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2016年02月16日 イイね!

【性同一性障害】佐藤かよさんのお母様のお話


 以前このブログで佐藤かよさんのことを取り上げ、その記事はコンスタントにアクセスがある。

 佐藤かよさんは性同一性障害で、男性として生まれたが性自認は女性という方で、ずっと女性としていきたいと希望してきた人だ。

 若くして女性ホルモンを使っているので、二次成長の影響をあまり受けず、驚くほど女性的にな姿をしている。

 その佐藤かよさんのことを朝日新聞が取り上げているが、その中で自分の目を引いたのはお母様が書かれた部分だ。

 我が子が性同一性障害と知っても、なかなか受け入れられないし、むしろ体の性を強制することが行われがちだ。
 それをお母様はどう対応されたのか。とても興味深い。

 性同一性障害自体は決して珍しいものではないだけに、理解を深めておくことで得ることはあると思う。



「女の子になりたい」母と悩んだ モデル・佐藤かよさん

朝日新聞Digital 文・前田育穂、写真・佐藤正人2016年2月8日11時32分

http://www.asahi.com/articles/ASJ103CPWJ10UTIL001.html

(佐藤かよさんご本人についての部分は略)

■長い目でつきあうのがいい 母・明子(めいこ)さんに聞く


 小さい頃から、人形やアニメのセーラームーンが大好きでした。一つ上のお兄ちゃんは、戦隊ヒーローやサッカー、勉強が好きだったけれど、あの子はあまり興味を示しませんでしたね。

 中学生で不登校ぎみになり、生活が荒れ始めた頃は、私もイライラ全開。正社員として働いていたので、そうそう休むわけにもいかなかったんです。朝、出勤するけど、心配で昼休みに家に電話する。そんなことがしょっちゅうありました。

 不登校という状態を、何とか解消したかった。親として、せめて高校までは出してやらなくてはと思っていましたから。あの子は昔から友達に恵まれて、学校は大好きだったんです。部活のブラスバンド部も頑張っていた。でも、学ランだけは着たくないと。

 体操着での登校を認めてくださいと、学校に相談しましたが、ダメでした。学校に行きたいのに、学ランを着ないと門の中に入れてもらえない。本人も私もつらかったですね。

 3カ月の家出の間は、最悪の事態も考えて食事がのどを通らず、体重が10キロ近く落ちました。

 迎えに行った日のことは、今もよく覚えています。とても暑い日でした。あの子は、見つかったことにイライラ。私は、ギャルみたいな格好をしていることにイライラ。お互い無言で、暑い中をとぼとぼ歩いて帰ってきたんです。

 帰ってきたら気が抜けちゃって。学校には行ってほしいと思いましたが、口やかましく言っても響かないだろうし、しばらく様子を見ようと。そのうち、もう、生きていてくれさえすればいいと思うようになりました。

 それでも、通信制高校や美容師の学校など、進路の情報は探し続けました。男性でも女性としてでもいいから、将来の道を探してあげるのが親の義務だと思っていた。ただ、何を提案しても、「うーん」という反応で。我が子ながら、一体何を考えているのか、どう生きたいと思っているのか、全く分からなかった。

 でも、今思えば、次元が違っていたんですね。親としては、将来のことがとにかく気がかり。でも、本人はもっと根本的な部分で「どうしたら女の子になれるのか」とずっと悩んでいた。ずれていたんですよね。

 私の中では、学歴という物差しからも長らく離れられなかった。けれど、一歩引いて考えてみれば、学校なんて人生のほんの一時期のこと。人と比べず、もっと早くから得意なところを伸ばしてあげればよかったと、今では思います。

 心療内科に相談に行ったこともあるんです。こんなにつらい子育てをしているのは自分だけだと思ってしまっていたけれど、待合室に入ったら、同世代の親子で満席。皆、悩みながら子育てしてるんだって、肩の力がちょっと抜けました。

 子育てって、本当に面白いものでね。大学生のお兄ちゃんより先に、10代後半でいっぱしに稼いでるわけでしょ。「幸せの切符」なんて、どこにも売っていない。長い目で、子どもの人生に付き合うくらいのスタンスでちょうどいいんじゃないかと、今は思っています。

 実は、今も私の中で100%、理解できているわけではないんです。男の子の体で生まれてきたのに、どうしてこうなったのかなと。どんなに頑張っても、100%は理解できない。でも、そんなことはもういいんです。私が認めるとか認めないとかいう段階は、とっくに過ぎました。あの子が社会でどう認めてもらうか、自分で役割を考えて生きていく姿を見守りたいと思います。


追記:
 佐藤かよさんはモデルとして通用する容姿であるからやっていけているわけだけれど、そうでなかったらどうなっていたのだろう。お母様は受け入れることができたのだろうか。
 そんなことも気になった。
Posted at 2016/02/16 20:39:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記

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