昔からタッカーは、ホッチキスで代用できる! ぐらいな感覚で、必要のない道具のように思っていた。
板、布、革等の固定によく使われている工具だ。
しかし、どう考えてもホッチキスの針とタッカーで打てる針は太さが違う。足の長さも違う。やはり似て非なるものだ。
実家の家具の修理に、タッカーがあるとやりやすいだろうな、などと考えはじめ、中古を探しているうちに、フリマサイトで本体+ケース程度の値段でケースだけでなくバッテリー2個と充電器付きの程度の良さそうなものを見つけてしまい、速攻でポチってしまった。
外装に木工用ボンドがついている等の問題はあるが、全体的には程度はよし。
さっそく分解とグリースアップだが、これまで扱ってきた電動工具とは少々内部構造的に違いがあり、分解にも再組み立てにも手間取ってしまった。
針を打ち出す為のハンマーは、モーターで圧縮したスプリングによって打ち出される。
この強力なスプリングが圧縮状態になっているのだが、知らずに分解してバンと飛び出してビックリ。
組み立て直すのも中々たいへん。展開図なしだと部品の入れ場所が分かりにくく、組み上げる際もコツが分からないうちはうまく組み込めず、結構苦しんだ。組めたと思ったらそうなっておらず、モーターに過負荷がかかったり。
ネジが一本余ったりもしたが、展開図をみて、「あっ、そういえば組み立て直したとき、ここ入れてなかった!」とかと気付いて、入れ直すと、今度は独特な、トリガーとスイッチの間を条件によって調停する仕組みがうまくはたらかなくなったり。
まあ結構大変だった。
この子もぼちぼち役に立ってくれることだろう。
Posted at 2020/08/05 00:05:01 | |
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修理・レストア | 日記