2015年09月10日
eBayで購入したINNOVATEの空燃比計のシステムが届いた。
今日はとりあえず机上で接続テストをとやってみた。
センサーはボッシュのワイドバンド。
このデータを受けて処理するLC-2という【アンプ】と称する機器が心臓部。
O2センサーの出力を受けてAD変換し、内蔵のプロセッサーで処理を行う。
信号をセンサーの種類ごとに補正し出力するだけでなく、純正ナローバンドO2センサーの特性に変換して出力もできるので、ワイドバンドO2センサーを純正O2センサーと置き換えることもできる。
そのほか、補正を行ったり、センサーの状態監視を行って異常が起きればセンサー保護動作をしたりもする。
RS-232Cでパソコンとつなぎ、センサーの情報を得たりコントロールすることもできる。
また、圧力センサーや温度センサーなどのセンサー類の信号を受けるユニットをシステムアップできるようになっている。
さらに、LC-2の出力をメーターに表示するだけでなくフルコンに接続してエンジン制御に使うこともできる。
なかなか濃い中身で、単なる空燃比計ではないのである。
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O2センサーの信号処理後のアナログ出力は2系統で、一つをECUに、もう一つをメーター表示に使うことが基本だが、そうなるとエンジン制御に回せなくなってしまう。
だが、高インピーダンスのバッファーをいれれば分岐しても問題はないだろう。自分は当面利用の予定はないが。
一つ大きな問題は、O2センサーやシステムの太いケーブルをどうやって車内に引き込むかだ。
コネクタまで付いているので、結構大きな穴がないと通りそうもない。太いので取り回しも話悪そう。
先日外したオートクルーズのアクセルワイヤーが通っている穴を広げて通すしかないか。
それとも高熱を承知ですべてをエンジンルーム内に設置して、メーターだけを車内に設置しろと言うことなのか。それも心配な話だ。
その場合、リアルタイムでパソコンにデータを取り込めない。
やっぱりLC-2本体を車内に引き込むようにした方がよさそう。
追記:
なるべく安く、純正とリプレースできる物を探してINNOVATE LC-2 DB gaugeになったのだけれど、もう少しお金を出して(差は少ない)PLX DM-6にした方がよかったかもしれない。新しいだけに機能的には上な様子。日本では圧倒的にPLX DM-6の方が情報が多い。
LC-2は少数派。以前のモデル同士ではINNOVATEの方が精度がよく、評判がよかったようだけれど。
Posted at 2015/09/10 21:52:20 | |
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車 | 日記
2015年09月10日
組み込み機器制御プロトタイプをお手軽に開発できるmbedをいじり始めている。
以前購入した若松通商販売のガイガーカウンターの制御部がmbedだったので、おおよそその特徴は知っていて、いずれ自分でも開発をやりたいと思っていた。
とにかく手軽。mbedのボードを買い、webから登録を行うことで膨大なライブラリーと開発環境が使える。
コンパイルしてダウンロードされたバイナリファイルをusb接続されたmbedにドラッグ&ドロップしてリセットをかけるだけでプログラムが動き始める。
ライブラリーによって様々な機器をかんたんに扱うことができるようになる。
MSXやPC98系でプログラミングしていた時代から考えると信じがたいほどお手軽に何でもできてしまう。これはもう驚くばかり。
とりあえず温度計測をやってみた。
ブレッドボード上で温度検知用のサーミスターと抵抗をつないでmbedのアナログ入力ピンに入力して電圧を与え、計算して温度に変換するのだが、そんなプログラムも既存の物をちょこっといじるだけである程度のことができてしまう。
PWMでのモーター制御はまだやっていないが、関数に代入するだけで周波数やduty比を設定できる。
MSXだったら、まず自分でライブラリーを作るところから始めねばならず、とんでもなく開発効率が悪かった。
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W169ファン制御のためには、4つの電圧をとれる電源を用意せねばならないし、5Vの制御信号をBOSCHのPWMファンコントローラーが認識できる形式の制御信号に換える回路も入れなくてはいけない。
設計はできていて、今、部品を通販で頼んでいて、待っているところ。
ファン回転数制御ができることを確かめたら、あとは温度とファンの回転の関係をプログラミングしてしまえばいい。
75℃ぐらいからゆっくり回し、95℃以上では全開になるように無段階制御するぐらいでいいのかな。
とりあえず押し込みファンは付けておいてエアコン使用時と冷却水の温度が高すぎるときに回る制御はほっておくが、BOSCH電動ファンでうまく冷えるようならとってしまって、エアコン使用時だけ全開にする制御を付け加えれば良さそうだ。
それにしても、エンジンへはどれぐらい冷やした冷却水を送ればいいのだろう。
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BOSCHのファンだが、入力がなければ回転しないものの、それなりに電力消費があるのでリレーで切ってしまった方がいいだろう。
今のところは考えていないが、ハードに使う車なら、エンジンを切ったあともファンを回すというのもありだ。
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しかし、C言語など扱うのは本当に久しぶりだ。もうすっかり忘れてしまっている。そもそもC言語は奇妙きてれつな日常では使わない記号を駆使して計算するという取っつきにくい言語仕様があり、あまり好きではなかったりする。
C++もmbedでは扱えるが、C++なら少しは取っつきやすくなっていたような気がする。
C/C++の入門書でも買ってこようかなあ。
Posted at 2015/09/10 21:26:26 | |
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工作の時間 | 日記