもする。
Posted at 2014/12/25 13:38:15 | |
トラックバック(0) |
ひとりごと | 日記