これは20年ぐらい前に、秋葉原の千石電商で購入した安定化電源だ。
これは中国製で、0~30V,0-5Aの安定化をし、短絡保護はもちろん、出力電流の上限を調整することもできる。無負荷で電圧を設定して負荷をかけることもできる。安定化電源としてまあ普通だろう。
実験用安定化電源は非常に高価なものであるのに、非常にしっかりしたものが安価に売られていて驚いたのだった。その当時から、中国製の可能性を感じていた。
実際使用に問題はなかった。が、最近暫くは使わずにいた。
ウォールキャビネットに入れるために取りだし動作確認したところ、電圧のメーターが22V程度のところでぴたっと止まって上がらなかった。
回路の異常かと思い、電圧をテスターで測ってみると30V出ている。
メーター自体の異常であるようだ。メーターは規格品なので交換も可能だろう。
試しに軽く叩いてみると30Vになってまた止まってしまった。
針が引っかかっているらしい。
そこで分解してみることにした。
ケースは金属製でしっかりした構造ではあるのだが、なぜかねじ類がゆるい。
しかもケースを留めるタッピングねじの穴部分が馬鹿になっている。
オマケに、記憶にないがケースの隅が曲がっていた。これはプラスチックハンマーで叩いて戻しておいた。
正面パネルを外してメーターをパネル裏の板から外し、さらにメーターの正面カバーを外して針の動きを確かめた。指で動かすと、スムーズに動く。目盛盤との接触があったのかも知れないが、取り外す過程で解消したのかもしれない。
逆順でメーターをパネルに取り付け通電しても特に問題なく動くことが分かり、組み立て直した。
現状は動いているようだ。
こんなことのために時間を使ってしまい、出かける予定が時間をロスしてしまった。
今日は諦めて家で仕事するか…。
Posted at 2021/05/09 13:11:20 | |
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