NYでは、外出制限の中で、外で働いてくれている人々、医療関係者や薬局、スーパー、デリ、レストランのテイクアウトメニューを作る人や出前の人、クリーニング店、ドアマンなどに感謝の気持ちを込めて、毎晩7時になると一斉に拍手をしているそうだ。
残念ながら日本ではこうした人たちを「けがれ」として扱うことが行われている。
都内の病院で看護師をしている教え子が、友人のフリーランス麻酔科医のFB投稿をシェアしていたが、まさに医療現場が崩壊しかけている状況を伝えている。医療従事者がどんどん感染して医療が行えない状態になってきているという。
我々には外出を控え、感染しないこと、感染させないことを目指した行動を取るしかないが、この中でも人々の生活を支える仕事に従事している人たちがいるからこそ我々は生きていける。
決まった時間に拍手をする、と言うことはしなかったとしても、せめて心の中で感謝を!
以下は、ロイター記者の我謝京子氏がNYの様子を伝える投稿。動画あり。
我謝京子
ニューヨークは、「眠らない街」と呼ばれてきた。しかし、今、街は、静かに眠っている。しかし、毎晩午後7時になると、街は、一瞬賑やかになる。アパートの窓やベランダから、拍手と声援が響きわたるからだ。外出制限のニューヨークで、外で働いてくれている人々、医療関係者や薬局、スーパー、デリ、レストランのテイクアウトメニューを作る人や出前の人、クリーニング店、ドアマンなどに感謝の気持ちを込めて、毎晩7時になると拍手をするのだ。これは、3月27日金曜日から始まった。週明けの30日月曜日には、新型コロナウイルスの感染者への対応に追われる病院の業務を少しでも軽減しようと、米海軍の病院船がマンハッタンにやってきた。ニューヨーク証券取引所では、病院船の到着を歓迎するクロージングベルが鳴り響いた。この日は、ワクシンや検査キットの開発が進んでいるニュースを受けて株価も上昇。街の中心にあるセントラルパークには、テントの臨時病院が開設され、31日からは、新型コロナウイルス感染者の受け入れを始めた。ニューヨーク州のクオモ知事は1日、ニューヨーク市内のプレーグラウンドを全て閉鎖すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大抑止を目的とする規則を守らずに、若者が集まることを阻止することが狙いだ。2日には、クオモ知事は、感染拡大が続く中、ニューヨーク州にある人工呼吸器があと6日で底をつくとの見通しを示した。同日、ニューヨーク市のデブラシオ市長は、外に出る時には、鼻や口を覆うよう要請した。これまでは、米国では、マスクなどで顔を覆うのは感染者で、一般の人には必要ないと言われてきたが、感染者が急増する中で、市長は、全ての市民が、外出時には、マスクがなければ、スカーフなどで、鼻や口を覆うように、初めて呼びかけた。これは大きな方向転換だ。3日時点でニューヨーク州で確認された感染者数は、10万2863人と10万人を超えた。そのうちニューヨーク市の感染者は半数以上の5万7159人、死者数は1562人。米国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長も3日、外出する際は他人との間に適切な距離を取る措置に加え、マスクなどで顔を覆うことを推奨すると話した。ファウチ所長は、31日には、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置が効果を発揮していることを示す「かすかな光」が見え始めていると話しており、ニューヨーク市民は、距離をとって歩く、マスクをすると言った、これまでの習慣とは真逆の生活をすることで、ニューヨークが、再び「眠らない街」に戻るのを待ち望んでいる
https://www.facebook.com/1735563843380321/videos/279502913050530/
Posted at 2020/04/05 08:56:28 | |
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