排気管と遮熱板の更に上にあるプロペラシャフトを取り外し、センターベアリングの交換をした。これこそ排気管を取り外してあるいまやらずにいつやる、という作業内容だ。
↑2分割プロペラシャフトは合わせた状態でバランス取りされているので、
もとに戻せるように分解前に合いマークをつける必要がある。
コンパニオンフランジの取り外しはまずインパクトレンチでナットを取り外し(ナットの縁を叩いて溝に押し込む回り止めをしてあるが、マイナスドライバーと金槌で叩いて戻した)、次にプーラーで引き出す。ここは普通のプーラーでOK。私はベアリングプーラーでやったが。
ベアリングは、SVXの場合圧入されているわけではないのでプーラーは不要。シャフト側を軽く叩くと簡単に外れてくる。
新旧を比較すると
こんな具合で、ゴムブッシュがかなり変形している。これがプロペラシャフトの動きを抑えられずに共振回転数で暴れてくくくっと音がしていたのだと思う。
変なひび割れはシャーシブラックのせいであるようだ。
↑実に雑な現場模様…
↑交換完了
全て戻して試運転。
すばらしい! 静かなSVXが戻ってきた!!
とにやけていたのだけれど、排気筒が暖まるとビリついた共振音がするようになった。残念。
やはり本格的に対策しないと駄目なようだ。場所は分かっている(多分)。
1,200回転あたりでのくくくっという音はしなくなったようだ。
フランジをプロペラシャフトに留めるナットの二面幅は27mm。このサイズのインパクトのコマを持っていなかったのでホームセンターに行って買ってきた。KTCだと1つ1,800円ぐらいで、SK11だとソケットコマのセットで2,800円ぐらい。SK11にしておいた。
疲れたけれど、意味のある作業だった。
ただ、リジッドラックじゃなくてリフトで作業したい。砂利道の作業もたまらん。ボルトやナットが砂利の間に転がっていくと見事な保護色になって見失ってしまうし。
Posted at 2021/05/04 16:53:42 | |
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SVX | 日記