2020年11月23日
COVID-19の流行が明らかになった頃、1年後に第2波が来ると、経験的に多くの人が考えていた。
3~4月には欧米変異株の第2波、7~8月には日本変異株の第3派があり、今は恐らく欧州変異株による第4波ということにはなるのだが。
高温で湿度の高い夏場の流行は大規模にはなりにくいとも考えられていて、子供たちの夏休み入りであっけなく下火になった。
しかし、経験的に考えて、温度が下がり、ウイルス性感染症流行期を迎えれば、COVID-19も次の大きな波を迎えるであろう事は必定と考えられていた。
にも関わらず、都合の悪いことは考えないようにするのが日本社会であるらしい。
勤務先でも部活動は元通りに活動させ、教員に対して春から許可してた自動車通勤を禁止し、修学旅行に行かせるなど、あたかも危機は去ったかの如く緩め続ける一方だった。さらに今後生徒の旅行を予定している。
私の勤務先だけの話では無く、年末に向けて感染が拡大していくことが分かり切っているのに、リスクを取る行動がどんどん拡大していた。政府はそれにお墨付きを与えるだけで無く莫大な税金を投じて後押ししたのである。もはや人の命を危険にさらす国家犯罪というべきだろう。
とりあえず安倍晋三については桜を見る会に関する偽証と買収行為について検察が動くつもりがありそうだ。何処までやるかについてはよく分からないが、法秩序を狂わせ続けたこの8年を少しでも修正する方向に進むことを期待している。
だからと言って、狂った現状がすぐさま改善するはずも無く、この30年の間の愚政によって日本という国が衰退に拍車をかけてきた結果は止めようが無い。
少なくとも待ったなしの状況にあるウイルス禍について、少しでも愚政による犠牲が減らせることを願っている。
すでに大阪府は重症者の収容ベッド数がマイナスの状態に陥っている。狂った政治が行われてきた大阪府で都構想住民投票にかまけて肝心の対策がおざなりにされ続けたという事情もあり、大阪府の観戦者の増加率は飛び抜けている。しかも陽性率17%とか18%とかという数字で、全く検査が足りていないことが明確である。実態は遙かに多い状況であろう。
同じ状況は北海道、東京などでも起きてきそうだ。
愚政によって衰退し続ける国が、このウイルス禍で他の近隣国に無い大きなダメージを受けることだけは間違いなさそうだ。
Posted at 2020/11/23 21:24:06 | |
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