伊藤乾氏が患者搬送について有益な話を書いているのを読んでいるついでに、サイトのオススメで読まされてしまった駄記事がこれだ。
一方、データからきちんと分析しているNote記事にこんなものがあった。
ロックダウンの効果についてと検査についての国際比較で多少視点は違うが、科学的な視点が抜け落ちた主観記事(なんとプロの物書き)と、科学的論理性を元に、データをきちんと分析している記事という点で好対照である。
ご一読されるとよい。
正直、前者は途中で嫌になって読み進めることができなかった。
世の中では、マスコミの露出度が高く、やってる感を演出している首長の評価が高いが、実態はそれらの自治体ではまともな対策がなされておらず、むしろ首長が現場の足を引っ張り医療崩壊を起こしているような有様である。
その中で、極めて科学的に事を進めている和歌山県知事が世間一般とは違う称賛を浴びている。
科学的に物事を進めているメルケルを、前者の記事は小馬鹿にしているが、ドイツをはじめ欧州ではロックダウンしても効果が薄い極めて感染力の高い変異株が蔓延しており、英国で見つかったものも実は9月には存在し、綿密にシーケンスを調べている英国で確認されのであって、実際には以前から欧州で広まっている可能性がある。ドイツでの感染拡大はその影響である可能性も示唆されている状況にある。
「ロックダウンは感染抑制につながらない」という記事は、科学的視点に基づく現状把握を全く行っておらず、抑制国での対応をも無視している、衆目を集めるための批判をしているだけの無価値な記事に過ぎない。
Posted at 2021/01/01 11:48:37 | |
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